富士山での2泊3日の真氣光研修講座が始まりました。 私は昨夜こちらに着き、今日は朝から良い天気なので、氣を送りながら富士山をバックに数枚の写真を撮りました。 富士山は、どっしりと雄大で、実に優雅なシルエットです。 私は35年ほど前に登ったことがあるのですが、先日の大掃除の際に、サラリーマンをやっていた頃の写真が、まだ整理されずに段ボールから出てきたのです。 入社同期の友人が労働組合の活動をしていて、「富士山登山をやるのだけれど人数集めの為にどうしても参加してくれ」と言うので、「しかたがない」ということで登ったのでした。
この企画は、チャーターした大型バスで夜10時に職場前を出発して、山頂で日の出を見るというツアーでした。 登り始めは真っ暗ですから頭に着けたヘッドライトだけが頼りですが、あちらこちらから集まってくる人達で駐車場は一杯になり、ラッシュアワーの状態から一列になって細い道らしき所を登ります。 遠くから見るのと実際に登るのとでは大違い、登り始めると、すごく急な勾配で、まだ七合目、まだ八合目と、一合分を登るだけでもたいへんなことでした。 当時、体力には自信があったのですが、高山病でしょうか?寝不足からでしょうか?頭が痛くなり、そのうちに一歩足を前に出すのも難しくなりました。 何度、もうここで終わりにしようと思ったことか。 でも一緒に登っている友人達が「登るぞ」と声をかけてくれ、最後は「ここまで来て山頂まで行かなければ後悔する」という思いだけで必死に登りました。 何とか山頂に辿り着き、雲一つ無い晴天の中、ご来光を拝んだときには、何とも言えない気持ちになりました。 いま再び登りたいという気持ちにはなりませんが(笑)、本当に登って良かったと思います。
何事もそうですが、外から見るのと実際に行動してみるのとでは、大きな違いがあります。 自分のこともそうですが、周りの人達のことも同じです。 私たちは、体をもって行動して、魂の光のような氣のエネルギーが増えるようになっていて、その大・小はありますが、誰もが体を維持し「生きる」ことで、それをやっています。 行動して何か達成できれば良いですが、結果が思うようにならなくても、やらないのとは大きな違いです。 もう一つ富士山を見ていて思う事は、たいへんな時こそ、どっしりと雄大に構えられるように、心に余裕を持ちたいと思うのです。 そのためには、日頃から、真氣光のエネルギーをしっかりと受け、私たちを生かしてくれている宇宙を信じ、与えられることに前向きで臨むことですね。