波に逆らわず、待つ勇気ーー宮崎での研修より

 きょうから、宮崎での真氣光研修講座が始まりました。
会場は、青島と鬼の洗濯岩を望むホテルです。
青島は、山幸彦と豊玉姫命の神話が伝わる地であり、島には弥生時代の祭祀の跡も残る、有史以前からの聖地とされています。
周囲を取り巻く鬼の洗濯岩は、数百万年という長い年月をかけて地層が隆起し、波に削られてできた自然の造形です。
真氣光40周年のこの年に、また新しい地で研修講座を開催できることを、嬉しく思っています。
太古から祈りが積み重ねられてきた土地で、氣を受けられることに、深いご縁を感じています。

 この会場が決まったころ、私はあるラジオ番組で、偶然この青島を舞台にした回を耳にしました。
長年聴いている、木村多江さんの朗読による番組です。
物語の中で、旅行の仕事に行き詰まりを感じていた主人公が、宮崎を訪れ、青島神社の宮司さんから、波にまつわる話を聞く場面がありました。
波には小さな波、中くらいの波、大きな波と、決まったリズムがあり、大きな波が過ぎればまた動けるようになる、だから波には逆らわず、タイミングを待てばよい、という教えでした。
それを聞いて、主人公は肩の力が抜けていきます。
研修会場を決めた直後にこの話を耳にしたことに、私は不思議なめぐり合わせを感じました。

 この話は、氣の観点から見ても、深く通じるものがあります。
真氣光は宇宙からのエネルギーであり、氣中継装置はそれを取り出し、受けられるようにするものです。
24時間365日、継続的に氣を受け続けることで、マイナスの氣にも光のような真氣光のエネルギーが少しずつチャージされていきます。
どんなに重いマイナスの氣であっても、必ず光に変わっていくーーただ、それには時間がかかることもあります。
ここで大切なのは、マイナスの心でさらにマイナスの氣を集めてしまうのではなく、いいとこ探しをしながら、あとは委ねる気持ちを持つことです。
無理に逆らって力ずくで乗り越えようとするより、真氣光でしっかりと氣を受けながら、然るべきタイミングを待つ勇気を持つことが、実は近道になることがあるのです。
人は誰しも、自分の力だけで物事をコントロールしようとしがちですが、自然の一部である私たちは、時に流れに身を委ねることも必要です。
抗うことをやめ、氣を受けながら静かに待つーーそれもまた、洗心のひとつの形だと感じています。

 太古から祈りが捧げられてきたこの地で、きょうからの研修講座を通して、参加者それぞれが、自分の中の波のリズムに気づき、力を抜くきっかけを持ち帰っていただければと思います。

 

幸せは、人のせいにしない心から始まる

なかなか幸せを感じられない――そんな人も少なくありません。
その大きなポイントの一つが、「人のせいにしてしまう」という心の癖です。
仕事がうまくいかないのは上司のせい、家庭がぎくしゃくするのは相手の性格のせい――そんなふうに、私たちはつい原因を自分の外側に求めてしまいがちです。
しかし、幸せかどうかを決めるのは、原因が誰にあるかではなく、私たち自身がどう受け止め、どう行動するかです。
原因を人のせいにしている限り、自分では何も変えられず、相手や環境が変わるのをただ待つしかなく、幸せは自分の手の届かないところに置かれたままになってしまいます。
よく振り返れば、過去の出来事の多くは自分自身の決心の積み重ねであったはずです。
結婚も仕事も、決めたのは自分自身のはずなのに、うまくいかなければ「あの人のせい」「会社のせい」「親のせいで自分はこうなった」と、自分の決心だったことを忘れてしまう――誰にでも起こりがちなことです。
自分が変われば状況も変わるのに、その機会を人のせいにして手放しているのです。
氣の観点から見ると、これにはもう一つ深い理由があります。
人のせいだ、マイナスな出来事のせいだと感じているそのことこそが、実は自分の背後にあるマイナスの氣の影響であることが少なくないのです。
マイナスの氣の影響を強く受けていると、「〇〇のせいだ」と誰かや何かのせいにしたい気持ちが強くなる一方で、自分自身の決心だったはずのことにまで、「あのとき、ああしていれば」という後悔が増えていきます。
マイナスの氣は「悪いのは自分ではない」と思わせながら、後悔を積み重ねさせ、エネルギーを奪い疲弊させるのです。
そうして人のせいにし続けているうちは、自分の内側にあるマイナスの氣そのものには意識が向かず、氣づかれないマイナスの氣は浄化されることなく、いつまでも居座り続けます。
人のせいにする心の癖の裏側で、マイナスの氣がますます力を増している――これが、人のせいにする人ほど幸せから遠ざかってしまう本当の理由です。
この悪循環を断つには、まず「これは〇〇のせいだ」と感じたときに、「もしかしたら自分の側にもマイナスの氣があるのかもしれない」と、一度立ち止まって振り返ってみること。
その時こそ実は自分自身を見つめ直す絶好のチャンスです。
そして真氣光を受けて氣を高め、マイナスの氣に負けないように、まず自分がどうすれば良いのかに意識を向け、いいとこ探しを習慣にしていく。
この積み重ねが、自分と自分の周りの光を強くして、幸せを引き寄せる土台をつくるのです。

 

「気功」「レイキ」「真氣光」何が違うの?

 「気功やレイキと、真氣光は何が違うのですか?」――これは、よく聞かれるご質問です。
気功は自らの修練によって氣を練り高めていくもの、レイキは施術者が手を通してエネルギーを送るもの、というイメージをお持ちの方が多いかもしれません。
それに対して真氣光の一番の違いは、「物から氣が出る」「氣が出るものを使う」という点にあります。
実はこれこそ、一般の方にとってはもっとも怪しく感じられるところかもしれません。
私自身、父である先代がハイゲンキを夢の中で発明したという話を最初に聞いたときは、正直「怪しい」と思ったものでした。

 この空間には、いろいろなエネルギーが満ちています。
ラジオやテレビが、数ある電波の中からある放送局の電波だけをチューニングして受信するように、氣入れをした氣中継装置や氣グッズは、その中から真氣光の波動だけを選び出し、受け取れるようにしたものです。
人が手を当てて氣を送る方法では、その場限り、その人がいる間だけの氣になりがちですが、道具があるからこそ、私たちは日常生活の中で継続的に、無尽蔵にそのエネルギーを受けることができるのです。
また、真氣光研修講座を受講するなどして集中的に氣を受けると、その氣が自分の中に記憶され、やがて周りの人にも氣を送れるようになっていきます。

 私たちの氣は、ご先祖や家族、友人など、周りの人々と繋がっています。
ですから、自分が真氣光のエネルギーを受けると、それは自分だけにとどまらず、周りの人たちにもその変化が及んでいきます。
気功やレイキが、主に施術を受けるその人自身への働きかけであるのに対し、真氣光は本人だけでなく、周囲へも光が広がっていく点が特徴だと感じています。
真氣光というエネルギーは、体の中にある生命エネルギー(氣、あるいは魂と呼ぶ人もいます)に浸透しやすい性質を持っています。
浸透したエネルギーは魂を成長させ、魂の光を増やします。
その結果として、体や気持ちにさまざまな変化が現れてくるのです。
これは生きている人だけでなく、すでに体を失った方や動物、植物にも及ぶのだと私は思っています。

 先代はかつて、「真氣光は病気治しが目的ではありません。
霊性を高め、環境を浄化し……」と語っていました。
氣を受ける人を中心に光が周りへと広がり、生命エネルギーを持つあらゆるものへ届いていく――それが、真氣光なのです。
最初は怪しいと感じても構いません。
まずは実際に氣を受けてみて、ご自身の体と心で、その変化を確かめていただければと思います。
無料体験会を定期的に開催していますので、興味のある方は、ぜひご参加ください。

 

立ち止まることで見えてくるもの

 先週末、東京・池袋のキープレイスにて、真氣光研修講座を開催しました。
真氣光40周年を迎えたこの年に、先月の札幌に続き、初めてキープレイスで研修講座ができたことを、たいへん嬉しく思っています。
池袋のキープレイスは開所して2年ほどですが、この地には先代の時代からの縁が今につながっています。
ちょうどご先祖に思いを向けるお盆の時期に、こうして氣を受ける場を持てたことにも、深い意味を感じています。
日常の忙しい空間や人間関係から少し距離を置き、じっくりと氣を受ける時間は、私たちにとってかけがえのない、自分自身と向き合うひとときとなります。

 私たちは、思いがけないトラブルや予期せぬ出来事に直面することがあります。
何をやってもうまくいかず、気持ちばかりが焦って空回りしてしまう時期もあるでしょう。
そんな時ほど、つい「どうして自分ばかり」「あの人のせいで」と、外側に原因を求めてしまいがちです。
トラブルの渦中ではマイナスの氣と同調しやすく、視野が狭くなってしまうからです。
しかし氣の視点から見ると、一見マイナスに思える出来事こそ、心を磨き、魂を高めるための大切なメッセージであることが少なくありません。

 私はかねてより、日々の生活の中で「立ち止まる」ということの大切さを感じています。
昔から日本では、一日の終わりに手を合わせたり、季節の節目に心を整えたりと、歩みを止めて自分を振り返る文化が大切にされてきました。
ところが現代社会は効率とスピードが求められ、私たちは休む間もなく走り続けてしまいがちです。
今回の研修講座も、私にとっては連続して行っていることではありますが、いつもとは違う場所、違う視点で向きあえたことで、私自身、ふと立ち止まる感覚を得ることができました。
止まることを忘れていると、疲れが溜まるだけでなく、同じ思考から抜け出せなくなり、新しい発想も得にくくなります。
マイナスの氣の影響を受けやすくなるのです。
研修講座は、まさに一度立ち止まるための絶好の機会です。
氣の良い環境で顕在意識のバタバタとした動きを静めると、心の曇りが払われ、深い気づきが自然と湧き上がってきます。
マイナスの氣が遠ざけられ、プラスの氣の応援により良い発想もわきやすくなるのです。

 来月は宮崎、そしてその先は京都へと、開催地をさらに広げてまいります。
皆さんもぜひ、日々の生活の中で、ふっと立ち止まる時間を作ってみてください。
ハイゲンキを当ててぼーっとするだけでも構いません。
一度立ち止まって心を整えることで、明日からの歩みは、より力強く光に満ちたものになることでしょう。

先祖を想い、自らの魂を磨こう

 八月は、ご先祖様に心を向ける季節です。
私たちが今ここに存在できているのは、はるか昔から途切れることなく命を紡いでくださった、数限りないご先祖様がいてくださったからに他なりません。

 先日、除籍謄本を取り寄せたという方が、じっくり目を通していくと、江戸末期から昭和へと、大きな変革と戦争の時代を、ご先祖様お一人おひとりが生き抜いてこられたことがわかったとのことでした。
当時のご苦労を想像し、これまで以上に深く感謝できるようになったのでしょう。

 一方で、中には「お酒で身を持ち崩した」「事業に失敗した」など、ご先祖様の良くない話を聞かされている方もいるかもしれません。
しかし、それも逆に捉えることが大事です。
そうした失敗や苦労があったからこそ、家族が力を合わせ、次の世代が奮起して、今につながっているとも言えます。
むしろ、そのようなご先祖様ほど悔いやこだわりを抱えて光を待っておられるのですから、私たちが感謝とともに光をお送りする意味は大きいのです。

 氣の観点から見ると、肉体が滅びても魂は消えることなく存在し続け、私たちと目に見えない縦のつながりで、今も深く結びついています。
ご先祖様からのご縁が、体調不良や人間関係の不和など、一見マイナスな「現象」として現れることもありますが、それは怖がるものではなく、自分を見つめ直して成長する絶好のチャンスです。

 ご先祖様には、ハイゲンキや氣グッズで充電したプラスの氣をお分けすることができます。
同時に、日々のいいとこ探しはもちろんですが、ご先祖様とのつながりを深く見つめてみるのです。
ご両親や祖父母から聞いた思い出話や苦労話を書き出してみる。
除籍謄本や家系図で名前や生きた時代を調べ、その方の人生を想像してみる。
ご先祖様は相当なストレスを抱えておられたかもしれません。
自分に置き換えてみるとどうだろうかーーそう想像すると、ぐっと身近になり、今の自分の悩みへの向き合い方にも氣づきが生まれます。
また、自分と同じような苦労を乗り越えてきた方や、得意なことや仕事が似ている方など、「自分の中に受け継がれているもの」に気づくこともあるでしょう。
お一人おひとりが具体的な存在として感じられるようになると、感謝の氣持ちはより深く、確かなものになっていきます。

 そして、感じたことを「洗心の決心」につなげてみましょう。
「イラッとしたら、一呼吸おいてから話します」といった小さな一歩でも、自ら良く変わろうと行動すること自体が最高のご供養となり、ご先祖様は「光の応援団」として私たちを後押ししてくださいます。共に、高みを目指してまいりましょう。

眠れない夜と氣の関係

 「布団に入っても眠れない」「夜中に目が覚めて、そのまま朝になってしまう」ーーこんな夜を過ごしている方が、40〜50代の女性に増えているそうです。
私のセッションでも、「最近よく眠れなくて」という声をよく耳にします。
睡眠不足が続くと日中のだるさや集中力の低下につながるだけでなく、気持ちまで落ち込みやすくなりますので、眠れない夜の悩みは早めに手を打ちたいところです。

 医学的には、この年代の不眠の背景に、女性ホルモンの減少による自律神経の乱れが大きく関係しているとのこと。
ホルモンバランスが崩れると、夜になっても体が緊張したままになり、寝つきが悪くなったり途中で目が覚めやすくなったりするそうです。
また、子育てや介護、仕事のストレスも夜の眠りに影響します。
一般的な対策としては、寝室の温度や湿度を整える、就寝前のスマホを控える、入浴や軽いストレッチで体をほぐすといった習慣が基本ということです。

 しかし、これらを整えてもなお眠れない場合、氣の観点からの原因を探ってみる必要があります。
マイナスの氣の影響を強く受けると、ネガティブな感情が頭から離れなくなります。
「考えすぎないようにしよう」と思っても頭が止まらないのは、そのためかもしれません。
さらに、真氣光の氣が浸透していくと、深いところに隠れるように存在していた、先祖の代からのマイナスの氣に届くことがあります。
そのようなものの中には、その人を含む家系の人が順調に進まないように画策しているものがあり、一番簡単な方法が「眠れないようにすること」なのです。
私のセッションの前日に限って眠りにくかったという方がいますが、まさにこれにあてはまります。

 氣の観点からの対策は、まず真氣光を受けるーーハイゲンキや氣グッズを使って氣の充電をすること、寝るときにも使えるヘッドや氣グッズを活用することです。
プラスの氣がどんどん体に入ってくると、マイナスの氣が消えていく過程で自然な眠気が訪れることがあり、「真氣光を受け始めてから、久しぶりにぐっすり眠れた」という声もよくいただきます。
また、就寝前に「今日一日、何かいいことがあったか」と思い返す「いいとこ探し」も、心をプラスに向ける習慣としてお勧めです。

 一方で、マイナスの氣の中には、いつまでも影響を与え続けたいと、逆に日中の眠気を起こさせるものもあります。
そんなときは「ヨシ」と気合いを入れる、体を動かす、水を飲む、深呼吸をするなど、ほんの少しの工夫で気持ちを切り替えてみてください。
夜はしっかり眠り、昼はすっきり活動するーー真氣光を受けながら、程良いバランスを心掛けていきましょう。

 

「なんとなく疲れが取れない」の正体

 無料体験会に来られた方が、こんな一言を話してくださいました。
「特に何があったわけではないのですが、なんとなく疲れが取れなくて…」。
実は、このような訴えは体験会でも、私のセッションを受けに来る会員の方にも、とても多いのです。
「十分に寝たはずなのに朝から体が重い」「休んでも休んでもすっきりしない」――そういう感覚、覚えがある方も多いのではないでしょうか。

 医学的な視点では、「疲れが取れない」状態の背景には、自律神経の乱れ、睡眠の質の低下、栄養不足、ホルモンバランスの変化などが挙げられます。
特に40〜50代では、女性ホルモンの変動が自律神経に影響し、だるさや倦怠感として現れやすくなります。
また、しっかり寝ているつもりでも、就寝前のスマホの使用や不規則な生活リズムが睡眠の質を下げていることも少なくありません。
まずは規則正しい生活リズム、良質な睡眠、バランスの取れた食事を心がけることが基本の対策です。

 しかし、生活習慣を整えても「なんとなくすっきりしない」という感覚が残る場合、氣の観点から、別の原因が考えられます。
それは、私たちが日常の中で知らないうちにさまざまなマイナスの氣の影響を受けているということです。
人間関係のストレス、場所の氣、ご先祖や周囲の人の影響など、目に見えないエネルギーが自分の氣を少しずつ下げてしまうのです。
咎めや怒り、心配といった感情が続いているときも、マイナスの氣を引き寄せやすくなります。
自分の氣が下がった状態は、ちょうど電池が減ったスマホのようなもの。
体を動かすことはできても、なんとなく重たく、本来の力が発揮できない状態です。
そしてそのようなときほど、さらにマイナスの氣を引き寄せやすくなるという悪循環も起きます。

 氣の観点からの対策は、まず真氣光を受けて自分の氣を充電し高めることです。
氣の充電が進むと、体の力が戻るだけでなく、気持ちも前向きになり、マイナスの氣を引き寄せにくくなります。
セッションを受けた方から「終わった後、体が軽くなった」「久しぶりにぐっすり眠れた」という声をよく聞きますが、これはまさに氣が補われ、マイナスの影響が薄れていくサインです。
また、日頃からいいとこ探しを心がけたり、心配や咎めの気持ちを手放していくことも、自分の氣を守るための大切な習慣です。

 「なんとなく疲れが取れない」と感じたとき、じつは氣の観点から見ると「今すぐ充電が必要です」という状態なのかもしれません。
生活習慣を整えながら、真氣光で氣の充電も取り入れてみてください。
まずはセンターや各地の体験会で、その変化を実感していただければ幸いです。

 

光は、北から ――札幌研修講座を終えて

 先週末は札幌での真氣光研修講座を開催しておりました。
参加者の皆さん、ありがとうございました。
私は札幌で生まれ、大学まで過ごしましたので、どこか故郷に帰れるような心地よさがありました。
初日の朝、早く目覚めたので母校の北大を散歩しました。
教養学部まで行くと、体育館に大きな垂れ幕が掛かっていました。
「光は、北から」「Ambition to enlighten the world(世界を照らし、啓発する大志)」――2026年創基150周年を迎えた北海道大学のタグラインです。
朝の静かなキャンパスにたたずみながら、この言葉が胸に深く響きました。
真氣光もまた、北から光を届けてきた歩みだと、改めて感じたのです。

 先代が1986年にハイゲンキを開発し、真氣光の歩みが始まってから、今年で40年になります。
私が1961年にこの札幌の地で生まれ、北大工学部で学んだことを思うと、今回の研修は単なる地方開催ではありませんでした。
真氣光のエネルギーが原点に戻り、さらに力強く再出発する――そんな象徴的な意味を持つ場になったと感じています。
北海道は明治以降、日本各地からご先祖が新天地を求めて集まり、厳しい自然や苦労と向き合いながら懸命に生き抜いてきた土地です。
そのマイナスを乗り越え、大きなプラスへと飛躍しようとする思いが、この大地に深く積み重なっています。
そしてそれが、真氣光のエネルギーでさらに強まり、ご先祖もまた一緒になって後押ししてくださるのです。
参加者の皆さんが、研修の場で自分の未来を切り拓く感覚を持てたのも、真氣光のエネルギーとご先祖の力が重なり合ってこそだと感じました。

 40年という歳月の中で、真氣光は常に進化してきました。
先代が夢で授かった「氣の中継」という根本はそのままに、UVレーザー刻印技術など最新の進化を続けています。
氣は古い修行ではなく、現代に即したエネルギーの活用術です。
科学と氣が融合しながら歩んできた40年の重みが、今の真氣光の信頼につながっています。
「世界を照らし、啓発する大志」という北大の言葉が、先代の志とも重なって見えました。

 札幌でチャージされた氣のエネルギーは、これから東京・宮崎・京都の研修へと繋がっていきます。
各地のセンターをめぐる会長セッションも、この流れの中にあります。
今回の「原点回帰」が、皆さん一人ひとりが自分の原点――ご先祖や大切な家族――を見つめ直すきっかけになれば幸いです。
光は、北から。
その光がこれからも全国へ、世界へと広がっていくことを願っています。

 

言葉が、氣の通り道をひらく

 先日、「教室に行けない子どもが急増」という記事を読みました。
いじめや家庭環境の問題ではなく、他者と言葉を介してわかりあう力が育っていないことが、不登校の大きな要因になっているという内容です。
読みながら、これは子どもだけの話ではないと強く感じました。

 日本語が話せる、社会人として長年やってきたーーそう思っているからこそ、大人は自分のコミュニケーション力を疑いません。
気づけば簡単な決まり文句だけで、毎日をやり過ごしてしまっています。
本当に自分の気持ちが相手に届いているか、相手の気持ちを聞き出せているか。
そういう観点がないまま過ごしていると、家族や友人、職場でいつの間にか、すれ違いが積み重なって、咎めや孤立感を生む土台になってしまうのです。

 また、普通に発したつもりの言葉が、相手にはきつく感じることもあります。
真氣光での学びが進むと、言葉で伝えるよりも氣で伝わることの重要性に気づきますが、言葉でも伝わればなおいい……氣と言葉、どちらも磨いていくということでしょう。

 ここで注意したいのは、「丁寧に話せば良い」ということではないことです。
言葉が長くなるほど相手は聞き続けられなくなります。
大切なのは、適切な言葉を、相手に伝わるように工夫する力ーーつまり「言語化の力」です。
大人になれば自然に身につくものではなく、意識して磨き続けなければならない力でしょう。

 氣の観点からも、このことはとても重要です。
言葉が足りず、気持ちの行き違いが生まれたところーーそのすき間を狙うのが、マイナスの氣です。
誤解や不満、言えなかった一言が積もっていくと、知らないうちにマイナスの氣を引き寄せてしまいます。
言葉を丁寧に使い、誤解のすき間を小さくしていくことは、マイナスの氣を遠ざけ、氣を高めることでもあるのです。

 言語化の力を磨くために、今日からできることがあります。
一日数分でもいいので、「これってどういうことだろう?」「なぜなんだろう?」と物事を掘り下げて考える習慣をつけること。
続けるうちにクセになり、頭の中で自然と言語化するサイクルが回るようになります。
そうなれば、いざ人前で話す場面でも、自分の言葉で語れる力が身についていきます。
毎月開催している真氣光レッスンでも、ワークシートに書き出しながらこの練習をしています。
書き出すという行為は、漠然とした思いに形を与える、とても有効な方法です。
そして何より、真氣光を受けて氣を整えること。
言葉が素直に出やすくなり、相手の言葉も素直に受け取れるようになるものです。
言葉と氣、その両方を意識しながら、私自身も日々磨いていきたいと思っています。

 

「思い通りにならない」が日常を変える

 二歳半の息子が、時々まったく思い通りに動いてくれません。
ズボンをはかずに逃げ回り、コップの水を飲まずにひっくり返す。
「さっきは素直にやってくれたのに」――そんな瞬間、私の中には小さな苛立ち、つまり「咎め」の気持ちが生まれていました。

 真氣光研修講座でお伝えしている「洗心のための指標」のひとつに、この「咎め」があります。
咎めとは、相手や自分の言動を心の中で「だめだ」と裁いてしまうこと。
そして、この咎めは、マイナスの氣を強く引き寄せてしまいます。
相手を変える力にならないばかりか、むしろ自分自身にダメージを与えてしまうのです。
その根っこにあるのは、「相手は自分の思い通りに動くはずだ」という、根拠のない期待です。
ここが大きなポイントです。
私たちが感じる人間関係の不幸の多くは、相手のせいではなく、自分の思い込みそのものから生まれています。
長年連れ添ったご主人が、頼んだことをすぐ忘れてしまう。
お嫁さんが、常識とは違う子育てをしている。
こうした場面で「どうしてこうしてくれないの」と感じるとき、私たちは知らないうちに咎めを抱き、マイナスの氣を引き寄せてしまっています。

 この期待を完全になくすことは難しくても、向ける先を変えることはできます。
研修講座で説明している「いいとこ探し」は、まさにこのための視点です。
相手の「できないこと」に苛立つのではなく、相手が確かに持っている「いいところ」だけを見つけて、そこを当てにする。
物忘れの多いご主人も、頼まれた力仕事はいつも黙ってやってくれる。
常識の違うお嫁さんも、子どもへの愛情は誰よりも深いものを持っている。
苦手な部分への期待をすて、いいところだけに目を向ける――それは相手を変えようとするのではなく、自分の「見る場所」を変えることです。

 もう一つ大切なのは、咎めとマイナスの氣がつくる悪循環です。
咎めがマイナスの氣を引き寄せるだけでなく、すでにマイナスの氣の影響を受けているときほど、咎めの気持ちが出やすくなります。
心の余裕が失われ、普段なら気にも留めないことに苛立ち、その咎めがさらにマイナスの氣を呼び込んでいく――これが悪循環の正体です。

 大切なのは、咎めが出てしまった自分を、さらに咎めないこと。
そんなときこそ真氣光を受けていただきたいと思います。
氣の充電が進むと心に余裕が戻り、氣が変わることで自然と咎めが出にくくなるものです。
家族や友人、周りの人への小さな苛立ちに気づき、真氣光を取り入れる――この積み重ねが、洗心への一歩になるのだと思うのです。
私自身も、このことを肝に銘じながら、発展途上の毎日です。