一年の経験すべてが宝物

 子どもの成長は早いものですが、老化ばかりが気になる大人だって、魂は大きく成長しているはずです。
特に一見悪いことがあったとしても、それは魂を成長させるための貴重な経験だったのかもしれません。
今年一年を振り返ってみると、嬉しかったこと、悲しかったこと、腹が立ったこと、落ち込んだこと、様々なことがあったと思います。
でも、そのすべてが、今の自分を形作っている大切な経験なのです。

 私たちは、良いことがあった時には素直に喜べるのですが、悪いことがあった時には、「なぜ自分ばかりこんな目に」と思ってしまいがちです。
しかし、一見マイナスに思えた出来事の中にも、意味や学びがあったことに氣づくことが大切です。
例えば、人間関係のトラブルがあったとしても、それによって相手の気持ちを考えるようになったり、自分の至らなさに気づかされたりすることがあるでしょう。

 私の父である先代は、「すべてのことには意味がある」とよく言っていました。
良いことも悪いことも、すべては魂を成長させるための学びの機会なのだと。
確かに、辛い経験をした時こそ、人は深く考え、自分を見つめ直すものです。
順風満帆な時には気づかなかった大切なことに、困難な状況の中で初めて気づくということも少なくありません。

 マイナスの氣の影響が強いと、悪い出来事ばかりに目が向き、「自分は不幸だ」と思い込んでしまいます。
しかし、真氣光のエネルギーを受けることで、その見方が変わってきます。
同じ出来事でも、「これは自分を成長させるためのチャンスだ」「この経験があったから今の自分がある」と、プラスの側面を見出せるようになってくるわけです。

 今月は真氣光メンバーズの集いが開催され、たくさんの氣を受けられますから、一年を振り返ってみるとよいのです。
良かったことはもちろんですが、辛かったこと、悲しかったことからも、何か学べたことはなかったでしょうか。
あの時の失敗があったから、今はこうして気をつけられるようになったとか、あの人との出会いがあったから、新しい視点を持てるようになったとか、そんな風に、一つひとつの経験を宝物として捉え直してみるのです。

 今年経験したすべてのことは、魂を磨くための宝物です。
良いことも悪いことも含めて、すべてに意味があったのです。
これからも、真氣光のエネルギーの応援を受けながら、日々の経験を大切にし、そこから学び続ける姿勢を持ち続けたいものです。
一つひとつの経験を宝物として受け止め、感謝の気持ちで新しい年を迎えられることこそが、魂を輝かせていく上で大切なことなのだと、今年最後の月を迎えて改めて思う次第です。