妻が美容院に行って来ました。 帰って来るなり、「この髪、どう」と、聞くものですから、私は「いいんじゃない」と答えました。 妻に「どこがいい」と聞かれ、私は咄嗟にどう言って良いのか分からなくて、「さっぱりしたんじゃない」と答えてしまったんです。 そりゃ髪を切ったんだから、当然サッパリしているはずですよね。 自分で言ってて、何やら可笑しくなりました。 私にとっては、どうでも良いことなんですが、当人にとったら、そこがポイントのようなのです。 そこがわからないのが私の欠点だと、改めて気づかされました。 先日、「奥さんの機嫌をよくするには……」という記事を読んだところ、どうも私は雑談が苦手だということがわかりました。 雑談が苦手な人は、日常の小さな出来事を「どうでもいいこと」として軽く見てしまう傾向があるというのです。 確かに私は、仕事や大きな目標など、重要だと思うことを優先して生きてきました。 しかし、妻の髪型の話や日々の些細な出来事は、私にとっては小さなことでも、妻にとっては大切なことなのです。 自分の物差しで「小さいこと」と決めつけてしまうところに、問題があったのだと気づきました。 私は、とりとめがなかったり、結論が出なかったりする雑談を「どうでもいい話」と思いがちで、雑談そのものを楽しめていませんでした。 「その話は前に聞いた」「またその話?」「解決策は」「いつまでその問題で悩んでいるの?」そんな言葉が次から次に浮かんできて、問題があるなら解決したくなりますし、目標にするならゴールを決めたくなるのです。 問題解決に向かわない、ゴールに向かわないなら、聞く気がなくなってしまっていたというわけです。 私はいつも皆さんに「真氣光のエネルギーを受けて、自分の氣が高まってくると、心の余裕が生まれやすくなります」と言っています。 楽しい気持ちからはプラスの氣が出て、自分の氣が高まるばかりではなく、周りの氣も変わります。 それには、やわらかい話、雑談ができることも大事ということですね。 雑談を通じて、相手の話に耳を傾け、その小さな喜びや関心事を大切にすることで、お互いの絆も深まっていくのですから。 これからは、妻の話を「小さいこと」と思ったときには、「妻にとっては小さいことだろうか?」という観点、相手の好きな話を聞ける姿勢を心がけたいと思います。 そして、真氣光のエネルギーの力も、ますますお借りして、心の余裕を持って雑談を楽しめるようになりたいものです。
