心の「さび」落とし

 最近、1歳半の息子は、散歩に出かると、すれ違う人誰にでも、楽しそうに手を振ります。
驚くのは、少々「イカツい」雰囲気の方にも臆することなく手を振るのですが、たいていの人が笑顔で手を振り返してくれるのです。
そのおかげで、これまで挨拶すらしたことがなかった人たちと、声を交わす機会が増えました。
特に男性は声をかけにくい雰囲気がありますが、息子の無邪気さが心の扉を開けてくれるようで、私たち大人が、いかに心の壁を作っているのかを痛感します。

 「老いが忍び寄る」とは言いますが、体の衰えだけでなく、これまでの経験から、心の柔軟性や新しいものを受け入れる心の広さが失われていくとしたら……それは避けたいものです。
例えるなら、使い古した水道管にサビが溜まり、水の流れが悪くなるように、心の表面に「さび」がこびりつき、本来の輝きや、他者とのスムーズな繋がりを妨げてしまうようなことです。

 「心の老い」のサインには、どのようなものがあるでしょうか?新しいことへの抵抗、人の意見を聞き入れない頑固さ、感謝や愛情表現が苦手になること、批判的な言動の増加、そして笑顔が少なくなること……などでしょうか?これらは、過去の経験からくる恐れやプライド、そして心に溜まった「マイナスの氣」が影響しているとも考えられます。
氣には似たもの同士が引き合う性質があるので、浄化されずに残っているマイナスの氣によって、同じような出来事が繰り返されたり、人間関係が希薄になり孤立させられる可能性があるのです。

 ですから、ちょっとした「心の老い」に気づき、意識的に対策することが必要です。
例えば、家族や周りの人に「ありがとう」と声に出すなど、感謝の言葉を心がける。
顔を洗うときには、鏡を見ながら広角を上げて笑顔の練習をしてみる。
「心のストレッチ」と考え、周りの人の話を聞いたり、小さなことでも新しいことに挑戦してみる……等々です。

 また、真氣光のエネルギーは、心身を深くリラックスさせ、心の奥深くに溜まったネガティブな感情の大本・マイナスの氣を浄化します。
ですから、真氣光を利用しながら、小さなことでも、まず一歩取り組むことです。
それが、心を輝かせ、周りにも温かい光を広げていく力となるでしょう。

  毎月開催している真氣光研修講座は、氣・体・心の三つの面から、それぞれを効率良く高める場です。
7月、8月は研修講座を一旦お休みし、各地のセンターやオンラインで、研修講座のエッセンスを体験できるワンデイセミナーを開催いたします。
知らないうちに影響を受けているマイナスの氣を光に変え、心のさび落としをしてみませんか?