きょうは、先日の私の失敗談からお話しします。
家から会社に向かおうと自転車置き場に行ったところ、あるはずの自転車がないのです。
私は、即座に泥棒に遭ったものと思い込み、警察に行かなくてはいけないとか、防犯登録証はどこにしまったかとか、防犯カメラを管理人に聞いてみようとか・・頭が次々と回転してしまいました。
私は、予備校生だったころ、一年間で3回も自転車の盗難に遭ったことがあるのですが、そんなことまでも思い出していたのです。
しかし、防犯登録証を探しながら、ちょっと冷静になれたのでしょう。
昨日、どのようにして自転車を置いたのか、鍵はしたのか等々、振り返っていると、帰り際に近くのスーパーに寄ったことを思い出しました。
「あれ?スーパーから帰って来る時に、自転車に乗って帰って来たのかな?」…まったく記憶がありません。
「もしかしたら、置いてきたのかもしれない」と思い行ってみると、案の定スーパーの駐輪場にあるではありませんか。
マイナスの氣にやられたと苦笑したのです。
氣の観点から考えると、良い「思い込み」というものがあります。
例えば「病も氣から」と言うように、心をネガティブにしなければ、マイナスの氣を引き寄せることがないので、たとえ大難であっても小難で終わらせることができるというものです。
逆に、私のように悪い方向に働くことが多々あるものです。
私の場合は、つい昔の悪い出来事までも思い出し、その時の悔しい思いや残念な思いが湧いてくると同時に、一時的にもドキドキ感など緊張状態に陥るというものでしたが、そのような気持ちが更なるマイナスの氣を呼び込むところだったと言えます。
ありがたいことに私は僅かな時間だったので、まだ良かったのですが、これが長時間に渡れば多くのマイナスの氣を集めてしまうことになります。
一般的に、このような悪い思い込みや先入観などを使って、人をマイナス的な感情に引っ張るのは、よくあるマイナスの氣の手口とも言えます。
悪いことを記憶しやすいのは、再び似たような悪い出来事に遭遇しないようにするために備わった動物の危険回避本能だと、何かの本で読んだことがありますが、悪い体験はよく覚えていて、それとリンクして悪い思い込みにもなりやすいものです。
その時に、影響を与えたマイナスの氣があって、そのまま潜んでいるということも考えられます。
自分ばかりではなく、先祖にもあったかもしれません。
ですから、そのような思い込みに気がついた時は、何かの影響を受けていたかもしれないと思いながら氣を受けてみるものよいでしょう。