時間があるときにこそ考えよう

 今年のゴールデンウィーク(GW)について、20~59歳の男女千人を対象にした調査結果が発表されていました。
それによると、9連休という人もいるようですが、多くの人の最大連休日数は5連休、期間中の外出については、83%が「外出する」と答え、最も多かったのは、「日帰りレジャー」「近所のお出かけ」39.1%。
国内旅行(1泊以上)22%、帰省15.6%と続きます。
「外出しない」と答えた人の理由は、「混雑が苦手だから」63.9%、「疲れた体を休めたいから」48.6%、「節約が必要だから」25.7%ということでした。
 外出しないという人の理由にもありますが、体を休めたりストレスを解消するということでは、新入生・新入社員など新しい生活を始めた人にとってGWは、とても良い休日になります。
さらには、6月が一年の半分と考えると、折り返し地点の寸前で、一年全体を見通すことも大切なことと言えるでしょう。
そういう意味では、休日が多いこの時期の過ごし方が大事ですので、ちょっと考えてみましょう。
 体を休め、心を整えるために「何もしない」という時間を取るのは良いのですが、時間があるからと言って、ただダラダラと過ごしては マイナスの氣の影響を受けやすくなり、だんだんとやる気が失われ、罪悪感だけがつのります。
せっかくの休みだからと、ゆったり家でゴロゴロしたくなったり、明日が休みだと思うとテレビなどを見て夜更かししがちです。
しかし、時間に流されてしまうと、生活のリズムが崩れていくと同時に、体調や心も乱れることになってしまうのです。
氣の観点から考えると、あらかじめ時間をどう使うか、自分でしっかり考えることによってマイナスの氣の付け入る隙を作らない、つまり「自分の意思や意識が自分の体を使う」という状態をできるだけ作るようにしたいものです。
そして、体の疲れをとり、心で感じるストレスを軽減するには、真氣光の氣のエネルギーを受けることが効率的ですから、スケジュールの中に、少し多めに真氣光を受ける時間を入れてほしいと思います。
さらには毎日の生活の中で受けるストレスを、「どのようにすれば軽減できるのか」自分を変えるための対策や、「どんな自分になりたいか、どんな人生にしたいか」など希望や目標について考えてみて下さい。
時間のあるときだからこそ、自分の心に向き合う時間をとりたいものです。
 4/27~30、5/4~7には、愛知そして安曇野で真氣光研修講座が開催されます。
どちらの講座も、まだ男女5人ほどの余裕がありますので、ぜひ時間がとれそうな方は、お申し込み下さい。
また、最寄りのセンターを利用して、たっぷりと氣を充電することもお薦めします。
(中川 雅仁)
[menu][次へ]

どんなに強いマイナスの氣も変われる

 月刊ハイゲンキ5月号の私との巻頭対談は、ビリギャルで有名な小林さやかさんでした。
さやかさんのことを書いた『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』という本が100万部以上売れ「ビリギャル」というタイトルで映画化され有名になった方です。
さやかさんの努力は並大抵なものではなかったことでしょう。
さやかさんは、本と映画がきっかけで、今ではあちらこちらで講演することになり、中学生や高校生の子は、「私にもできそうだからがんばる」と言ってくれるようになって、とても嬉しいと言っておられました。
私は、さやかさんの努力も、もちろんですが、それを支えた坪田先生とお母さんも、さやかさんの可能性を認め、それを信じていたということ、つまりプラスの氣を送りながら支えられたということが本当に素晴らしいと思うのです。
 誰かに変わってほしいと思ったときは、どれだけ言っても、怒ってもダメなものです。
こちら側に、どんどん咎めの気持ちが出てきて、両方がマイナスの氣の影響を受ける結果になってしまいます。
本人に気づいてもらう、感じてもらうしかありません。
さやかさんのお話を聞いて、自らの行動を大きく変えられるときは、2つのポイントが重要だと思いました。
一つは「目標ができたとき」で、自分自身が心の底から「この学校に行きたい」「こんな人になりたい、こんな仕事を成し遂げたい」と思える目標を見つけられると変われるのでしょう。
もう一つは、「危機感を持ったとき」で、さやかさんも模試の成績で「このままではまずい!」と本気で思ったので、行動が変わったのだと思います。
 話は変わりますが、私が氣を送っていると、その家を恨んでいるような強いマイナスの氣が、氣を受けている人から出てくることがあります。
たいへんな恨みを長い間つのらせているので「光などで、俺たちの気持ちがおさまるか」と言って、最初は私の言葉も聞き入れようとはしません。
しかし、彼らの苦労を知って、それを理解しようとしながら、真氣光を送ると少しずつ変わって行くものです。
「怒りがおさまらん、光など見えるモノか、光はいらん」と言っても、彼らも変われるということを信じて、「光は敵ではない、光を探してくれ、よく見てくれ」と一生懸命に氣を送るのです。
そして魂自身が「皆に光が必要だ、あちらの世界から救える」と目標がわかると、どんどん光が増えていき、どんなに強いマイナスの氣であっても変わっていかれるのです。
さやかさんの話は、私も体験していることだと類似性を感じながらお話を伺ったのでした。
(中川 雅仁)
[menu][次へ]

「ありがとう」と言葉で伝えよう

 私の家の近所では、やっと桜が満開になり、大勢の人で賑わっています。
東京では、今日が入学式の学校が多いようです。
この季節は、卒業式に続いて入学式と学校行事が多いときです。
私の父、先代は、私の進学に合わせて小学校、中学校、高校とPTAの会長をやっていましたから、私にとって、春はちょっと複雑な気持ちになる時期でした。
卒業式や入学式さらには運動会など行事がある度に、父が生徒の前で挨拶をするのですが、あまり目立ちたくない性格だった私は、「中川の父さんだ」と、友達に言われるのが嫌だったのです。
小学生の頃、どんな話をするのかと父に聞いたところ、「前回は話そうと思ったことを校長先生が言ったので、前もって考えないことにした」と言うではありませんか。
私はそれから、何を言い始めるのかと、ドキドキしたものでした。
 今から考えると、父は、自分の仕事が忙しいはずなのに、私たち子どもに多くの時間を割いてくれていました。
当時は、気がつきませんでしたが、感謝したいことが山のようにあります。
しかし大人になっても、面と向かって「ありがとう」と言った記憶はありませんでした。
言わなくても分かってくれているだろうとか、少々照れくさいということもあって、父は急に亡くなりましたから、とうとう言わずじまいになってしまいました。
 感謝できること、さらにそれを言葉など行動にできることはプラスの氣を集め、自分自身の氣のエネルギーを高めるばかりか、それが周りにも届いて行くのです。
ですから「ありがとう」の言葉を、周りの人に伝える機会を多くしたいものです。
特に、毎日の生活の中で、少々難しいことかもしれませんが身近な人にも…私はできなかったのですがお父さんに、さらにはお母さん、奥さん、ご主人、お子さんに…いかがでしょうか?口に出して伝えるのが難しい人は、一文でも良いでしょう。
来月、再来月には母の日や父の日がありますから、良いチャンスです。
 私は、父の跡を継げて本当に良かったと思っています。
父のやりたかったことを、私ができることで、あちらの世界の父にも喜んでもらえていることでしょう。
私のように、ありがとうと言いたかったけれど言えなかった、身近な人が既に亡くなってしまっている人は、心の中で感謝の気持ちを持つことで、それをプラスの氣として伝えることができます。
さらには真氣光のエネルギーを受けながら、それができることで、より一層多くの光が届けられるのです。
(中川 雅仁)
[menu][次へ]

体と心について学び、効率良く氣を高める

 今日から20日までの日程で、福岡は志賀島での真氣光研修講座が始まりました。
研修講座の開講が1990年3月ですから、316回の開催で、まる27年を経過し、28年目に入ったということになります。
この研修講座、当初は静岡県下田市で気功師の養成を目的に始まりましたが、健康を回復させたいという人も多く参加されるようになり、1994年奈良県生駒市に場所を移した際、真氣光研修講座という名称になっています。
開講の経緯は、先代の夢の中に現れた白髭の老人より教わったということでした。
先代自らの言葉で語っているビデオがありますので、いつも研修初日には受講される皆さんに観ていただいています。
その中で先代は「見えない世界のことを教えないといけない」と言っています。
私たちの目には見えませんが、光のような氣があります。
自分自身の氣を高めると、それが周りにも広がり、自分はもとより周りまでも幸せにすることができるのです。
研修講座を一言で表現するなら、体と心(意識)について学び、さらには外から真氣光のエネルギーを取り入れることで短期間に効率良く氣を高めることができるというものです。
 人の体の中にある氣のエネルギーは、体や心と深い関係があります。
ストレスで病気になるとよく言いますが、心がマイナスに傾くと繋がっている体もマイナスのほうに、つまり不調という現象となって現れ、その時には氣も下がります。
真氣光を受け、見えない光を外から取り入れ氣のエネルギーを増やそうとしても、体や心をマイナスのほうに向かわせていると、せっかくの真氣光の効果も思うように得らないことになります。
そこで、先代は研修講座で、この氣の効果が最大限に発揮されるように、実習や講義、行法を使って、氣・体・心を総合的に高めることを教える必要があると気がついたのでしょう。
そして、さらに私がこれまで研修講座をやってきて分かったもう一つの大事な要素は、団体で生活するということです。
真氣光という宇宙からのエネルギーに縁があって集まってくる人すべてを学びの対象、つまり先生にすることができるということが、大きく効率を上げています。
 今回の研修講座にも、いろいろなご縁があるでしょう。
志賀島という場所は、朝鮮半島をはじめ大陸に非常に近いこともあり、韓国・中国ばかりではなく中東やヨーロッパ等世界の国々と意識の世界では距離が近くなっているようです。
全国の皆さん、特にこれまで研修講座を受講したことがある人は、その時の事を思い出し、体や心をプラスのほうに向かわせる少々の努力とともに、今回の研修にも意識を合わせて真氣光を受けていただきたいと思います。
(中川 雅仁)
[menu][次へ]

マイナスの氣をプラスに変えるコツ

 私が真氣光のエネルギー(氣)を送っていると、氣を受けている人の口を借りて、既に亡くなっている人が苦しみを訴えるようにして出てくることがあります。
氣を受けている人を通して届く光が、まず先祖など、その人に縁の深い魂たちの苦しみを消していき、そして、ある所まで光が入っていくと次第に、その家に恨みの気持ちを持った魂などにも光が届き始めます。
このような恨んでいる魂たちは、先祖も苦しめ、さらにはその子孫である私たちをも苦しめたいと思っているものです。
彼らが口を揃えて言うのは「なぜ裏切った」「卑怯なことをした」「自分達ばかりが良い思いをした」「俺たちの苦しみが分かるまい」…自分達が苦しいから恨んでいるわけですが、「俺たちの思いがわからないのか、思い知らせてやる」と私たちの体に痛みを与えたり、良くない事を起こすなど、無言の圧力をかけてくるのです。
「お前達が悪い」と一方的にマイナスの思いを向けてくる魂達ですが、魂の光を失っていると聞く耳を持てないものですから、私たちは真氣光を受け、光を届けることによって彼らの気持ちを変え、最終的には納得して光の世界に行っていただくということをしているわけです。
 このような恨みを持っている魂達は、私たちの身の周りにも、彼らが苦しんでいる状況と同じようなことを作ります。
今の時代、誰かを呪ったり、誰かに恨みを持つようなことは滅多に起こりませんが、憎しみや怒りの気持ちが出てくること、そこまでの強いマイナスの気持ちではなくても、不平や不満、咎めの気持ちになることは良くあることでしょう。
特に、相手の気持ちを考えることなく一方的に咎めるということには注意が必要です。
「こんなことは常識だから分かるはずだけど、なぜわからないのか」と、自分が正しいという気持ちがあるから、相手を咎めていても悪いことをしているという気持ちにはなりません。
確かに非があるのは相手かもしれませんが、聞く耳を持たず一方的に相手が悪いと思う状態、これは恨みを持っている魂つまりマイナスの氣と同じ発想なのです。
 自分自身の咎めの気持ちに気づいたら、マイナスの氣の影響があるかもしれないと意識して、氣を受けながら減らす努力をしてみましょう。
体が亡くなってしまうと、話すことはできませんが、生きている私たちは話をすること、自分の気持ちや思いを伝えることができます。
お互いに伝え合って、コミュニケーションを深めようと心掛け、お互いの間にあった壁を低くしていくことができるはずです。
真氣光を受けることも大事ですが、自分の気持ちを変えようと努力することが、早くマイナスの氣をプラスに変えるコツなのです。
(中川 雅仁)
[menu][次へ]

人との関わりの中に氣づきがある

 3月は、環境が大きく変わり、ストレスから元気がなくなる人も多いのではないでしょうか。
きょうは、そのような人のために、積極的に、よりいっそう魂が輝くためにどうすれば良いかを説明しましょう。
まず氣の観点から、プロセスを整理してみます。
①プラスの氣をたくさん吸収する。(プラスの氣つまり光が入ってくると、影になっているマイナスの氣をみつけやすくなります)
②マイナスの氣を見つけ、その原因を探す。
③プラスの氣を取り入れながら、マイナスの氣を減らすよう努力する。(マイナスの氣ばかりに意識が向くと辛くなってしまうので、プラスの氣を取り入れバランスを保つようにする必要があります)
 これを、実際の生活に置き換えてみましょう。
まずプラスの氣を取り入れるために、自分が楽しい、嬉しい、良かった、癒される等と感じたり、そのような気持ちを味わえる行動を多くします。
さらには、真氣光をたくさん吸収します。
次に、マイナスの氣の影響を取り除くために、洗心の指標の「心の中からなくすべき感情」の中から、自分に当てはまるものを見つけます。
あるいは毎日の生活の中で、ちょっとした嫌な事、気になる事、不得意な事を見つけます。
それはマイナスの氣の影響を受けている結果ですから、そのマイナスの感情の原因となっていることが何かを、細かく探します。
過去の体験、先祖を含めた家族などにもヒントがあるかもしれません。
そのようなことを意識して、真氣光を受けながらマイナスの氣に光が届くようイメージします。
さらには生活の中で、マイナスの氣に負けないよう少しでも努力しようとすることと、プラスの氣が感じられることを多くしてください。
 ところで、人との関わりの中で、楽しい、嬉しいなどプラスの氣を取り入れられることは、非常に多いものです。
さらには、自分一人なら感じない、嫌だ、苦手などマイナスの氣に気がつくことも、人との関わりがあるからです。
例えば、一人の部屋で自分が掃除をするのは当たり前ですが、二人部屋などで自分だけが掃除をしていれば、なぜ自分ばかりが掃除をしなければならないのかと、相手を咎める気持ちがでてきます。
これは掃除をしない相手によってマイナスの氣が来たのではなく、自分の心の中に、マイナスの氣に同調する暗い部分があったから、湧き上がるものです。
確かに周りの人にもマイナスの氣があるかもしれませんが、自分の中に同調する要因がなければマイナスの感情に陥ることはないでしょう。
そのように考えると、人との関わりの中で生活することはストレスも増やしますが、それから気づくことを増やせることがポイントと言えるのです。
(中川 雅仁)
[menu][次へ]

氣は体と心に関係がある

 昨日から、熱海で真氣光研修講座が始まりました。
毎朝の氣づきの時間(いいとこ探し)で発表できると、大きなマイナスの氣も昇華され、身も心もスッキリとされる方が多いので、私は皆さんに「思い切って発表してみてください」と声をかけています。
 なかなかマイナスの状況を変えられない、乗り越えられない人は、まずたくさんの真氣光のエネルギーを受けること、次に何かに氣づき、体や心をプラスのほうに向けようとすることが大切です。
これを3泊4日でやっているのが真氣光研修講座です。
 私は、どんな人にもある、目には見えない光のような氣のエネルギーは、体や心と相互に関係していると、お話ししています。
例えば、強いストレスによって心が暗い方向に引っ張られると、体に調子の悪いところが出てきますが、相互に関係しているので、この時には氣のエネルギーも下がっています。
真氣光は、私たちの体の中の氣を高める力が強いので、体や心が良い(プラスの)方向に変化しやすくなるという特長があります。
ですから「まずは、真氣光をたくさん受けてみて下さい」と、お話ししますが、真氣光研修講座では、ただ真氣光だけを受けているわけではありません。
自ら氣を高めるために、体や心に良い(プラスのほうに向かう)ことを、ヨガや講義、さらにはいろいろな行法や実習を通して学びます。
このように、真氣光を受け、外から氣のエネルギー(光)を入れながら、自分の中でも体や心を使って氣のエネルギー(光)を作り出すということがポイントです。
 ですから時々、まず真氣光をしっかりと受けられているか、自分の体や心がプラスのほうに向かうようなことを実践できているか、自分自身で確認してみるとよいのです。
 真氣光は受けているつもりだけど、マイナスの氣の影響を受けやすいという人は、何かの理由で真氣光の効果を下げられているかもしれません。
体に悪いことをしていると、せっかく真氣光を取り入れても、効果は小さくなりますし、特に私たちは、心がマイナスの状態に曝されることで、真氣光の効果が小さくなってしまうということを忘れがちです。
 何か自分に気がつかなければならない事があるから、マイナスの氣の影響を受けやすくなっているのだと考え、それについての対策を考える必要があるでしょう。
そのヒントを得るために、ぜひ研修講座を受講したり、本誌や月刊ハイゲンキ、最寄りのセンターや体験会などを活用してください。
マイナスの現象が出るから対処療法的に真氣光を受けるという受け身のスタイルから、その原因を意識して、マイナスの氣を根本から光に変えていきましょう。
(中川 雅仁)
[menu][次へ]

グループにある光

 月刊ハイゲンキの2月号で対談させていただいた脚本・演出家の望月龍平さんのシベリア抑留をテーマにした音楽劇「君よ 生きて」が、来週2月22日(水曜)から26日(日曜)の6日間、東品川にある天王洲銀河劇場で公演されます。
先日、私は、望月さんたちの稽古を見学させてもらいました。
ほんのわずかな時間でしたが、熱気と気合いがビシビシと伝わってきて、本番でもないのに大いに感動してしまいました。
きっと素晴らしい公演になることでしょう。
当たり前のことですが、芝居は全てがナマ、つまり撮り直し、やり直しができません。
そこが何か、私たちの毎日の生活と似ていると、芝居の稽古を見ていて感じましたので、今日はそんな話をしたいと思います。
 このお芝居には、大勢の出演者がいます。
私が見ていた稽古の場面は、最後のシーンでした。
舞台の真ん中に、出演者の一人が帽子を残してしまったようです。
それが残っていると、客は何か意味があるのかと、そこに意識が向いてしまいます。
本来なら一番近くに居る人が、人知れず、そっと持ち帰らなければならないところでしたが、気がついて居た人もいたけれど、結局残ったままになってしまったのです。
「誰かの失敗を、気がついた人の中でも一番近い最適な人が、そっとカバーする、それも迅速に、そうしないと芝居全体が失敗になる」、誰が落としてしまったか、失敗しないようにすることは自明なことで、それよりもそんなハプニングの対処方法について話し合われていました。
 私たちも、身の周りの人との協力の中で、グループを形成して生きています。
家族や職場、学校、友人、いろいろな人間関係の中で、魂を輝かせるという大きな目的のもと、グループ単位の目的に向かって生活しています。
見える部分を上手くいくようにすることも、もちろん大事ですが、グループ全体の氣つまり見えない光というものを忘れるわけにはいきません。
一人ひとりもそうですが、グループ全体としても、時々刻々と光を放っているのです。
誰かが光を失ったなら、すぐにそれをカバーしないと、その弱いところからマイナスの氣の影響を受けて、どんどん全体としての光を失うのです。
グループ全体の光が強くなればなるほど、マイナスの氣の抵抗勢力も強くなるというものです。
ですから氣のことを勉強している私たちだからこそ、最適な人がマイナスの氣を引きつけることなく、いかにカバーするかということが試されます。
自分自身にしっかり真氣光を充電し、周りをより一層気づかって、光の輪を強く、そして大きく広げていきたいものです。
(中川 雅仁)
[menu][次へ]

その人の気持ちになって

 私が氣を送っていると、氣を受けている人の口を借りて「お前に、この苦しみがわかるか!」という魂(マイナスの氣)が出てくることがあります。
そういう魂たちは、昔生きていた武士だったり、農民だったりしますが、真氣光を送ると、どのような人も、やがて光が見えて来たと言って、光の方へ逝かれるのです。
この時、私はできるだけその人の気持ちを感じ、その人の身になって氣を送るようにしています。
 よくテレビのドラマでも、辛い・苦しいという人が訴えるセリフのなかに「健康な人に、病気の者の辛さはわからない」「子どものいない人に、親の気持ちなんて分からない」等の言葉を聞くことがあります。
言われた側は、突き放されたような気持ちになって心が暗く沈んでしまうというシーンです。
 誰にでもある氣のエネルギー、それは魂にある見えない光のようなものです。
それが前述のマイナスの氣のような存在の影響を受け、エネルギー(光)を極端に失うと、「誰にもわかってもらえない」という気持ちと、その裏に隠れている「少しでも誰かにわかって欲しい」という気持ちが増すのだと思います。
 想像することはできるけれど、実際に同じ体験をしていない以上、本当の意味でその人の苦しみは分からないのは当然のことです。
しかし、私たちは、辛い苦しいという人に寄り添うことができるし、少しでも理解し分かろうとすることができるものです。
 私は、「氣には波動的な性質がある」と言っているのですが、人の意識や気持ちといったものも氣であり、その人の気持ちを感じようとすることは、ラジオのダイヤルを回してチャンネルを合わせようとする行為に似ています。
その人の思いに近づこうと、限りなく気持ちの波長を合わせようとすることで、垣根となっていた両者の壁が低くなり、氣が合わせられるようになる、つまり氣の通りがよくなるのです。
氣のエネルギー(魂の光)は高い方から低い方へと伝わるから、誰かにわかってもらえると、何故か気持ちがプラスの方に変化するというわけです。
 ところで真氣光の場合は、強いプラスの氣のエネルギーなので、その人やマイナスの氣の気持ちに波長を合わせないと届かないものではありません。
しかし、そうは言っても、対象となる人の思いに近づくことができれば、さらに伝わって行きやすくなるものだと思うのです。
さらには、そうできることで、自分自身の気づきが増し、より深い所に存在するマイナスの氣にも光が届きやすくなるかもしれません。
ですから、ハイゲンキを当てる時も、そのようなことを頭に入れ、工夫していただければと思います。
(中川 雅仁)
[menu][次へ]

節分の日に因んで「鬼は外、福は内」

 きょう2月3日は節分ですね。
節分と言えば「鬼は外、福は内」と豆まきをしますが、近くのスーパーでは豆の宣伝ではなく、恵方巻の宣伝がメインになっていました。
豆まきなら、季節の変わり目に生じる邪気(鬼)を追い払うための行事と、分かりやすいのですが、恵方巻はなぜ食べると縁起が良いのか?勉強不足で、まだ私にはわかっておりません。
 この節分に因んで、キノポタでも氣のコラムの「旬の話題」ということで、取り上げました。
『節分の「鬼は外、福は内」とは、いかにしてプラスの氣を取り入れ、自分の周りの氣を明るくしていくかということ。
年に1度の「鬼は外、福は内」だけでなく、いつでも心がける「心構え」として、マイナスの氣の影響を受けない自分になれるよう努力しましょう』というようなことを書きました。
具体的にどんな心の持ち方を目指したらよいのかということは、洗心の指標を上げて、いつもお話ししています。
きょうは、「鬼は外、福は内」に因み、大事と言えるものを両者一つに絞り、お話ししたいと思います。
 「鬼は外」、つまりマイナスの氣を遠ざけるためには、マイナスの氣の思い通りにならないこと、マイナスの氣の嫌がることをするとよいのです。
マイナスの氣には、辛い、苦しい、悲しい、悔しい等、いろいろな魂が存在します。
その中で、一つ上げるならば、そのような魂たちの一番根本に存在する、その家系やその人を恨むという魂ではないかと思います。
この恨む魂が嫌がることとは、彼らの心と真逆の心を持つことです。
なぜなら、そうすることによって波長が合わなくなり、そこに存在することが難しくなるからです。
恨む魂とは、許せない気持ちの塊ですから、私たちは身に起こる全てのことを許容する、「許す」ことを心掛けるようにするのです。
直ぐに出来なくても、どうやったらできるのか、それに向かって努力することがポイントです。
 「福は内」、プラスの氣を取り入れるには、真氣光を受けることはもちろんですが、大事な心がけを一つあげるとすると、毎日の生活の中にある、ありがたいことを、できるだけたくさん見つけ、感じることでしょう。
どんなことも当たり前だと思っていると、感謝できません。
どんな人にも必ず居て応援してくれているプラスの氣に波長を合わせるという意味でも、ありがたいと思えることを増やすのです。
生活の中で、できるだけたくさん見つけるには、毎日必ずすること、いつも使うもの、いつも一緒に居る人…などがカギになります。
そのような中から、ありがたいと思えることが見つけられると、多くのプラスの氣を集められるでしょう。
(中川 雅仁)
[menu][次へ]