今月の対談「いい人いい話いい氣づき」

2015年11月 「山田 義帰」さん

山田 義帰(やまだ よしき)さん

1954年生まれ兵庫県出身。奈良県立医科大学卒業。1991年真氣光研修講座を受講。1994年に大和郡山市で 慈恵クリニックを開設、2003年にJR関西線・大和小泉駅前に移転し、ホリスティックな医療に取り組む。ホリスティックスピリチュアル医学研究会代表理事、日本ホリスティック医学協会理事。著書「ガンと共に生きる!~ホリスティック医療のすべて~」(文芸社)ほか多数。
http://www.jikei-clinic.com/index.html

『スピリチュアルをベースに医師とヒーラーが手を組む医療を』

医療現場で氣功を使いたくて、ハイゲンキを買って下田にも参加

中川:
山田先生のことは、西本真司先生(西本クリニック院長)から、よくお聞きしているのですが、お会いするのは初めてですね。もっと早くにごあいさつにくればよかったのですが、本当に失礼しました。
山田:
こちらこそ、お会いしたいと思いながら、なかなか実現しませんでした。先代にはとてもお世話になりました。私が知ったときは、中川氣功と言っていましたが、今は、真氣光と言っているんですね。ずいぶんと前の話になりますね。新しい会長は、どういう活動をされているのか、ずっと気にはなっていたのですが。
中川:
会社で調べたら、山田先生がハイゲンキを買われたのは1990年で、翌91年には下田で行われていた真氣光研修講座(当時の医療氣功師養成講座)に参加されていますね。
山田:
そうですね。ハイゲンキも東京へ学会に行った帰りに寄って、その場で購入しました。合宿は2月4日に研修所に入っていると思います。確か、うちの末っ子が生まれた日でしたから。家内に怒られるのを覚悟して合宿に参加しました。(笑)
中川:
お子さんが生まれた日ですか。
山田:
当時、私は大学病院に勤務していまして、1週間の休みというのはなかなかとれなかったんですね。しかし、その年だったか、冬休みにスキーに行きたい医局員の希望を聞いてくれて、2週間の夏休みを2回にわけてとれるようになったのです。私は夏休みを1週間だけにして、2月の合宿に合わせて1週間の休みをとる計画をしていたので、思い切って参加してみました。
中川:
そうでしたか。先生は外科医ですよね。それで、どうして氣功に興味をもたれたのですか?
山田:
西洋医学でのがんの治療というのは、手術で切除したり、放射線で焼いたり、抗がん剤でがん細胞を殺すというものです。しかし、そういう治療は、患者さんにけっこうダメージを与えるんですね。治療現場では、治療が進むに従って、どんどんと弱っていく患者さんを毎日のように見るわけですよ。何とかならないかと、ずっと思っていました。自然治癒力を高めてがんを治す方法はないのかと、そんなことばかり考えていましたね。
中川:
当時の下田の講座ではびっくりされたことがたくさんあったのではないですか?
山田:
いろいろな現象が起こっていましたからね。私も体が大きく揺れたりして驚きましたが、霊障って言うんですか、氣を受けると、体が動くばかりじゃなくて、唸り声や大声を上げたり、あちこち走り回ったりする人がいっぱいいてね。びっくりしました。でも、あれを見せてもらったのが、今の活動にもつながっているんじゃないかと思ってますね。
それに、一週間で氣が出せるとうたっているのに、氣の出し方をまったく教えてくれない(笑)。ホンマに氣が出るようになるのかと、心配になったのを覚えていますよ。
でも、5日目の夜だったかなあ。やっと氣を出すトレーニングがあって、そのとき、私が氣を送ると、相手の人がグラグラと揺れたので、自分にも氣が出せたと、とてもうれしかったですね。
中川:
そうでしたよね。真氣光の場合は、テクニックではないんですね。先代も、氣は心だとよく言っていました。心の持ち方が変わればいい氣が出るんだということで、見えない世界のことについて、いろいろな角度から話を聞いて、意識を変えていくことで、氣が出るようになるという講座でしたね。
先生は、氣が出るようになって、すぐに医療現場で試されたんですよね。
山田:
自分でも氣が出せるとなると、うれしくて感動しましてね。家へ帰ったら、まずは家内や子どもで試しました。でも、本当にやりたいのは医療現場での治療ですから、そういうチャンスをうかがっていました。最初は、アルバイト先の病院に運ばれてきた手と足を痛めた主婦でした。息子さんに突き飛ばされたらしいのですが、レントゲンを撮っても骨には異常がありませんでした。でも、痛くてたまらない。普通は、痛み止めの注射と湿布で終わりですが、ふと氣功をやってみようと思って、患者さんの足に手をかざしました。患者さんには氣功のことは何も言いませんでした。5分くらいしたでしょうか。「痛みがとれてきた」って言うですね。それでうれしくなって、手にも氣功をやったら、こちらも痛みが軽くなりました。やったーと思いましたよ(笑)

<後略>

(2015年9月17日 奈良 県大和郡山市の慈恵クリニックにて 構成 小原田泰久)

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