ボーッとする時間の氣的活用法

 先代は夢に白髭の老人が出てきて、作り方を教えてもらいハイゲンキが誕生し、「お前の手から氣が出ている」と教えられ気功家になり、「皆できるようになるから教えてあげなさい」と真氣光研修講座を始めました。
私はそんな夢を見たことはありません。

 先代が亡くなった後、いろいろな氣グッズを開発し、氣中継装置の性能を向上して機種を拡充してきましたが、これも見えないプラスの氣の応援だったと思います。私の場合は、「こんなものができたら良いなぁ」とは考えるのですが、それから先は考えても何も浮かんでこないことが殆どでした。
ひょんなことから思いつき、それをやってみると「案外いけるかも」というものができてきたように思います。

 思いつくということがプラスの氣の応援なのでしょうね。たいてい忙しいときには、良い閃きはありませんでした。
氣を受けていたり、セッションをしているとき、お風呂など、やはりリラックスモードの時が多かったように思います。

 実は、これには科学的な裏付けもあるようです。
ワシントン大学のレイクルらの研究によると、脳のエネルギー消費の大部分は、特別な作業をしていない"安静時"にすでに使われているそうです。
新しい課題に取り組むときのエネルギー増加はわずか5~10パーセント。

 何かをしていると、その行動を集中的・効率的に行うために、脳の必要な部位に多くの血流が流れ、その一方で、そのほかの部位には注がれづらくなります。
つまり、ボーッとすると脳の一部に血流が向かうのではなく、均一的に血流が流れるため、結果的に使われていなかった部位にもエネルギーを行き届かせることにつながり、ひらめきやすくなるというのです。

 氣の観点から見ると、理論的に解明されているように、マイナスの氣の影響がない状態でボーッとするのも、その時に良い閃きがあるかもしれません。
ですが、マイナスの氣の影響で、いつも何もしたくない、何もできずにボーッとさせられるということもあるものですから、これには注意が必要です。

 良い閃きを得るためには、まず真氣光を受けてマイナスの氣を遠ざけ、リラックスした状態を作ることが大切です。
そうすることで、プラスの氣の応援を受けやすくなり、創造的なひらめきが生まれやすくなるのです。

 日常の忙しさの中でも、お茶を飲みながらぼんやりする、洗濯物を干しながら空を見上げる、ゆっくり散歩するなど、意識してボーッとする時間を作ってみてください。
真氣光のエネルギーも手伝って、自分が良い方に変わるためのヒントや気づきが得られることでしょう。