先日、3つあるエレベーターのうち2つが点検中で、残りの1つに長蛇の列ができていました。
なかなか順番が回ってこず、イライラが顔に出ている人もちらほら。
そんな時、ふと「急いては事をし損じる」という諺が頭をよぎりました。
焦る気持ちは、不注意を招き、思わぬ失敗につながることがあります。
この諺は江戸中期からあるそうで、昔の人も現代人と変わらず、セカセカした心への注意を怠らなかったのでしょう。
日常生活では、このような場面によく遭遇します。
時間に追われた朝の通勤、レジ待ちの列、あるいはパソコンの動作が遅い時など、私たちは常にセカセカとした気持ちと隣り合わせです。
このセカセカした心の裏には、私たちを失敗させようと邪魔をするように働く「マイナスの氣」が潜んでいるものです。
マイナスの氣は、私たちの心を落ち着きのない状態にし、不注意を誘います。
例えば、急いでいる時に限って、物が見つからなかったり、階段でつまずいたり……これは、マイナスの氣が私たちの集中力を奪い、注意散漫にさせているのです。
また、セカセカしている時は、周りの状況が見えなくなり、他人に迷惑をかけてしまうこともあります。
マイナスの氣は、私たちの心をコントロールし、本来の力を発揮できないように仕向けますが、私たちはそれに気づき、意識することで、マイナスの氣の影響を最小限に抑え、プラスの氣の応援を受けやすくすることができるのです。
では、自分はどんな時にセカセカ心を作るのでしょうか。
私の場合、電車などで時間に追われている時や、仕事で締め切りが迫っている時、あるいは予定が立て込んで焦っている時などが危ないようです。
そして、これをできるだけ少なくするために、仕事の優先順や予定の立て方など、私は自分なりの対策を立てて試しています。
また、セカセカした気持ちになった時は、一度深呼吸をして、心を落ち着かせることも大切です。
そして、「急いては事をし損じる」という言葉を思い出し、焦らずに行動するように心がけましょう。
また、日常生活の中で、意識的にゆったりとした時間を作ることも効果的です。
例えば、朝少し早起きをして、ゆっくりする時間を作ったり、夜の真氣光の時間を利用してハイゲンキを多めに使い、心と体に氣を取り入れることで、マイナスの氣を遠ざけることができます。
セカセカした心に気づき、マイナスの氣との縁を変えることで、プラスの氣の応援を受け易くなり、その結果私たちはより穏やかで充実した日々を送ることができるのです。