いいとこ探しと敬愛の心

 福岡での真氣光研修講座を終えて東京に戻ってみると、雨の中、少しずつ桜が咲き始めておりました。
今回の研修でも、私は「あの人も、この人も、すごいなー」と、皆さんの大きな変化が印象的でしたので、それを思い出しながら少しばかり夜桜見物を楽しみました。
暗い中に、まだ小さな花びらでしたが、これから次々に花開き、この桜並木にたくさんの人が押しかけ、春のひとときを満喫している様子が想像されました。
研修での氣づきの時間(いいとこ探し)でも、誰かの発表に、また違う方の発表が呼応するように連鎖反応的に良いお話となるのですが、どこか似ています。
 ところで先日、Aさんに氣を送っていると、その人に影響を与えているマイナスの氣が話し始めました。
「おまえのことが嫌なんだ。
上から目線のモノ言い、高圧的な態度・・・」どうも、Aさんのご先祖のことを憎んでいる魂が、光を失いマイナスの氣となって、Aさんをご先祖だと思い、家族の仲など人間関係が悪くなるように邪魔をしてきたらしいのです。
昔は今ほど、平等な社会ではありません。
立場が上の人に対して下の人は、酷い時には虫けらのように扱われ、人間としての尊厳も奪われるほどだったでしょう。
そのように考えると、そこにも社会が作り出した、たくさんのマイナスの氣の存在が想像できます。
 このようなマイナスの氣の影響を受けると、自分の身の周りにも、同じような人間関係が構築されます。
普通に言っていることなのに、周りの人は高圧的なモノの言い方と捉えたり、自分が誰かに対して、そのような気持ちを抱いてしまうなど、自分ではなく周りの人が悪いと思いがちになるのです。
 しかしこれは、自分の側に存在するマイナスの氣の働きによって、その状況が作られているのですから、そこを意識しないと問題は解決しません。
私はAさんに、「そのような人たちがまだまだ存在していると思われるので、それを意識して真氣光を受けて下さい。
そしてもう一つ、周りの人のいいとこ探しです」と、お話ししました。
他の人の良いところを見つけようと努力すること、それをできるだけ伝えようとすることが大事です。
そして「もし自分がその人の立場だったら、どうだろう」と考えてみると、自分にはできそうもないとか、たいへんな苦労がいることだろうと推測できるのです。
すごいな!と思えることは尊敬に値します。
私は、本紙2008/10/02の587号で敬愛という言葉について書きました。
敬愛の心が持てると、プラスの氣を呼び込み、自分自身を幸せに導くばかりか、それを言葉にできることで周りにも広がります。
・・・そんな話になりましたが、良い天気になりましたので、これからちょっと桜の様子を見て来ます。
(中川 雅仁)
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