9/17付このニュースで、私が再婚した話を書きました。 (今のところ)私の生活で一番変わったことは、食べるものです。 以前も、できるだけ自分で作ってはいましたが、忙しいこともあって決まったメニューが多く、どうせ一人分だからと余り物で済ませ、週末の出張では外食とコンビニ弁当でした。 最近は、家での食事が多くなり、味を感じる私の舌も変わったようで、塩分控えめが普通になったようです。 塩気などは中毒性があるようで、以前は味がはっきりしたものでないと旨いと感じなかったのです。 今でも、甘い物は好きですが、うす味好みになったことで、繊細さ?が戻り、特に野菜など食材そのものが持つ美味しさを感じられるようになった感じです。 つまり以前は素材のおいしさが良く分からず、塩味などで、元々の味が少々悪くても誤魔化していたように思うのです。
そんな私のところに「本ができました」と、一冊の本が届きました。 「SHARE THE LOVE 大地を愛する人々」会員の尾崎靖さんが編集を担当したものです。 帯には『地球で、ともに生きるために、私たちに何ができるのか。 「大地にやさしい農業」を実践する57人の生き方』とあります。 写真付きで57人の農家さんの農業についての考え方や生き方が紹介されている本です。 全ページカラーのこの本は、写真が多く、志を持つ皆さんがカッコよく、美味しそうな野菜で溢れていて、見応え・読み応えのあるものでした。 尾崎さんの話では、日本は食料自給率が先進国中で最も低い37パーセント、離農する人が増えている状況です。 志ある人達と日本の食を少しでも支えられないか?と、この本はできたとのことです。 月刊ハイゲンキでも、定期的に農業に関わる方々を取り上げてきましたが、少しでも私たち消費者と地球を生かす農家さんとで日本を変えたいと思うところです。
ところで尾崎さんは、9月の富士山での研修講座に参加していたのですが、講座前に編集作業終了の予定が終わらずに、講座中に徹夜して、ギリギリまで作業をしていました。 私は講座参加者の皆さんと応援しながら「意味の無いことは起こらないということだから、こんなことになって、この本には講座の良い氣が届いていますね」と、話していたのです。
生き物をいただく「食」は、かつて生きていた命のエネルギー、つまり氣を貰うばかりではなく、生産者の氣、さらには流通・販売とそこに関わった沢山の人達、そして調理した人の氣を一緒に体の中に取り込むということですから、とても大事なことです。 この本もきっかけとなり、地球と全ての命のために、人々の意識が良い方向に変わることを望むのです。