(17)真氣光は使うもの

毎回真氣光研修講座では、受講生の方々がそれぞれの氣づきを得て、家庭に戻ります。各々が、自分にちょうど良い氣づきを得るとは、すばらしいことです。当たり前に思えるかもしれませんが、一人一人の氣づきが違うということが、実はとっても重要なのです。講座で得られるのは、プラスのことには違いなくても、みんな違う氣づきであり、その人のその時にちょうど良い氣づきです。だから、しばらくすると、もっと違う思いがわいてくるかもしれませんし、一つの正解など無いのでしょう。ある人は肩の力を抜いて生きる必要があるかもしれませんし、ある人はもっとしっかり頑張って生きる方が良いかもしれないし、みんな違っていいのでしょう。以前、ある人が私に相談してくれたことがあります。「プラスの考え方が良いということは分かっているし、そうしようと頑張っています。だけど、一生懸命やってもまだ出来ない自分が居て、ついついマイナスの言葉が出てしまうのです。そうすると、周りの人に、『あなたはだから駄目なのだ』と言われて、結局何も言えなくなり、どんどん苦しくなるのです」と。私は「真氣光を受けていくうちに、マイナス自体が徐々に無くなるから、そんなに心配しなくてもいいですよ」と答えました。ここで少し真氣光の歴史について、お話ししておきましょう。真氣光は高次元からのエネルギーですが、先代が夢で教えられた当初は、エネルギー的に弱いものだったのです。しかし、だんだんとその強さが増し、95年に先代が病で倒れたあたりから、大きな成長期となりました。ですから、最初の頃は(治療哲学というものがありましたが)、プラスに向かう強い心をたくさん足してやらなければならなかったのだと思うのです。ですが、真氣光のエネルギーが増した今では、真氣光を受けているうちに、おのずと氣づきが促されるものになったようです。「明るく生きなさい」とか、「プラスに考えなさい」とか、「こういうふうに生きなさい」というアドバイスを耳にしますが、なかなか思うようにならないものです。真氣光は道具です。真氣光を受けることによって、自分にあった答えに氣づき、ちょうど良い方向に導いてくれる、便利な道具なのです。

(16)意識の力―その2

前回、真氣光のエネルギーは、氣グッズやハイゲンキから、使う人の意識に同調して入ってくるというお話をしました。例えば、「信じて使うのと疑いながら使うのとでは、前者の方が効果的ですよ」という事です。一口に意識と言ってもいろいろあります。今回はもう少し、その意識の持ち方を説明しましょう。あまりよく氣のことを理解していない人が、何も考えずにハイゲンキを当てても氣は入ってきますが、本当はもっと効率的に集中して氣を受ける方法があります。それは、「氣がどんどん入ってくる」という意識になること  つまり、そうイメージする(思い浮かべる)ことによって、ますます氣が入りやすくなり、短時間でも集中して氣が受けられるのです。痛みがあったり身体がたいへんな人も、辛い部分はちょっと横に置いておいて、氣が入ってくることに集中してもらうとよいでしょう。ここで氣と言っているのは、真氣光という氣であり、それは言い換えれば光です。ですから、どんどん自分の中に光が入ってくると思ってもよいのです。その時ハイゲンキや氣グッズなどが身近にあれば、「それら全てから氣(光)が出て、自分の中に取り入れられる」と思えば、さらに良いでしょう。つまり、自分がそう思い、意識をそちらに向けることにより、まさしくそうなっていくのです。ずっと思い続けていなくても、ある時点から意識のスイッチが入ると、どんどん氣が入り始めます。また最初は、なかなかそういう気持ちになれなくても、だんだん氣を受けて、自分自身の中に真氣光のエネルギーが充電されていくうちに、その感じがつかめたりするものです。それは、真氣光と、それを受ける人の調子が自然と合って来て、同調できるようになるからです。そして、自分が光に包まれている感じになれれば、かなり充電が進んできた証拠です。プラスの氣(光)が、その人自身の魂に充電され、気持ちが良く、心地良い感じにしてくれるのです。しかし、いつもそのような気持ちの良い状態になれるとは限りません。時には、マイナスの氣(影)の影響で、暗い感じに襲われることもあります。そのような時は、特にたくさん真氣光を受けて、プラスの氣を充電していただくと良いでしょう。

(15)意識の力-その1

真氣光というエネルギーは、氣グッズやハイゲンキを使う事によって、次第にその人の魂に充電されます。たとえば、ペンダントを身につけたり、音氣をBGMとして流す事などは、生活の場で無意識のうちに氣を受けられる簡単な方法です。日頃から氣グッズを身の周りに置いて、魂にどんどんエネルギーを充電すると、いろいろな氣づきが起きるのです。では、さらに効率よく、より強く真氣光のエネルギーを利用するには、どうすれば良いのでしょうか? それは意識の力を利用することです。たとえば、テレホンカードをプレゼントされた人が、氣が出ていることを知って使うのと、知らないで使うのとでは差が出ます。ハイゲンキも「なんだか怪しい」という疑いの気持ちで使うのと、「何か出ているのかもしれない」という肯定的な気持ちで使うのとでは、後者の方が効果的です。 これは、氣を受ける人の意識状態によって、中継量に差が生じるために起きることです。つまり、使う人の意識に同調してエネルギーが中継されるのです。しかし、無理に信じる必要は有りません。氣が出ている効果を体験すれば、自然に理解できるようになります。私は、その効果を見つけるために〈いいとこ探し〉をお勧めしています。その場合、真氣光によって効果がどこに出るかは分かりません。自分ばかりではなく、氣で繋がっている家族や親戚に出ることもあるのです。ですから、幅広くいいとこ探しをすることがポイントです。  さらには、たくさんの人が同時に意識を合わせて真氣光を受けることによっても、中継されるエネルギーが大きくなります。先代が朝の7時と夜の10時から、15分間を真氣光の時間にしたことにも、深い意味があったのです。一人でハイゲンキをするよりはグループで、家よりはセンターで真氣光を受ける方が、より効果的です。私が各地で行っている真氣光セッションをグループでやっているのも、こういった理由からです。真氣光研修講座では、このような氣の性質を使って、より効果的に氣を充電していただいているのです。  

(14)洗心と真氣光

関英男先生の高次元科学という本で紹介されていますが、洗心の為の指標というのがあります。これは「心の持ち方によって、どういう氣が発せられるか?」ということを分類しています。発せられた氣に対して、周りからも氣が同調して集まって来ますので、ちょっとした心の持ち方で、どんどんプラスやマイナスの氣が多くなるのです。つまり、いつも持つべき正しい心(強く・明るく・正しく・我を折り・宜しからぬ欲を捨て・皆仲良く相和して・感謝の生活をなせ)が持てるとプラスの氣が集まって来て、心の中からなくすべき感情(憎しみ・妬み・嫉み・羨み・呪い・怒り・不平・不満・疑い心配心・咎めの心・いらいら・せかせか)を持っていると、マイナスの氣が集まってくるのです。例えば小さな心配事がきっかけで、次から次へと心配事が増えてきて、夜寝れなくなったりする人もいます。知らない間にいろいろなマイナスの氣がたまってくると、いつしか病気になったり、生活も円滑に運ばなくなるのです。しかし、最初から完璧にマイナスの心を起こさないようにするのは難しいことです。解っていてもなかなか出来ないのが普通です。かえって「また失敗してしまった」と、出来ないことでストレスが溜まってしまいます。では、どうすればよいのでしょうか?私は「毎日、真氣光を受けて下さい。特にマイナスの心が起きた時には、しっかり受けて下さい。」と提案しています。真氣光のプラスの氣のエネルギーが、マイナスの氣が集まってくるのを防ぐのです。心の中のマイナスの感情が自然に薄れてきて、氣にならなくなっていきます。そして繰り返し真氣光を受けていくうちに、マイナスの心が自然に無くなっていくのです。洗心の為の指標は、ちょっと頭に入れておくと良いでしょう。何か一見マイナスの現象が起きた時に重要なことは、まず自分がマイナスの心になっていることに氣がつくことです。  次に、ハイゲンキや氣グッズで真氣光のエネルギーを受けることです。これを毎日の生活の中で繰り返し行うことを、私は<真氣光の実践>と、とらえています。一つ忘れてはならないことは、魂はマイナスの氣が取れる事により輝きを増し、その際に好転反応が起きるのですから、大なり小なり身体が無くなる時まで出てくる可能性があるという事です。

(13)好転反応

どんどん真氣光のエネルギーを取り入れていくと、一見マイナスの反応が身体や心に現れることがあります。これはさらに良くなるために起きる現象で、好転反応と呼ばれています。一見マイナスの反応とは、例えば身体がだるくなったり、眠気が出たり、どこか痛みがある人はさらに痛みが増したりする反応です。反応が出るのは身体ばかりではなく、心に現れることもあります。何か気になっていることがどんどん出てきたり、イライラや不安感、不平不満など洗心でいうマイナスの心が出る場合もあります。真氣光を受けて出て来たこれらの反応は膿出しのようなもので、出てきたら更に真氣光のエネルギーを入れて出しきらないと、なかなかすっきりとしません。注意が必要なのは、良くないものだと蓋をしてしまうと長引いてしまうのです。この好転反応というのは、生命エネルギー体(魂)にプラスのエネルギー(氣)である真氣光が入ることにより、どこかに潜んでいたマイナスのエネルギー(氣)が浮き出して来るのですが、それが取れる直前に生じる反応なのです。しかし、人によってはマイナスの氣は取れていくのに、全くその反応が分からなかったり、1日ほどで治まる場合や、何日にもわたって続き、どんどん重くなっていく場合もあります。一口に好転反応と言ってもいろいろな場合があるのは、取れていくマイナスのエネルギーに強弱があるからです。簡単に取れるようなものは、弱いエネルギーのものです。しかし何十年も前から根を深く強くおろしているものもあり、そのような場合は好転反応が長引くのです。どんどん辛くなったり長期化すると、なかなか真氣光が続けられなくなります。しかし、グッズを組み合わせたりして強いエネルギーを継続的に入れることが必要で、どうしても長引く場合は生駒で集中的に氣を受ける事をお薦めします。ですから真氣光をやり始めた人ばかりではなく、何年も真氣光をやっている人にも出る可能性があり、根が深かった場合には長期化する事もあるのです。 しかし、それが取れたときは、芯からすっきりとするのです。

うまく出来ているとしか、いいようがない

 こうやって毎週上手でもない文章を書いているのですが、たくさんの方が楽しみにしてくれている事は、本当に有り難いことです。
「会長さん、毎週大変ですね」と暖かい言葉をかけてくれる方もいます。
このFAXニュースはウチの社長が「是非やりましょう」ということで始まったのですが、話が持ち上がった時は、自分でも毎週書けるかどうか疑問だったのです。
時間がたくさんあれば良いのですが、私の場合地方に行ってしまうと何日も帰らないということがあるので、一瞬「無理かな」と思えたのです。
しかし常日頃から「やってみなければ何も氣づけない」と言っている手前、舞い込んできた話を断るわけにもいかず「無理をせずにやってみましょう」ということになったのでした。
 実際やり始めると、けっこう楽しんでいる自分が発見できました。
もっと良いことは自分の考えが書くことで整理できることです(締め切りが無ければもっと楽しいのですが・・)。
以前勤めていた会社では定期的に研究報告書や論文などの執筆があったのですが、とても苦痛でした。
今は小さなパソコンを購入して、旅先でポチポチ打ったりしています。
私は小さい頃、暗くなるまで体を使って外で遊んでいた子供でしたが、小学4年生の時に転機があったのです。
当時、小学校高学年では必修クラブという時間が週に1時間あり、皆好きなものを選択するのです。
私は野球とか、バスケットボールを希望しましたが、まさか入ることはあるまいと軽い気持ちで第3希望に読書クラブと書いたのです。
そうしたところ、どこも定員一杯で見事<読書>をすることになってしまったのです。
このクラブは、好きな本を読んで良いのですが、読んだ本は必ず原稿用紙に感想文を書かなければならないのです。
さらに、最初の日教室に行ってびっくりしたのですが、30 人程の全員が女子生徒で先生までが女性だったのです。
当時、赤面恐怖症で女性に弱かった私にとって、この1時間はとても苦痛なものになりました。
一言も話すことなく、ひたすら図書室の本に集中せざるを得なかったのです。
おかげさまで、文字を書くことにも慣れたのかもしれません。
当時は考えにも及びませんでしたが、やはりどんなことにも意味があるのですね。
(中川雅仁)

(12)いいとこ探しーその2

前回は<いいとこ探し>の話をしましたが、もう少し説明させていただきます。前述のように、氣は意識に同調しますから、同じようにハイゲンキや氣グッズを使っていても信じて使う人と、疑いながら使う人では全く効果が違ってきます。実はここがとても重要なのです。最初は誰でも氣の効果など知りません。真氣光をハイゲンキや氣グッズで受けて初めて、どういうものかがわかってくるというものです。ですから氣を受けたときに、何か小さくても良いから<いいとこ探し>ができるかどうかが、その後真氣光を受けるに当たって、たくさんのエネルギーを引き出せるか出せないかを決めるのです。例えばハイゲンキや氣グッズを見て、「そんなものから氣がでるのかなぁ」とか「そんなモノ価値があるのか」といったマイナスのイメージを抱いたとしたら、最初からエネルギーは半減するかもしれません。ですから氣の存在をしっかり理解し、氣を受けて起きた現象から一生懸命いいことを探すのです。何か少しでもいいとこが探せると、それは自信に繋がり、氣を信じられるようになり、さらに氣を効率良く受けることができるようになるのです。自分自身で多くの<いいとこ>が見つけられるようになっても、一見マイナスの出来事は必ずやって来ます。よく「真氣光を実践すれば、良いことしか起きないはず」と勘違いする人が居ますが、そうではありません。一見マイナスの現象を乗り越え易くしてくれるのが真氣光で、乗り越えることにより、何倍も心が豊かになり魂が成長するのです。この時、一見マイナスの出来事の後ろに潜んでいる<いいとこ>を探せると、それはまた大きな自信になり、さらに真氣光の素晴らしさに氣が付けるのです。しかしマイナスの現象の真っ直中にいると、なかなか<いいとこ探し>が出来なくなります。それにはハイゲンキの時間を長くしたり、グッズを使ったりして、多くの真氣光をできるだけ継続的に受け、さらには小さな<いいとこ>を見逃さないようにすることが重要なのです。

(11)いいとこ探し

 <いいとこ探し>は、効果的に自分の魂から光を引き出すための道具です。真氣光を受けていると、一見マイナスの事が氣にならなくなってきます。そういう時に「何か良いところを探そう」と自分の心を前向きにすることで、良い氣(見えない光)が発せられ、それが周りのプラスの氣と同調し呼び込むようにどんどん入って来て、より一層その人は真氣光のプラスの氣に包まれるようになります。真氣光研修講座では、毎朝やるこの<いいとこ探し>に氣を受ける時間の次に多くの時間を使っています。最初はなかなか<いいとこ>は探せないモノですが、努力して探しているうちにコツがつかめます。講座でも最初は皆さん、自分に起こった目の前のいいことから探されます。そのうちに、だんだん他の人に起こったいいことに目が向くようになってきます。人が良いと感じなくても、自分が<いいこと>と感じられれば良いというのがポイントで、それを発表することで他の人にも良い氣が行き、その影響が現れるのです。そして究極の<いいとこ探し>は、一見悪いことからも良いことを探すことなのです。すべてのことは意味があって起こってくることです。しかし、悪いことであればそれが頭を占領して、つい不平や不満、あるいは怒りといったマイナスの気持ちだけになってしまいます。実はそこにはそれが起こった由縁というものが隠れていて、その人にマイナスの感情を起こさせ、同調するマイナスの氣が潜んでいる事にも氣づかせてくれるのです。自分の中にマイナスの氣が少しも無ければ、腹が立ったりイライラしたりすることも無いはずです。<いいとこ探し>は、良い氣(光)を呼び込む道具になるのです。真氣光とともに、どんなマイナスにも負けない強い心をつくる手助けになりますので、ぜひ<いいとこ探し>を実践してください。

(10)マイナスの事が気にならなくなる

真氣光というエネルギーを受けると、どうなるのでしょう? 身体の調子が悪い人は良くなったり、身体だけではなく気持ちがリラックスしたり前向きになったりと、いろいろな反応が現れ、やがては氣づきが得られます。そこのところをもっと詳しく分析すると、まずマイナスの気持ちがだんだん薄れてくるようです。つまり簡単に言えば、気にならなくなってくるのです。例えば、身体が痛い人が居たとしましょう。いつも気持ちは痛い部分に捕らわれがちになります。気になってしょうがない状態が、ハイゲンキや氣グッズで真氣光を受けているうちに、だんだん気にならなくなってくるのです。意識がだんだん違う方に向いてくる、つまり捕らわれていた心が解放されてくるのです。腰が痛くてハイゲンキをしていたおじいちゃんが、すっかり性格が変わってしまったという報告を聞いたことがあります。以前は何でも蹴飛ばして歩くほど、腹が立ちやすかった人が、すっかり穏やかな人になってしまったということです。この場合はいらいらする・腹が立つという、マイナスの気持ちが薄れてきたのでしょう。一般に眠れない人というのは、いろいろ心配事があったり、考えることが多かったりと、気になることが多い人ですが、一方ハイゲンキをしたり、音氣を聞いていると眠くなるという人がよく居ます。これはまさしく気になることがなくなってきた証拠です。つまり真氣光の氣が入ると、マイナスの気持ちが薄れてきて、気にならなくなるのです。心の状態がマイナスから、気にならなくなるというゼロの状態に近づき、更に真氣光の氣が入るとプラスの方に傾きます。その時、いろいろな氣づきが湧いてくるのです。真氣光を受けて、マイナスに傾いていた心が少しでも気にならなくなったなら、氣が入っている証拠です。自分の心の中を注意深く見つめてみてください。自分に対してばかりでなく、周りに対してもなんらかの変化があるかもしれません。

蕎麦屋の役割

 私が会長になって間もない頃だったから、もう3年ほど前になるだろうか。
北海道の道東を旅行したことがある。
小さな町だったが、蕎麦屋があったので入ってみた。
私は父に似てか、蕎麦が大好物である。
店に入って、メニューをみると、見事に蕎麦しかない。
蕎麦屋に入ったのだから当たり前といえば当たり前だが、我が家の近所の蕎麦屋は、ご飯ものがあったり、うどんもあったり、ある程度メニューのバリエーションがある。
 一方、この蕎麦屋は、ざる、もり、天ぷら、蕎麦掻き等々、確かに蕎麦の食べ方の種類は多いが、「こんな小さな町でよく蕎麦だけでやっているなあ」と、感心してしまうほどだ。
食べてみて、蕎麦の旨さに「なるほど」と思った。
ご主人によると、その店は老舗らしく昔から変わることなく、素材から蕎麦の旨さを引き出すよう今もなお追求しているらしい。
食べながら、こういう店があるから飽食の時代にも蕎麦が無くならないのだと、嬉しくなった。
 私は別にラーメンやうどん等、たくさんの麺類をやっている店が悪いと言っているのではない。
例えば、蕎麦を知らない人は蕎麦屋が何か分からないから、入りにくいかもしれない。
その点、ファミリーレストランなら、メニューなどで目について蕎麦を知らなくても食べる機会ができるかもしれない。
それぞれに皆、役割があるのだと感じたのだ。
 ふと私は、うちの会社もこの蕎麦屋のような役割かもしれないと思った。
似たような健康法や波動グッズがたくさんある中で、この会社が無くなれば、真氣光という蕎麦の旨さを広める店は地球上のどこにも存在しなくなる。
うちの場合、たった一軒しかない会社だから、その役割も大きい。
徹底的に蕎麦の旨さに絞り、つまり真氣光の良さをしっかり把握し、十分に引き出せるよう一生懸命努力をしなければならないのだ。
その時蕎麦を食べながら、会長である私から始まるのだから、まず真氣光という氣をしっかり受けなければと感じた。
(中川雅仁)