今月の対談「いい人いい話いい氣づき」

2010年3月 「龍村 修」さん

 

龍村 修(たつむら おさむ)さん

1948 年兵庫県生まれ。早稲田大学文学部卒業。求道ヨガの沖正弘導師に入門、内弟子として国内外で活躍。1985 年導師没後、沖ヨガ道場長に就任。1994 年独立して龍村ヨガ研究所を創設。NPO 法人国際総合ヨガ協会理事長。著書に、「生き方としてのヨガ」(人文書院)「深い呼吸で体を癒す」(PHP研究所)「深い呼吸で心が変わる」(草思社)等がある。

『【真氣光研修講座20周年特別企画】 今は全国各地で開催! エネルギーの変化に応じて、講座の形も変わってきた 』

不思議なご縁から、下田で研修講座が始まることに

中川:
今回はちょっと趣を変えた形で対談を進めていきたいと思います。2010年3月で真氣光研修講座が20年を迎えます。そこで、今回のゲストには研修講座でおなじみの龍村修先生をお迎えしました。そして、下田や生駒のころには講師もやってくださっていた小原田さんに司会をお願いします。小原田さんは、何回目くらいから研修講座を見ておられますか? 体験を話していただいた後、進行もお願いできますか。
小原田:
3回目くらいから下田へ行っています。ずっと先代の随行取材をしていましたので、1時間半ほど先代の活動についてのお話を受講生の前でして、1泊か2泊して帰りました。それでも、見るもの、聞くもの、驚きばかりでした。特に、霊的な現象が当たり前のように起こっていたのは、慣れるまではいつも鳥肌ものでした。そのころは氣功師養成ということをうたっていました。私は、先代について歩いているうちに氣を出せるようになっていましたので、受講する必要はないと思っていたのですが、19回目に初めて受講してみたら、とにかく、毎日が新鮮で、自分が内側から変わっていくのがわかりましたね。画期的な講座でしたが、それがどうして下田で行われたか、不思議な縁がありました。龍村先生は、そのいきさつを詳しくご存じですので、お話いただけますか。
龍村:
20年もたちましたか。早いですね。先代は、セルソさんというブラジル人の医師に連れられて道場へやって来られました。セルソさんは、長年沖ヨガを学び、リオで自然医療のクリニックを開業していました。セルソさんは、先代がブラジルで行なったセミナーに参加して、ずいぶんと感銘を受けたみたいで、沖ヨガ道場を紹介したようです。先代は、氣功師を養成する講座をやりたいのだということをおっしゃっていました。アメリカツアーに一緒に行ったお弟子さんたちはみなさん手から氣が出るようになったそうです。しかし、しばらくするとできなくなってしまうので、合宿制の講座を計画しているのだけれども、研修所を貸してくれないかとおっしゃいました。ゆっくりとお話をうかがい、先代の人柄も医療氣功師を養成するという趣旨も、私にはすごく理解できることだったので、協力させていただきますということになりました。
中川:
それが89年の暮れですかね。そして、始まったのが翌年の3月。確か、沖ヨガさんのプログラムを使わせてもらったということでしたね。
龍村:
私たちも、いくつものプログラムがあって、そのうちの1週間のプログラムをもとに、1日に4回の真氣光を受ける時間と先代やゲストの先生方の講義などを入れたりしながら、研修講座のプログラムを作り上げていきました。
小原田:
読経があって、ジョギングがあって、それから朝ご飯、そのあとは講義や氣を受けたりヨガで体を動かしたりする時間があって、非常にバラエティに富んでいましたね。合宿後半には爪木崎という下田の名勝でご来光を拝んだりして、あっと言う間に一週間が過ぎてしまいました。
中川:
私は16回の講座に参加しましたが、さまざまな問題の原因は、外にあるのではなくて自分の中にあるのだと気づけたのは、自分の人生にとって大きな出来事でした。とても充実した1週間でしたね。朝、ジョギングから帰ってくると、みそ汁だけの朝ご飯、昼は玄米菜食、夜は麺類、量はいつも食べる半分以下でした。それでも、そんなに空腹感は感じなかったですね。先代は、「氣を取り入れているからお腹がすかないんだ」って言っていましたけどね。氣を生活の中に取り入れると、意識がどんどんと変わっていくのには驚きました。

<後略>

(2010年1月21日 つくばみらい市スターツ総合研修センターにて 構成 小原田泰久)

ゲスト・司会/小原田 泰久 (おはらだ・やすひさ) さん

1956年三重県生まれ。名古屋工業大学卒。1988年中国で先代と会って、氣の世界の取材を始める。先代のイルカとの意識交流にも同行。それをきっかけに、野生のイルカと交流するイルカの学校を始める。著書に「イルカが人を癒す」(KKベストセラーズ)「イルカみたいに生きてみよう」(大和書房)「犬と話ができる!」「植物と話ができる!」(広済堂出版)など。

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