意識できることで光を当てる

 今日から真氣光メンバーズの集いが始まります。
いま私は、大阪に向かっている新幹線の中で、この原稿を書いています。
座席に座り、まず準備したのが、朝7時の真氣光タイムに臨むため、真氣光メンバーズの集いに参加される皆さんの名簿でした。
今年もたくさんの人に参加していただけるようです。
ありがとうございます。
3日間、真氣光のエネルギーがこの地球に少しでも多く降り注ぐよう、心して望みたいと思います。
 ところで、昨日私は来月発行される月刊ハイゲンキの対談取材のために、作家の今井仁さんにお会いしてきました。
今井さんは、「伝活のすすめ」という本を書いているのですが、今は亡き小林正観さんの旅の本の編集者だったことから、正観さんと親交があり影響を受けたと言います。
この本の中にも、正観さんが日頃言っていた話が盛り込まれています。
私は正観さんとは'97年に月刊ハイゲンキの対談でお会いして、その後真氣光研修講座に講師として来ていただいたこともあり、不思議なご縁を感じました。
 終活、就活や婚活…伝活のすすめとは?「生きた証を書き残してみませんか」ということで、自分のことを伝える本を作るための具体的な方法が書いてあります。
今井さんが、これまで執筆した「バリの桜 三浦襄の愛情物語」は、歴史には残っていない、誰も知らないけれど、こんなに素晴らしい人がいる、人に知ってもらいたいという思いから本にしたと言います。
本で光を当てる、つまり皆が知ることで氣が届けられます。
インドネシア独立の背景には多くの日本兵がいるという本も書き上がっていて、ぜひ世の中に出して欲しいと思いました。
 私は、これまで多くの魂たちに光を届けてきました。
特に多いのは誰にも知られず懸命に生きたけれど、洗心のための指標にある「マイナスの氣を引き寄せやすい心」にある気持ちに打ちひしがれ、苦悩している人たちです。
その人たちに氣を受けてもらうことで、どんどん変わっていかれるのですが、もし私であれば、どうだったのだろうかといつも考えさせられます。
私がマイナスの氣と呼んでいるので、マイナスイメージがついてしまっていますが、そのような人たちがいてくれて現在があるわけですから、決してそれを忘れるわけにはいきません。
真氣光を受けている私たちは、特にマイナスの心を感じる時に、その気持ちを持つ誰かをイメージできることで、それが光に変わり、私たち自身も大きく変われます。
彼らの苦悩を共感するということが光を当てることになるのです。
メンバーズの集いでも、多くの魂が光り輝くよう、しっかりと氣を送りたいと思います。

気持ちを切り替え、意味ある時間に

 いつも自転車通勤なのですが、その日は通勤前に寄る所があったので久しぶりに電車にのりました。
夜7時を過ぎたからでしょうか、ウイルス感染が増えている関係でしょうか、帰宅時の電車に人は少なめです。
私は、電車が来たので乗り込み、空いている座席に座ろうとしたところ、後ろから来た女性が私の前に現れ、あっという間に座ってしまいました。
私の歩く速度も遅かったのですが、彼女のダッシュが素晴らしかった。(笑)
 この時間、電車に乗る人は、疲れている人が多いのでしょう。
彼女も座るなり目を閉じています。
私は、どうせ立っているならストレッチの時間にしようと、音氣をイヤホンで聴きながら股関節と腰の筋肉を中心に意識しながら伸ばしたり緩めたり、そこに氣が集まるようにしてみました。
「いいですねー」その日に溜め込んでしまった疲れとマイナスの氣が抜けていく感じです。
車内で立っている人は数名で、私のクネクネする姿に気を止める人もいないようですから、思う存分できました。
電車から降りるころには、ずいぶん体が軽くなった感じになり、お蔭で貴重な時間をいただいたと感謝したほどです。
 私はストレッチを思いつきましたが、ただイヤな気持ちを抱えて立っているのも、同じ時間です。
その時間を、マイナスの氣を溜める時にするのか、プラスの氣を集める時にするのか、自分の心次第ということでしょう。
今日12/11は、先代の命日になりますが、亡くなる前に先代は「全ての事には意味がある」と、よく言っていました。
意味があるなら、無駄な時間、イヤな時間、退屈な時間…等は本来存在せず、それが意味ある時間だと気がつけないのは誰のせいでもなく、自分のせいということです。
同じ時間を過ごすなら、自分にとって良い時間として使いたいものです。
貴重な時間ですから、心がマイナスに傾き、その意味がわからなくなった時には、「どうせ〜する」ならというように気持ちを切り替えて、よく考え、工夫を凝らして、自分にとって前向きな時間にしたいものです。
 先代は、私たちを生かし育む神のようなものが、この宇宙には存在していると、話していました。
良いことばかりではなく、そこから気がついて欲しいと、一見悪いことも与えてくれる、だから全てのことには意味があるというのですが、マイナスの氣の影響を受けてしまうと、悪いことばかりが目について、気づくこととは縁遠くなってしまうのです。
真氣光のエネルギーは、宇宙からの応援です。
マイナスの氣に光が届き、それがプラスに変わることから、気づきやすくしてくれます。
その応援を受け、私たちも積極的に気持ちを切り替えて行きたいものです。

今を受け入れ、先に進もう

 私は、先月からこれまで4回、YouTubeでライブ配信をしましたが、まだまだ不慣れで当日の設定に戸惑い、開始時間は過ぎているのになかなか配信できないハプニングが2回、「過去は教訓に」と心に刻みました。
練習ができないものですから毎回、始まりの時には緊張に曝されハラハラ・ドキドキです。
「たいへんな時こそ焦っても良いことはない」、それはわかっていても困難な状況に直面すると心に余裕が無くなるものです。
予期せぬことに遭遇することによっての「慣れ」もあるでしょうが、そのような時こそ氣のエネルギーが必要なものです。
 ところで、先週のオンライン研修講座に続いて、今週末は東京センターからの真氣光研修講座を、今日から2泊3日で開催しています。
先週の講座でもそうでしたが、たくさんの光を失ったマイナスの氣が光になって明るい方向に逝かれました。
私は、毎回そのようなマイナスの氣が変わって行く瞬間を目の当たりにしていますが、特に研修では強い真氣光のエネルギーによって、凄く重たい・暗い気持ちの魂も出て来ます。
暗闇で、苦痛や苦悩、深い悲しみから抜けられない、体を失ったことも分からない、固定概念に囚われている、恨みや怒りに打ちひしがれている等々、たいていは過去のマイナス体験に心が固定されていて、そこから抜け出せません。
さらには、そのような魂の多くは、未来に向かって自分が存在し続けるということが、わかっていませんから、この先どうしたら良いかということに意識が向かないのです。
それが、真氣光の光によって、現状を受け入れ理解して、さらにこれからの事が考えられるようになるのです。
「人の気持ちが変わる、冷静に物事を捉え先に進む」とは簡単なことではないように思いますが、短時間のうちに、どんどん変わっていくのですから凄いことです。
 生きている私たちも、強い悲しみ、苦しみ、怒り…に心が固定されて先に進めない時、いま目の前に起こっていることに、ついて行けなくなった時、暗中模索、迷いの中でどうしたら良いか見当もつかない時…等々、その状況がたいへんなことであればある程、一時的にも前述のマイナスの氣の影響を受けることになりますから、自分自身に氣のエネルギーが必要です。
また、外から真氣光を取り入れ光の応援を受けることで、マイナスの氣が光を得て変われるように、私たちの心の中にも光の出口が見えるようにして、進むべき方向に気がつけるようになるものです。
さらには、マイナスの氣の影響を受けないようにするばかりではなく、もしもの場合に備えるためにも、日頃から氣の充電を欠かさないことが大事ですので注意いただきたいと思います。

(71)良薬口に苦し

 今日から3日間、3回目の真氣光オンライン研修講座が始まります。
4月、5月にも開催したオンライン研修講座、オンラインとはいえ強力な氣が受けられるということでは通常の研修講座と同じであるばかりか、自分の家や地域にも氣が届くということが、受講者の体験談から分かっています。
またオンラインでは、日本全国から参加しやすいという特長がありますから、あちらこちらの地に住んでいる方々が強い氣を受けていただけることで、その方の縁を通して一気に氣が届きやすくなるということがあるのです。
さらに、来週には東京センターで研修講座があり、一週あけて次の週にはメンバーズの集いがありますから、年末に向け、読者の皆さんのお宅で受けられる真氣光もより強力になっていきます。
ですから、マイナスの氣がプラスに変わることで、一見良くない反応、つまり好転反応が出ることもありますので、気持ちを前向きに、洗心のための指標の一番最初の項目、マイナスの氣に負けないように「強く」を忘れずに生活しましょう。
 好転反応とは、真氣光という光によって物事が良い方向に好転するのですが、その前に、マイナスの氣によって一見良いこととは思えない出来事が現れる反応です。
光が強ければ強いほど、強いマイナスの氣をもプラス(光)に変えることになりますが、マイナスの氣の抵抗も強くなりますから好転反応がキツくなることがあります。
 私は、この好転反応について「良薬口に苦し」ということわざを思い浮かべます。
ことわざ辞典で調べてみると、『その人のためになる忠言は、当人には聞き入れにくいというたとえ。病気に効く薬は苦くてのみにくいものだということから。中国伝来のことわざとしては、平安時代から今日までずっと用いられ続けてきた、最もよく知られたものである』とあります。
 自分にとって嫌な「忠言」は、昔から自分と一緒に居たマイナスの氣であればあるほど、深い所で邪魔しようとするものであればあるほど、「聞き入れにくい」ことになっているものです。
しかし、それを放っておいては、マイナスの氣によって、いつまでも影響を与え続けられ、彼らの思うツボにハマリます。
 人からの忠言ばかりではなく、自分の「氣づき」も同様です。
分かっていても出来ないこと・しないこと、気がついていても実行に移せないこと、自分にはこれが足りないのでこうしたい・こうやりたいと思っても、それを行動に移せないこと…等々、マイナスの氣と深い関係にあります。
好転反応を早く乗り越えるには、真氣光を十分に受けることはもちろん、「聞き入れにくい」ことこそ重要なカギなのです。

より強い氣のエネルギーが必要な時

 早いもので、11月も下旬に入りました。
今年は、新型コロナウイルスの感染拡大によって緊急事態宣言が出るなど空白時間があったためか、私はいつもの年以上に早く時間が経過したような感じがしています。
来月は〆の月ですから、そろそろ年末に向けて、今年やり残していることは無かったか、再度見直してみていただきたいと思います。
 私の場合は、逆に年初には考えてもいなかったことが急浮上してきて、これができて本当に良かったと、いま胸を撫で下ろしているところです。
それは、先々週この紙面で書いたハイゲンキ6型の発売と、それができたことによって3型プラスを思いつき、発売に至ったことです。
6型が、私の予想を超えて多くの皆さんに感心を持ってもらったことで、3型プラス誕生となったのですが、3型プラスを今月の月刊ハイゲンキ誌で紹介したところ、既に3型をお持ちの方が「プラスにアップグレードしたい」と、これもまた大きな反響をいただいております。
現在、在庫が無くなっていますが、月内にも入荷しますので、もう少々お待ちください。
 テレビでは連日ウイルス感染拡大のニュースが報道されていますが、この時期に「宇宙から真氣光のエネルギーを集め周りに送る氣中継装置」の力が大きく増すことになりました。
そして、それを使って氣を受けよう、氣を集め・送ろうという多くの人の思いによって、宇宙からの真氣光のエネルギーは、それに応えるように強くなることが、経験的に分かっています。
ですから、予期せぬ出来事でしたが、私にはとても意味あることだと思えるのです。
 ところで、今年も例年通り12月18,19,20日の三日間にわたって、真氣光メンバーズの集いを開催します。
当日センターに来られる来られないに関わらず、この集いに三日間お申し込みの方には、今年は研修講座と同じように朝7時、10時、15時、16時、22時に(一日でお申し込みの方は15時、22時に)私が遠隔で氣を送ります。
一人ひとりが、宇宙からの氣を受けようと意識することで、より強いエネルギーが集まります。
オンラインでの配信もしますので、ご自宅で会員用サイトからライブあるいは録画映像を視聴いただけます。
また、一日でも参加していただける方には、謝恩セール価格にて氣グッズを購入できる特典もあります。
 真氣光のエネルギーが地球に必要な時です。
より強力な氣を集め、来年をさらに飛躍の年にしなければなりません。
ぜひ、多くの方の参加をお待ちしております。

意味のあることが隠れている

 今週火曜日に、初めてYouTubeライブというものをやってみました。
オンラインでパソコンに向かって話すのは、真氣光レッスンで2004年8月から始めたことでした。
当時、奈良・生駒にあった研修所から東京センターに向けて映像配信し、その後12月に真氣光メンバーズの集いを各地のセンターに全国配信しました。
当時は、自社サーバーを使っていましたから配信数が各地のセンターで限界というところでした。
時代は進んでYouTubeというネットによる映像配信が普通になり、あっという間に日本ばかりではなく世界に配信でき、今ではテレビを凌ぐほどの存在だと…、これが当たり前の時代なのですね。
11/18(水)21時からもやりますので、興味のある方はこちらか(リンク→https://youtu.be/kvFmVqzqh9Q)、貼付のQRコードから接続してみてください。
 ところでこの配信、真氣光をまだよく知らない辻くん(29歳)からの質問に私が答えるという形式ですが、若い人と話す機会も私にとっては新鮮です。
センターに来られる若い人(メンバーのお子さんやお孫さんが多いです)からの質問なども、私には勉強になります。
学生なら「勉強に何の意味があるのか?」とか「・・をやりたいけど才能があるか?」など、社会人なら「これが自分にあっているのか?」…将来への不安もあるのでしょうか?いろいろあります。
 私も、ある時までは効率を重視するあまり、やらされていること、やらなければいけないことの意味をよく考えていたように思います。
例えば、電機会社に入社した当時、上司と二人で仕事していたのですが、「報告書を書いては戻され」を何回も繰り返すことが度々ありました。
私は最初から全部言ってくれれば早く終わるのに「何て無駄なんだ」と思っていました。
しかし、ある時に気がつきました。
一番たいへんなのは私に付き合っている上司で、私にいちいち考えさせる時間を与え、育ててくれていたのでした。
 私が、氣をやるようになって、さらに分かったことには、いろいろなところに今は分からないかもしれないけれど意味あることが隠れていることです。
だから「意味があるのか無いのか」などと、モチベーションの下がることを考えていないで、何事も学び、勉強だと思って興味を持って一生懸命に取り組むことが大事です。
希望に満ち、悦びを持って一生懸命にやれることは、たとえ意味など無くても、どんなに肉体的な苦痛があっても、氣を高め、大きな魂の輝きになります。
それは、結局は、体を失う時にしか分からないのかもしれませんが、その光は確実に周りの人や先祖に届くのです。

ハイゲンキ3型プラス発売とアップグレード

 今年3月に急遽、氣中継器ハイゲンキ6型を発売しましたが、多くの方に興味を持っていただき、これまでの短期間に私の予想を遙かに上回る四百台の出荷となりました。
 この6型は、3型よりも低価格の氣中継器という特長がありますので、私はまだハイゲンキを持っていない方、つまり氣中継器を新規で購入する方が対象になるものと考えておりました。
しかし、実際には既に3型をお持ちの方が、6型からの真氣光のエネルギ−を感じてくださり、より多くの氣を受けたいと購入してくださる方が大多数を占める結果となりました。
 3型と6型、二つの氣中継器が一つの家系に入ると、大きな効果となることは容易に想像できますが、6型が本体にヘッドの機能を併せ持つ一体構造のため、体の中に真氣光のエネルギーを取り入れやすくなっていることも大きな要因でしょう。
この数ヶ月間に皆様からお寄せいただいた体験談から、私はこの一体構造が想像以上の効果があるのではないかと考えるようになりました。
 6型誕生のポイントは、平面ピラミッドを刻印したステンレス製のエッチングシートでヘッド機能を追加することで実現しました。
ですから、これを3型にも応用し、これまで3型で使用していたSAS三連マークのエッチング数はそのままに、ヘッド機能となるエッチングシートを6型で使用している倍の数を挿入することで、氣中継器のバリエーションを増やすことにしました。
11月から発売するハイゲンキ3型は、少々本体価格は上がりますが、本体にヘッド機能を一体化した高機能タイプにして、正式名称を3型Plus+(プラス)とします。
 また、現在3型をお持ちの方には、一体構造に高機能化することができる3型から3型Plus+(プラス)へのアップグレードサービスを始めます。
これまで3型には、パワーシートを挿入するパワーアップサービスを実施しておりますが、これとの違いはアップグレードが本体にヘッド機能を追加するわけですからヘッドを当てなくても体に氣が吸収されやすくなるのに対し、パワーアップは先祖や家族など名義人を中心に周りに光を集めます。
どちらもセンターで簡単にできますので、ぜひお申し込みください。
また今年も2型からの下取りサービスを実施しますので対象の方は利用してください。(詳細は月刊ハイゲンキ12月号参照)
 年末に近づきましたので、明後日開催する真氣光レッスンでは、ハイゲンキのお掃除方法を紹介します。
氣グッズや氣中継器をご用意ください。
ご一緒にお手入れしたいと思います。

(70)負けるが勝ち

 「負けるが勝ち」という諺があります。
辞典で調べてみると「その場では勝ちを相手に譲っても、長い目で見れば自分の方が優位になるということ。
…江戸後期から、いろはカルタを通して馴染まれてきた」とあります。
私は、たくさんの人に氣を送って来ましたが、氣を受けている人の口を借りて出てくる、霊的な存在(私はマイナスの氣と言っています)の話から、この諺の意味を再確認することが度々あります。
 夫婦喧嘩が絶えないという方に氣を送っていた時のこと、この奥さんはご主人の悪口を言っていましたが、奥さんの先祖に昔、酷い目に遭わされたという恨みを持ったマイナスの氣が出て来ました。
夫婦仲を悪くして不幸に陥れたいのです。
奥さんは、喧嘩をしても相手が悪い事ばかりで、こちらから歩み寄る必要は無いと言います。
氣を受けて出てくるマイナスの氣は氷山の一角で、まだまだ層になって積み重なっている似たような恨みを持ったマイナスの氣があるものです。
それをプラスに変えられるのは、日頃から相手に歩み寄る姿勢です。
私は、「日頃から真氣光が充電されているので、奥さんから歩み寄ったり謝れると残りのマイナスの氣がどんどん光を受けて変わっていけますよ」と、アドバイスしたのです。
 夫婦喧嘩ばかりではなく、仕事や友人関係でも似たようなことはあります。
人づきあいの中で、意見の相違から許せないと思うことから、お互いが気まずくなることもあるでしょう。
その時、軽くでも謝れることは、自分に影響を与えていたマイナスの氣に相当なインパクトを与えます。
恨んでいるマイナスの氣は、先祖に自分がたいへんな目にあわされたので、負けを認めさせたいと思っています。
そこでその人が謝れると、氣の充電も伴って、あっという間に気が済んだようになり光の方に行かれるのです。
実際には謝らせた方が勝ちのように見えますが、氣の観点からは前述のように、謝れた側に急激に光が増えるということから、「負けるが勝ち」ということが言えるのです。
 また、恨みを持っていたり、光を嫌がっているマイナスの氣の強い抵抗を受けると、好転反応と呼ばれる一見悪い出来事が起きることがあります。
プラスの氣が存在していても、マイナスの氣に負けたかのようになる現象ですが、それもそこから私たちは何かに気づくことができるし、真氣光をやっていれば、さらに氣を受け光を強めることができるのです。
少しの間は、マイナスの氣に負けた状態でも、そこから大きく光の方へ事態を転じることができるというものです。
 より高いところに存在しているプラスの氣の「負けるが勝ち」ということなのです。

マイナスの氣の拘束から心身を自由に

 京都での研修講座に参加していただいた皆様、ありがとうございました。
参加者ばかりではなく、京の都と言われていた時代から今まで苦しんできた縁ある魂たちにも多くの光が届いたようでした。
 私は、氣を送ると氣を受けている人の口を借りて出てくるたくさんの魂たちに遭ってきました。
今回の研修でもそうでしたが、出てくるマイナスの氣は、体の苦痛を訴えているのですが、体は既に無くなっているのですから、本当に辛くて苦しいのは心の部分だということです。
また、どんな人も死ぬ時は、呼吸が出来なくなる苦しさや、体の痛みが伴うものですが、皆がマイナスの氣になるわけではありません。
さらには、眠るようにラクに亡くなったとしてもマイナスの氣になってしまう魂もあります。
つまり、痛みなど体の状態と、心や感情の部分は別で、暗いマイナスの氣になるか明るいプラスの氣になるか、心の状態にとても関係すると考えられます。
 ところで、体と心と氣が相互に繋がっている私たちは、外から真氣光のエネルギーを取り入れ、氣を増やして体や心に良い変化が生じるよう期待していますが、マイナスの氣と同じような心の状態になるとそれに引っ張られ、効率が下がりますから注意が必要です。
 例えば、ただ体が痛いと感じているだけでは、マイナスの氣の影響を受け難いけれど、痛くてイヤだとか、辛いだとか、痛みで何もできないことで生じるマイナス感情や「何で俺ばかりがこんな目に合うんだ」と言いたくなったり、痛みとは直接関係のないマイナス感情も…そういう心の状態になることに注意することです。
 しかし、既にマイナスの氣の影響を受けてしまっているのが私たちですから、現実にはなかなか難しいもので、マイナスの気持ちに囚われ、本来出来ることが難しくなり心身の自由が奪われます。
 まずは自分が直面している状況と、心にわき起こる感情の部分とを、できるだけ分けて考えるようにしてみることです。
そして、マイナス感情に気がついたら、真氣光を受ける時に、それを意識することでマイナスの氣に光を届きやすくさせます。
また、毎日の生活では、そのようなマイナス感情は横に置いておいて、今やるべき事に集中するのです。
わいてくるマイナス感情に影響を受けないよう強い心を意識することで、そこに居座ろうとするマイナスの氣に光を与え圧力をかけます。
 どんなにたいへんな状態に置かれたとしても、真氣光で氣のエネルギーを外から取り入れ、心を強く持つことで、良い方に向かえるチャンスが増えることでしょう。
それぞれがマイナスの氣の拘束から解き放たれ、心身が真に自由になれるよう真氣光は宇宙から届けられるのです。

中川雅仁の『今週の氣づき』心を落ち着かせる

 私は、真氣光研修講座開催のために、昨夜京都に来ました。
今回は、いつもの比叡山麓の会場が急遽使えなくなり、京都中心部のホテルに会場を変えての開催になりましたが、駅からも近いところだったので、少々遅くなっても難無く来られました。
 '95年に先代が亡くなったのも京都、その時には気が動転していて街の歴史など考えも及びませんでしたが、それ以来、歴史あるところなので来る度にいろいろなことを学び直しています。
こちらも近くに明智光秀が織田信長を討った本能寺跡があると、ホテルの説明書きで知りました。
耳で聞いているのと、実際にその地に行って体験することとは大きな違いがあるものです。
 ところで、こちらに来る前に月刊ハイゲンキの対談で臨済宗全生庵住職の平井正修さんにお会いしました。
平井住職は「不安や心配な気持ちをしずめ、心を落ち着かせる」と仰っていました。
「起きたことには何かしらの原因があるということ。
感情はいったん脇に置いておいて、事実にだけ目を向け、自分でその事実が起きた原因を考える。
起きたことは、もう変えようがありません。
事実を受け入れていくしかないのです…」と、座禅をとおして自分の心を調(ととの)える話を聞かせてくださいました。
 これは、氣をとおして学んだ私にもすごく共感できました。
周りからの影響がどうであれ、まずは自分です。
感情は、マイナスの氣によって影響を受けていることもあります。
またマイナスの感情が、さらにマイナスの氣の影響を受け易くするものです。
私も、先代が亡くなった時には、悲しみばかりではなく将来の不安等マイナスの感情に襲われました。
しかし私には、ありがたいことに会員の皆さんがいてくれたことで、仕事というものを続けらました。
真氣光のエネルギーの後押しもあり、皆さんが喜んでくれるものを提供できれば、会社も成り立つということになりますから、何ができるのかを考え行動することで前に進むことができました。
妻が亡くなった時、母が亡くなった時等々…身の周りに起こる出来事によって、いろいろなマイナス感情が湧き起こりましたが、真氣光を受けることで、マイナス感情との分離ができ、マイナスの氣の影響を受けずにすんだのだと思うのです。
不安ばかりではなく怒り、苦しみ、悲しみ、失望、いろいろな感情が湧き起こります。
時として、感情が邪魔をして事実を受け入れ難いときがあるかもしれません。
しかし、それを感じながらも真氣光を受け、事実を受け入れ、よく考え、いま出来ることをするしかありません。
楽しい時、嬉しい時ばかりではなく、たいへんな時にも心を落ち着かせるという体験をとおして、人は魂を輝かせるのでしょう。