楽しい気持ちがプラスの氣を呼ぶ

 暑い日が続く7月最後の週になりました。
私の日課は、朝は5時半頃から息子と散歩することです。
都会を流れる川にも白鷺や鴨がやってきていて、朝はそれを見ながら心地良い風を感じています。
夕方にも散歩に出かけていますが、よく見ると亀が川の中を泳いでいたりします。
そんなものを見る、ちょっとした少ない時間でも、ストレスを忘れる時間にしてくれるものです。
楽しい気持ちになれると、目に映るもの、耳に入るものが違って感じられるというわけです。
これは、自分がプラスの氣を発しているから、周りからもそれに応じたプラスの氣が集まってくるという、氣の性質によるものです。
不幸だと感じている人の中には、「楽しいことは自然に起きる」と思っている人が多いようです。
真氣光という宇宙からの氣のエネルギーは、これを受けようとすることで、マイナスの氣が光に変わり、プラスの氣の応援が受けやすくなるので、楽しいことや幸せを感じやすくします。
さらには、自分からもそちらに向けて努力できると、より早く変化が現れるものです。

 私たちのご先祖の中には、辛く苦しい時代を生きた人も多いでしょう。そのような方々は、子孫にはもっと楽しい人生を送ってほしいと心から願っているはずです。
また、辛い人生だったと嘆いている魂がまだいたとしても、私たちが大変な中でも楽しい気持ちを多くして生活できれば、「こんなこともできるのか」と学んでいく人もいるでしょう。

 今、病気で大変な状況にある人、家族が大変だから自分が楽しんではいけないと思っている人もいるかもしれません。
しかし、楽しい気持ちが自分のプラスの氣を増やし、さらにはプラスの氣の応援を受けやすくしてくれるのです。

 楽しさは「今この瞬間」にしか存在しない感情です。
お気に入りの音楽を聴く、温かいお茶を味わう、友人と電話で話す…そんな小さな日常の中にも、楽しい瞬間は見つけられます。
また、なんとなくスマホをいじったり、SNSを延々と見続けたりする時間があるようなら、それを少し減らして、本当に心が和む行動に振り分けてみてください。

 プラスの氣は、どんな人にも必ず存在していて、一生懸命応援しようとしてくれています。
身の周りのちょっとした嬉しい発見、小さな幸せ、ほんわかすること…それらは全て、プラスの氣の応援の結果なのです。
まずは真氣光のプラスの氣を取り入れ、気持ちに余裕を持てるようにして、そのような応援の兆しを見逃さずにキャッチしましょう。
そして、ぜひ楽しい人生を送れるよう、意識して努力してみてください。
楽しい気持ちが、さらなるプラスの氣を呼び、ますます幸せな日々へと導いてくれるはずです。

困難な時にこそ「いいとこ探し」を!

 体の痛みや慢性的な不調で心身ともに疲弊している、あるいは日々のストレスで気持ちまでネガティブな状態に陥っていると、少しでも早く、この状況から抜け出したいと思うものです。

 今、もしそんな絶不調の中にいると感じているなら、真氣光を受けることと一緒にしてほしいのが「いいとこ探し」です。

 私たちは、ネガティブな気持ちに沈んでいるとマイナスの氣を引き寄せてしまい、心がどんどん重くなり、更なるマイナスの氣によって状況は悪くなる一方になります。
しかし、ポジティブな気持ちが持てると、私たちを応援してくれるプラスの氣と波長が合いやすくなり、マイナスの氣を遠ざけられるのです。

 ポイントは、何か良かったことを探し、負のループを変えることですが、調子が悪い時にはなかなか見つかりません。
そこで、すぐにでもできるのが、過去の「良かった体験」を思い出すこと、これまでの人生で経験した出来事について、この「いいとこ探し」をやってみることです。

 過去にどんなに大変なことがあったとしても、どうにかしてそれを乗り切れた体験には、必ずプラスの氣の存在があります。
確かに、困難な状況を作り出したマイナスの氣の影響があったかもしれませんが、それを乗り越えられたのは、陰で一生懸命に守ろうと働いてくれた「プラスの氣の力」が働いていたからです。

 つまり、どんなに大変な過去を持っている人でも、今こうして生きていられているのは、間違いなく「プラスの氣の力」のおかげというわけです。
マイナスの氣は波長が合うと急激に増えることがあり、その中には、すぐにでも私たちの命を奪おうとしたり、不幸に陥れようと画策するものが存在します。
そんな中を生き延びてきたこと自体が「どれほど素晴らしいことか」ということです。

 ですから、嬉しかったこと、楽しかったこと、逆境を乗り越え立ち直った成功体験、感謝できること、少しでもそれらを感じられたこと、さらには「大変な状況だったけれど、何とか生きて来られた」という事実そのものこそ、立派な「いいとこ探し」になるわけです。
 * 小さい頃に大病をした。
 * いじめなど人間関係の大きなトラブルがあった。
 * 経済的に困難な時期があった。
 * 予期せぬ事故やアクシデントにあった。

 今生きているということは「あたりまえ」のことではなく、自分自身が持っていた「生き抜く力」が働いた証であり、どんな人にも存在しているプラスの「氣」が、支え、守り、導いてくれたからです。

 調子が悪い時こそ、ぜひ意識的にプラスの氣と波長を合わせ、真氣光の効果を高めていただきたいと思うのです。

なぜ?が招く誤解

 台所の戸棚の扉が開いていて、頭をぶつけてしまいました。
とっさに「なんで開けっぱなしにしているの」と妻に問いかけると、「説教はいらない」との返答です。
私としては、どういう理由でそうなったのかを知りたかっただけなのに、妻は叱られていると受け取っていました。

 30数年前の会社員時代、製品の不具合について原因を突き止めるとき、「なぜ?」「どうして?」という質問は当然のことでした。
いくつかの要因を探り出し、それに対する対策を講じることで不具合が解消される...科学の世界では常識的なアプローチです。

 氣の世界でも同じことが言えます。
マイナス現象にはマイナスの氣の影響が関係していますが、どのようなものが影響を与えているのかを探るには、この探究法が適しています。
自分にとって「なんで?」「どうして?」という質問は、問題解決のための有効な手段なのです。

 しかし、他人に対して「なんで?」「どうして?」と問いかけることは、実は最悪の質問になってしまうことがあります。
質問した時点で、相手はすでに咎められている、怒っていると感じてしまうからです。
特に小さい頃から家族や周りから、そう言われて嫌な思いを抱えて育った人にとっては、けんかの元を投げかけているようなものです。

 このような時、質問を変える必要があります。
私の場合であれば「いつ開けたの?」というふうに、相手を責めるニュアンスを含まない質問に変えることです。
少しでも相手を咎めることになってしまえば、マイナスの氣を与えていることになるので要注意ということです。
そして、人は自ら変えようと思わないと変わらないものだから、相手に変わってほしいのであれば、自ら自然に気づける問いかけや言葉を考えることでしょう。
これはこちら側の勉強なのですが、そういう意味で言葉は本当に難しいものです。

 宇宙からの真氣光のエネルギーは、受ける人の氣を高め、人間関係においても調和をもたらします。
ハイゲンキを毎日の生活に取り入れ、継続的にプラスの氣を取り込みながら、相手の心に寄り添う質問や言葉を考えていくこと・・・つまり相手の立場に立って考える練習です。
自分の言葉が相手にどう受け取られるか、一呼吸置いて考えてみる。
そうすることで、相手との関係がより良い方向へと変わっていくのでしょう。
私も勉強中です。

 言葉一つで氣の流れは大きく変わります。
相手への咎めではなく一緒に答えを見つけていく、相手の話をよく聞くことです。
そのためにも、真氣光をしっかりと受けて、自分自身の氣を高めていきたいものです。

氣づきが未来を拓く

 私たちは人から何を言われても、すぐに忘れてしまったり、聞き流してしまったりすることがあります。
これは人間の脳の特性だとか…。

 例えば、「もう少し早く寝た方がいいよ」とアドバイスを受けても「そうね」と言いながら、どこか腑に落ちていないため本当の意味で受け入れることができないそうです。

 この残念な反応は、他人からの指摘だけでなく、自分自身の内なる声にも向けられがちです。
気づきがあって改善できれば良いのですが、ただ「言われたから」という理由だけでは、本当の行動には結びつきません。

 このようなことには、マイナスの氣の影響も関わっています。

 日々のストレスやネガティブな感情を抱え続けると、そこに同調してマイナスの氣を引き寄せてしまい、それがプラスの氣が応援しようと働いてくれているのに聞く耳を持てなくさせてしまうのです。

 宇宙からの真氣光のエネルギーは、受ける人の氣を高め、それによってマイナスの氣をプラスに変えます。
真氣光を受けることで「気づく力」が高まりますので、ハイゲンキを日常的に使い、常にプラスの氣を充電することを心がけてほしいと思います。

 さらには、自分自身の氣づきを深めるために、例えば、日記を書いたり、一日の終わりに「今日の学び」を振り返る時間を作ったりして、自分の行動や感情を客観視する練習をしましょう。
また、何か問題が起きた時には「何か自分に気づかなければならないことがあるかも…」と考える前向きな姿勢を持つことも大切です。
真氣光のエネルギーが魂に浸透していくと、何かの拍子に「ハタ!と気づく」瞬間が訪れるものです。
そのためにも、日頃から心を静かにして氣を受けるなど、自分の内側に意識を向ける時間を作ることです。

 また、他人に気づいてもらうには、いろいろ言えば言う程、反発されて問題が難しくなることがあります。
馬の耳に念仏という諺があるように、闇雲に教えても耳に入らないもの。
直接的に指摘するのではなく、質問を投げかけ本人に気づいていただくために、日頃から忍耐強く待つ姿勢を持つことが大切です。
じっくりと氣づきを促しながら待つという姿勢が、相手の心を開く鍵となります。
そのためには、何と言っても、自らが真氣光をしっかりと受けることでしょう。

 氣づきに終わりはありません。
高みを目指して気づいて変わっていこうとすること、つまり魂の輝きを更に増していくことが求められています。
真氣光のエネルギーと日々の練習で、心のアンテナを研ぎ澄まし、自分自身や他者の「氣づきの瞬間」に、もっともっと敏感になりたいものです。

「嫌い」を成長のカギに

先日、息子が突然熱を出したのですが、いつもの小児科が休診日。
妻は急遽検索して見つけたクリニックへ向かったものの、熱のある息子を連れて3時間も待たされたと、帰宅しては「とんでもないクリニックだ」と、さんざん文句を言っていたのです。
私は「二度と行かないのだろう」と見ていたのですが、「薬の効きを見たい」と翌週の受診を勧められ、結局妻は3回ほど通ううちに、今度は「素晴らしい先生だ、自分も診てもらう」と大絶賛。
その好き嫌いが180度変わる様子を観察していると、何とも言えない可笑しさを感じずにはいられませんでした。

 好き嫌い、たったこれだけの感情が、私たちの心の平和を大きく左右することを痛感します。
「嫌だ、嫌だ」と思っていると、マイナスの「氣」の影響を受け、どんどん「氣」が落ちて体にも影響が出ることがあります。
よく、兄弟が嫌い、親が嫌い、職場の人間関係が嫌い、といった話を聞きますが、お釈迦様もまた、「怨憎会苦(おんぞうえく)」、すなわち「嫌な人に会う苦しみ」があると説かれました。
もし、この苦しみを克服できれば、何とありがたいことでしょう。

 私は、マイナスの「氣」の影響によって、嫌なことや嫌いな人がクローズアップされ、最初は小さかったものが、どんどん強くなっていくことがあると話しています。
逆に宇宙からのエネルギー「真氣光」を受け「氣」を高め、マイナスの氣を遠ざけることで、その克服がより容易になるものです。

 克服方法としてまず挙げられるのが、嫌いな対象から物理的に距離を取ることでしょう。
もし一時的でも、その人や状況から離れることができれば、プラスの氣も手伝って心が少し落ち着き、見え方も変わってくるものです。

 次に、相手の良いところや尊敬できる点を探す努力をすることも有効です。
本ニュースでも度々説明していますが「いいとこ探し」ができることで、マイナスの氣が遠ざけられるので、嫌だという感情が和らぎます。

 そして、自分の感情を客観的に観察することです。
「なぜ嫌だと感じるのか?」「その感情の背景には何があるのか?」を問いかけ、感情の根源を探ってみるのです。
例えば、過去の似たような経験が、今の嫌悪感に影響を与えているかもしれません。
前々から影響を受けているかもしれないマイナスの氣を意識し、真氣光を受けることで、そちらに光が届きやすくなり、それほど気にならなくなることがあるものです。

 「嫌い」という感情は、私たちに気づきを与え、成長を促すきっかけにもなり得ます。
もし、その感情に気がついたら、真氣光の力を利用して、マイナスから大きな飛躍に変えていきましょう。

 

出来たことを見つけよう

 息子が食事中、嫌いな野菜を床に放り投げるので、私はつい「ダメでしょう」と言ってしまいます。
心に余裕がない時、ポジティブな言葉はなかなか出てこないものですね。

 ところで、私たちは「足りない部分」や「欠けた部分」ばかりに目がいきがちです。
これは人間の脳の特性だとか…。
例えば、一部が隠れている図形を見ても全体を認識できるように、脳は「欠けた部分を補おう」と処理するため、自然とそこに注目してしまうそうです。

 この残念な視点は、他人だけでなく、自分自身にも向けられがちです。
足りない部分に気づいて改善できれば良いのですが、ただ「ダメなところ」ばかりを気にするのは意味がありません。

 私たちは、小さい頃から、そのように教育されてきたのかもしれません。
例えば、90点のテストを持ってきても、「あと10点で100点だったね」と、取れなかった部分ばかりに目がいきがちです。
私自身も、いたずらをして母から「ダメでしょう」とたびたび言われて育ったものですから、つい同じ言葉が口から出てしまっているような気がします。

 このようなことには、マイナスの氣の影響も関わっています。
日々のストレスやネガティブな感情を抱え続けると、そこに同調してマイナスの氣を引き寄せてしまい、それが欠点ばかりに意識を向けさせてしまうのです。
宇宙からの真氣光のエネルギーは、受ける人の氣を高め、それによってマイナスの氣をプラスに変えます。
真氣光を受けることで「出来ていること」を見つけやすくなりますので、ハイゲンキを日常的に使い、常にプラスの氣を充電することを心がけてほしいと思います。
さらには「足りない部分」に目が行かないように、次の方法を試してみてください。

 まずは、意識的に「できたこと」に注目することです。
例えば、自分に対して、完璧でなくても「今日はこの部分を改善できた」など、具体的な小さな成功や達成点を見つける練習をしましょう。
また、他人に対しても、誰かの行動を見て、まず「良い点」(いいとこ)を一つ見つけて心の中で褒めてみることです。
そして、日頃から感謝の視点を持つことも大切です。
日々の小さなことにも感謝する習慣を持つことで、マイナスの氣がプラスに変わります。

 私たちは皆、「欠点探しのスペシャリスト」かもしれません。
真氣光のエネルギーと日々の練習で、心のフィルターを浄化し、自分自身や他者の「光」に、もっともっと気づけるようになりたいものです。

 

風邪を「ひく」から学ぶ氣・心・体

 東京では、雨模様の肌寒い日が続いています。
実は、うちの息子が先週から風邪をひいてしまい、熱は2日ほどで下がったものの、今も咳と鼻水に悩まされています。
私が「鼻水くらいなら様子見で」と言うと、妻は「なかなか治らない」と病院へ連れて行きます。
夫婦で意見が分かれるところですね(笑)。

 ところで、「病気にかかる」と言うのに、なぜ「風邪をひく」と言うのか?先代もよく話していましたが、この言葉には古くからの知恵が隠されています。
「かかる」は「罹る」と書き、「好ましくないことや災厄が身に及ぶ」という意味で、「ひく」は「引く」と書き、「自分の体に受け入れる、身に及ぼす」という意味合いがあります。
昔の人は、「風邪」の原因を「肉体に影響を与える邪気」と考えていて、「風邪をひく」とは、意識せずとも悪いものを体内に引き入れた結果、体調を崩すという認識があったわけです。

 これは、まさに「氣」の性質を捉えた言葉です。
日々のストレスやネガティブな感情を抱え続けると、私たちの心や気持ちは沈み、暗くなります。
そして、これに同調するマイナスの氣、すなわち「邪気」を引き寄せてしまい、氣が落ちるから体に不調が表れるというわけです。

 さらに、現代の私たちを取り巻く環境は、昔に比べて格段にマイナスの氣が多くなっています。
ネガティブな情報の蔓延や、ゲーム・スマホなどのデジタル疲労もその一因です。
私たちは、知らないうちにこうしたマイナスの氣の影響を強く受けていても、なかなかそのことに気づきにくい状況にあると言えるでしょう。

 しかし、私たちは、この「引き込む力」をプラスに変える真氣光を利用できます。
宇宙からのこのエネルギーは、体の内にある氣を高め、周りのマイナスの氣をもプラスに変えてくれます。
氣中継装置「ハイゲンキ」や各種の氣グッズを日々の生活で使うことで、プラスの氣を常に体に取り込み、マイナスの氣を引き寄せにくい状態を保てます。
さらに、マイナスの氣がプラスへと変わることで、プラスの氣の応援を受けやすくなり、幸運を引き寄せる力を高めることができます。

 「風邪をひく」という言葉が示すように、私たちの心と意識には、良いものも悪いものも引き寄せる力があります。
真氣光のエネルギーを味方につけ、この引き寄せる力をプラスの方向へと変えていきましょう。
多くの方に、真氣光のエネルギーを体験していただきたいと願っています。
7月からは、各地のセンターで真氣光研修講座を1日に凝縮した体験型の1Dayセミナーを開催します。
氣を高めることで、望む「偶然」があなたの元へと引き寄せられることでしょう。

真氣光と「偶然の世界」を生き抜く力

 昨夜のYouTubeライブでは、真氣光研修講座400回開催に因み、専任講師の龍村修先生をお招きしました。
1990年の開講から35年間、阪神淡路大震災や東日本大震災、阿蘇山の噴火といった多くの出来事がありましたが、毎月講座を事故なく継続できたのは、プラスの「氣」の応援を強く感じずにはいられません。

 ところで、人間の能力は「認知能力」と「非認知能力」に分類されます。
認知能力が知識や論理的思考など、テストで測れる知的な力である一方、非認知能力は「やり抜く力」や「自己肯定感」、「協調性」、「自制心」、「創造性」といった、数値では測れない「心の力」や「社会性の力」を指します。
これらは、人生を豊かにするために欠かせない「生きる力」や「人間性」と言えるでしょう。

 私たちの人生は、いつも計画通りに進むわけではありません。
予期せぬ出会いや突然のトラブル、思わぬ幸運や不運など、「偶然の世界」が広がっています。
この偶然の世界をしなやかに生き抜くためには、認知能力だけでなく、非認知能力も非常に大切です。

 私は、この偶然の世界には、科学ではまだ完全に捉えきれない「氣」の世界が深く関係していると考えています。
私たちは皆、目に見えない氣のエネルギーの中で生きており、強く影響を受けている氣が「プラス」か「マイナス」かで、周りで起こる「偶然」の質が大きく変わるのです。
プラスの氣の応援を受けやすければ良いご縁やチャンスに恵まれ、マイナスの氣に強く影響されればトラブルや不運が重なります。

 ですから、非認知能力を高めることは、確かに人生を豊かにする上で非常に重要ですが、同時に「氣」を高め、常にプラスの氣の応援を得られる状態にすることも大切です。
なぜなら、どれだけ非認知能力が高くても、常にマイナスの氣に影響されていれば、本来の力が発揮されづらくなるからです。

 では、どうすれば良いのでしょうか。
私たちの心から発せられる氣と波長が合うプラスやマイナスの氣が周りから集まりますから、まずは自分の心の状態をできるだけポジティブにしていくことです。
さらに、宇宙からの真氣光のエネルギーは、私たちの魂に浸透し、氣のエネルギーを高めてくれます。
これにより、プラスの氣と波長を合わせやすくなるのです。

 非認知能力を高める努力と、真氣光で氣を高める実践。
この二つを組み合わせることで、人生という「偶然の世界」をより有利に、そして幸せな方向へと導くことができるでしょう。

 

心の「さび」落とし

 最近、1歳半の息子は、散歩に出かると、すれ違う人誰にでも、楽しそうに手を振ります。
驚くのは、少々「イカツい」雰囲気の方にも臆することなく手を振るのですが、たいていの人が笑顔で手を振り返してくれるのです。
そのおかげで、これまで挨拶すらしたことがなかった人たちと、声を交わす機会が増えました。
特に男性は声をかけにくい雰囲気がありますが、息子の無邪気さが心の扉を開けてくれるようで、私たち大人が、いかに心の壁を作っているのかを痛感します。

 「老いが忍び寄る」とは言いますが、体の衰えだけでなく、これまでの経験から、心の柔軟性や新しいものを受け入れる心の広さが失われていくとしたら……それは避けたいものです。
例えるなら、使い古した水道管にサビが溜まり、水の流れが悪くなるように、心の表面に「さび」がこびりつき、本来の輝きや、他者とのスムーズな繋がりを妨げてしまうようなことです。

 「心の老い」のサインには、どのようなものがあるでしょうか?新しいことへの抵抗、人の意見を聞き入れない頑固さ、感謝や愛情表現が苦手になること、批判的な言動の増加、そして笑顔が少なくなること……などでしょうか?これらは、過去の経験からくる恐れやプライド、そして心に溜まった「マイナスの氣」が影響しているとも考えられます。
氣には似たもの同士が引き合う性質があるので、浄化されずに残っているマイナスの氣によって、同じような出来事が繰り返されたり、人間関係が希薄になり孤立させられる可能性があるのです。

 ですから、ちょっとした「心の老い」に気づき、意識的に対策することが必要です。
例えば、家族や周りの人に「ありがとう」と声に出すなど、感謝の言葉を心がける。
顔を洗うときには、鏡を見ながら広角を上げて笑顔の練習をしてみる。
「心のストレッチ」と考え、周りの人の話を聞いたり、小さなことでも新しいことに挑戦してみる……等々です。

 また、真氣光のエネルギーは、心身を深くリラックスさせ、心の奥深くに溜まったネガティブな感情の大本・マイナスの氣を浄化します。
ですから、真氣光を利用しながら、小さなことでも、まず一歩取り組むことです。
それが、心を輝かせ、周りにも温かい光を広げていく力となるでしょう。

  毎月開催している真氣光研修講座は、氣・体・心の三つの面から、それぞれを効率良く高める場です。
7月、8月は研修講座を一旦お休みし、各地のセンターやオンラインで、研修講座のエッセンスを体験できるワンデイセミナーを開催いたします。
知らないうちに影響を受けているマイナスの氣を光に変え、心のさび落としをしてみませんか?

すべては意味あることの連続です

 私たちの日常には、良いこともあるのですが、時には、ため息をつきたくなるような出来事があります。
その中には同じようなことを繰り返していることがあります。
仕事で同じような失敗をしてしまったり、似たような人間関係のトラブルに巻き込まれたり、あるいは、なぜかいつも同じような体の部位を怪我したり痛めたりするようなことです。

 実は、これらには目に見えない「マイナスの氣」が深く関わっていることがあります。
私たちの内側や周りに存在する「マイナスの氣」が、似たような性質を持つマイナスの出来事を引き寄せてしまうのです。

 大切なのは、これらを「意味あること」として捉え、そのパターンに気がつくことです。
今回は、真氣光のエネルギーを使いながら、過去を振り返り、原因かもしれない「マイナスの氣」の存在に気づき、同じような事を繰り返さないためのワークを紹介します。

 (1)氣グッズやヘッドを身につけたり、近くに置いたりして、リラックスできるようにする。

 (2)「いつも同じようなことで悩んでいるな」「またこのパターンだ」と感じる一見マイナス的なことを、具体的に紙に書き出してみる。
例えば :人間関係(例:意見が衝突する、何かを言われたことで嫌な気持ちになる):仕事(大事な場面でミスをする、目標を達成できない):健康(同じ場所をよく怪我する・痛める、特定の時期に体調を崩す):感情(些細なことでイライラする、特定の人や言葉に嫌悪感を抱く)

 (3)そのパターンが最初に起こったのはいつ頃か、思い出せる範囲で遡る。
(最近のことか?子供の頃にもあったかも?)

 (4)最初にそのパターンを経験した時、どんな気持ちだったか? どんな状況だったか? 誰が関わっていたか? 可能な限り、その時の情景や感情、体の感覚等をできるだけ鮮明に思い出してみる。

 (5)その過去の体験を通して、自分自身や周りに対して「思い込み」を持つようになっていないか? 例えば、「誰にも理解されない」「努力しても無駄だ」等々。

そして、その時に感じた悲しみ、怒り、恐怖、無力感等の感情を、改めて認識してみる。
それは邪魔をするように働く「マイナスの氣」の影響かもしれません。

 マイナスの氣が意識できると、そこに真氣光のエネルギーが届きやすくなり、少しずつ消えていきます。
氣グッズやヘッドを、マイナスの氣を感じるような体の部位に当ててみるのも良いでしょう。
また、先祖の誰かも同じようなマイナスの氣の影響を受けていたかもしれません。
マイナスの氣に負けないように努力できることは、自分ばかりではなく、周りの人にも光が届いていくことでしょう。