無理と思う前に

 以前、バラエティ番組を見ていたら、お笑い芸人の「お付き合いしてください」という言葉に、ある若い女優さんが「む~り~」と言っていました。
明らかに無理がありますので、周りも大笑いでした。
私にとっては、「若い女性の間では無理という言葉は、よく使われる言葉なんだなぁ」と、勉強になった一コマでした。
 このような状況では、ヘンに氣を持たせてしまうのもいけませんから、駄目なものはダメと、はっきり「無理です」というのは当然のことかもしれません。
しかし、無理という言葉が頭に浮かぶのは、そういう時ばかりではありません。
本当は無理でもないのにマイナスの氣によって「無理かもしれないなぁ」と思わされるパターンです。
 私はサラリーマン時代、仕事のスケジュールを上司と相談して決めている時、上司の言う基本方針には従うつもりでも、頭のどこかでは、「もしかしたら無理かも」と考えていたことがありました。
そのような時は、必ず出来ないという結果になったものです。
今、考えてみれば当然のことです。
私たちの意識には、それに同調するように影響を与えている見えない氣というものが存在します。
私はその時、既にマイナスの氣の影響を受けていたのでしょう。
マイナスの氣は、私たちが自分で考え行動すると氣のエネルギーが増えるので、それを阻むように影響を与えます。
辛い、苦しい等の気持ちを持ったマイナスの氣は、自分の気持ちをわかって欲しい、その人にも同じような気持ちを味わわせたいと、出来ない方向に引っ張るのです。
 逆に考えれば私たちは、自分の限界を越える時、そこに影響を与えていたマイナスの氣が消え、大きく氣のエネルギーが増えるのです。
ですから「もう無理」「最悪だ」「もう駄目だ」「何て不運なんだ」等と、意識がマイナスの方向に傾くような時にこそ、プラスの気持ちに気分を変えて、プラスの氣を味方につけなければならないものです。
「断わられたところから始まる」とは先代の言葉ですが人に分かって貰おうとする時、渋滞に巻き込まれてイライラしそうな時、嫌な人の話を聞いている時、仕事が辛い時、苦境に陥っている時…意味があって、そのような環境に置かれているということであり、もしかしたら気持ちを変えるための練習かもしれません。
一見マイナスな状況を笑っちゃう、楽しめるぐらいになれたら最高です。
真氣光を続けることでも、マイナスの氣が少しずつプラスに変わり応援してくれるようになりますので無理な事が減っていくのですが、自分から積極的にマイナスの氣の影響に気がついて、それに負けない強い心を持てるように努力してみることなのです。
(中川 雅仁)
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ルーティンと氣の話

 先日、「会長は気功の時間、何かある時には、どうしているんですか」という質問がありました。
気功の時間とは、朝7時、夜10時から20分間の先代が始めた真氣光タイムのことです。
先代は、あの世に逝っても責任を持ってやっているでしょうから、私も最初は氣を受け、そしてその後、皆さんに氣を送っています。
しかし、ゆっくり出来ない時、特に10時の真氣光の時間では移動時間だったり、時にはレストランで遅めの夕食などという時があります。
そのような時には意識を「氣を送る」ということに向けられるよう、片手だけでも掌を広げて氣を送るイメージをします。
習慣化されているので、それが私の中ではスイッチが入るということになるのです。
 イチロー選手がバッターボックスに入るときにバットを持ってとるポーズに似ているかもしれません。
一時期ラグビーの五郎丸選手のポーズで有名になりましたが、ルーティンということになるのでしょう。
このルーティン、頭というよりは体が覚えてしまうということでしょう。
楽器の練習をする時、弾けない部分を何回も練習した記憶はないでしょうか?何回もやっているうちに、難無く弾けるようになるものです。
人によっては、毎日仕事をする時にも、あれをやってからこれをやる、するとリズムに乗ってスムーズになり、それが習慣化しているということがあるかもしれません。
アスリートなどでは、ここ一番という時には相当なプレッシャーがかかることでしょうが、練習と同じことをすれば、心が落ち着き平常心を保ったままプレーすることができるということになり、マイナスの氣の影響を受けにくくする工夫と言えるでしょう。
しかし、あれをしなければこれが出来ないなど、あまりにルーティンにしばられ過ぎるのも問題です。
さらには、明らかにマイナスの氣によるルーティンというのもありますので、もう少し説明しましょう。
 ある人の話ですが、ご主人のちょっとした言葉にムッとして、返した言葉で、さらにご主人が怒り出してよく喧嘩になるということでした。
このような場合、その人を不幸の方向に引っ張りたいマイナスの氣が、ご主人を使って、幸せに向かう邪魔をするのです。
そのような手にのらないよう練習する必要があります。
本番に備えて練習が大事というアスリートですが、私たちの場合は毎日が本番であり練習です。
喧嘩ばかりではなく、飲み過ぎる、食べ過ぎる、掃除が面倒…等々、マイナスの氣によるルーティンは、いろいろな所に隠れています。
氣を受けながら、マイナスの氣による「いつもの手」つまりルーティンに気がついて、マイナスの氣による誘導に負けないようにしたいものです。
(中川 雅仁)
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真氣光で更なる飛躍を!

 前号に書きましたが、私は、アメリカ・ボストンから、ブラジル・リオデジャネイロに寄って、ニューヨーク経由で先週金曜日、無事帰国しました。
今回、どちらも20数人の方に、のべ二日にわたって真氣光を受けていただきました。
ボストンでは真氣光初心者の人に加え、10年以上前に研修講座に来てくれた人もいましたので、より深い真氣光の話ができました。
リオでは、全く初めて真氣光を受けるという人が大半でしたが、皆さんが、とても良い印象を持って受け入れてくれたように思います。
ブラジルはキリスト教の国ですから、宗教による固定観念が邪魔をして、人によっては魂のことなど受け入れ難いのでは?と思いましたが、かえって宗教では理解出来なかったことが真氣光の考え方で納得できたという人もいました。
 ボストンからリオには直行便がなく、まずボストンからマイアミに行って、そこで飛行機を乗り換え、リオに飛ぶ予定でした。
しかし私を乗せた飛行機は、ボストンから飛び立つのに時間を要しマイアミで乗り換えるべき飛行機に乗り遅れたため、結局マイアミのホテルで一晩を過ごし、早朝にサンパウロ経由でリオに飛ぶことになりました。
一日弱、遅れてしまうことになりましたが、現地でセミナーとセッションの手配をしてくれていた、桑原先生の弟子でもあるブラジルはり協会のアカシオ先生と、すでに月刊ハイゲンキでも紹介しましたフェルナンド先生が、難無く対処してくれましたので、無事に全ての予定を終了することができました。
 私は、先代の時代にSASの事務所があったマイアミに足止めされたのも、そして予定にはなかったことですが、先代が30年前に訪れたサンパウロに降り立つことになったのも、すごく意味のあることのように思え、行く先々で真氣光の光が届くようにお祈りしてきました。
 ところで、アメリカもブラジルも、国ができて比較的新しい、移民による多民族国家です。
私は、先月のこのニュースで、大昔日本にやって来たと思われる「住んでいた地を追われ新天地を求めた魂の話」を記事にして、3月の志賀島、5月の安曇野、6月の石川での研修講座の繋がりの話をしましたが、今月は北海道の研修があります。
明治になって多くの人が今回の研修開催地・小樽の港に入ったのではないかと思います。
私は、世界中のあちらこちら、移民の国ばかりではなく、日本のどの地にも、新天地を求めての大きな決断と幾多の困難、たくさんの苦しみや悲しみを乗り越えて生きてくれた先祖の思いがあるのだと思います。
お蔭で、今私たちは、平和な時代に生まれて来ることができて、こうして生きています。
真氣光を利用して、更なる飛躍を遂げたいものです。
(中川 雅仁)
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ストレスに真氣光

 昨日から日曜日までの日程で、石川県は羽咋郡志賀町での真氣光研修講座が始まりました。
この場所での研修は、ちょうど300回目の開催になった2015年11月にやっていますから、これで2回目になります。
周りにはゴルフ場などもあり、緑豊かな良い所です。
早くも休み時間には大きな笑い声が聞こえるなど、受講生の皆さんのマイナスの氣が、どんどんプラスの氣に変わっているようです。
 さて先日、ある化粧品の会社が全国の20~69歳の男女それぞれ約7万人を対象に、厚労省のストレスチェック制度の健康状態項目を基に加工し点数化した調査結果を発表しました。
その調査の中で、私が興味を持ったのは、『ストレス度が低い女性は、「旅に行く」「笑う」「入浴する」「家族と過ごす」「読書をする」などの行動を取っていたのに対し、ストレス度が高い女性は「スマホ・パソコンを使う」「昼寝など仮眠」「音楽を聴いて過ごす」「お腹一杯食べる」「何も考えない(頭を休める)」という選択をしていた。同社はこれについて、低ストレス女性は副交感神経優位の時間を過ごしているのに対し、高ストレス女性は「一時的にストレスを解消するだけのリセット型」の行動を取っていると分析。ただ、低ストレス女性の行動は完遂に時間や手間を要するものが多く、逆に高ストレス女性には手軽に出来るものが多く見られ、ストレスオフに繋がる行動を取るからストレス度が低くなるのか、元々ストレスが少ない故に手間暇かかる行動を取れるのか、よくわからない。』とありました。
 私は、マイナスの氣の影響がストレスに大きく関係していると考えています。
自分の心がマイナスに傾くことで集まってくるマイナスの氣と、先祖や家族など周りの環境によるマイナスの氣の影響です。
自分の心が、ストレス源となることを忘れ、楽しいことなどプラスの方に向くことでプラスの氣が集まり、マイナスの氣を昇華できることでストレス度が下がるのだと思うのです。
これまで私は、たくさんのストレスを抱えて調子が悪くなっている人が、取り巻く状況は何も変わらないのに、真氣光というプラスの氣を受けることで改善した例を数多く見てきました。
ですから私は、ストレスの解消には、真氣光を一番にお薦めしています。
ところで、真氣光を受ける方法には、音氣を聞いたり、ハイゲンキのヘッドを当てたり、毎日家で手軽にできるものと、全国のセンターで受けられるセッションや毎月開催している真氣光研修講座など、少々時間のかかるものまでいろいろあります。
ポイントは、手軽にできるものを毎日欠かさず、研修講座など時間を要するものも予定に組み込むなど、両者をうまく組み合わせることなのです。
(中川 雅仁)
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プラスの氣を集める口癖を多くしよう

 昨日は、ボストンの桑原先生が定期的に開催している「真氣光クラス」に参加しておりました。
インターネットの普及で世の中は本当に便利になりました。
東京に居ても、ボストンで行われているセミナーで、お話しさせて貰えるのですから、ありがたいことです。
私は、今月末には実際に、ボストンとリオデジャネイロに行って、セミナーとセッションを開催する予定ですので、もし現地にお知り合いの方がいらっしゃったら、ぜひお薦めください。
ところで、ボストンにも、熱心に真氣光を学んでくれている人たちが居て、昨日は今シーズン最後のセミナーということでしたから、私は「身近なところで影響を与えているマイナスの氣に気がついて、真氣光を受けながら、それに負けない強い心を持ちましょう」と、お話ししたのです。
 どんな人も、何かしらのマイナスの氣の影響を受けているものです。
ほんの少しのネガティブな行動も、「塵も積もれば山となる」と言うように、知らないうちに大きな影響力を持つものに変わってしまいます。
マイナスの氣は、その人に知られないように近寄ってきて、仲間を増やし、次第に自分の思うようにコントロールしようとします。
私たちの考えや行動に、マイナスの氣が影響を与えているものには、いろいろあるのですが、その中でも今日は「口癖」について考えてみたいと思います。
 私は、サラリーマン時代に「何で俺ばかり、こんな目にあうんだ」「あーダメだ」「疲れた」…こんなネガティブの言葉をよく口にしていました。
このような類には、その他にもテレビなどで耳にしますが「きもい」「うざい」「マジ無理」などがあります。
言葉にも言霊と言うように、見えないエネルギーがあります。
ネガティブな言葉は、それを口にすればする程、マイナスの氣を引き寄せてしまうということになり、気持ちがマイナスのほうに引っ張られ、より一層そのような言葉が多くなるばかりか、上手く行かないことが多くなったり、体にもマイナスの反応が出てきたり、さらには周りの人もマイナスのほうに向かわせようとします。
 ですから、できるだけ良い言葉を口にするよう心掛けるということ、できれば良い言葉を口癖にしてしまうことなのです。
「素晴らしい」「大丈夫、何とかなる」「ありがたい」…プラスの氣を集める言葉には、まだまだいろいろあります。
私も、仕事が終わった後に、自分自身に「ああ、よく頑張ったぞ」と、言ったりしています。
日頃から真氣光のエネルギーを受けるとともに、プラスの氣を集める口癖を多くできることで、マイナスの氣のコントロールを受けにくくなります。
ぜひ、始めてみて下さい。
(中川 雅仁)
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母の日に向け遠隔真氣光

 研修講座で、女性の受講生の皆さんの話を聞いていると、「研修中は食事を作らなくていいのが嬉しい」と言われる方が多いのです。
食事は欠かすことができません。
毎日、何を食べようか?と考え、材料を買ってきて、調理するのは本当に手間が掛かることです。
私も、会社の帰りに家の近所のスーパーに立ち寄りながら、同じものでは栄養が偏るし、せっかくなら美味しいものを食べたいし…等々、これは大いに頭を悩ませる問題です。
 今週の日曜日は、母の日です。
先日、ある会社の2017年母の日に向けた意識調査の記事を目にしました。
見出しには『“花より団子”傾向!?実はお母さんは、母の日に「プレゼント」よりも「外食」を期待』とありました。
記事の内容は『母の日に家事から解放されたいお母さんは約8割。
解放されたい家事1位は食事の支度であり、お母さんが本当に望んでいる母の日ギフト1位は「外食」だ』ということでした。
働く女性が多くなり、世の中のお母さんが忙しくなったことも、大きな要因なのでしょう。
 どなたも食事ということでは、お母さんに随分お世話になっているのではないでしょうか。
さらには、いろいろな「してもらっていること」があるはずです。
しかし、「してもらえなかった」等マイナスの感情が強いとそれが邪魔をして、そのことに目が向かなくなることがあるものです。
ある方の体験です。
『以前は母にしてもらえなかった思い、マイナスの感情がたくさんありました。しかし、真氣光を受けているうちに母のいいところがたくさん感じられました。夜、本を読んでくれた事や、部活で真っ黒になったユニホームを洗ってくれていた、毎日の食事やお弁当を作ってくれた事など、親になって初めてわかった気持ちもありました。してもらっていたことをたくさん感じられ、母に対するマイナスの思いがいつの間にか無くなっていました。』
 この方のように真氣光の光が十分に充電されると、マイナスの氣の影響が少なくなり、心に余裕が生まれることで、「してもらったこと」を思い出せることが多くなります。
これは、人の心を温かくし、プラスの氣を集めます。
さらには、その方のことを思い、「してあげられること」を増やすことで、より一層プラスの氣を自ら作り出すことができるのです。
母の日ですから、真氣光を受けながら、お母さんを思い浮かべてみましょう。
遠隔真氣光と言いますが、そうすることで、そちらに光が届きやすくなります。
そして、してもらったことは何かを考えてみてください。
これは、既にお母さんが亡くなっている方にも、とても有効な「してあげられること」なのです。
(中川 雅仁)
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来週末まで多くの氣を受けるチャンスです

 昨日から、愛知での真氣光研修講座が始まりました。
今回の講座では、いつも名古屋センターに通ってくれている方々を中心に、関東や関西、北海道などから37名の皆さんが受講してくれています。
毎回の研修講座で私は、参加者ばかりではなく、そのご先祖さらには、その土地にご縁のある魂など、できるだけ多くの方々に真氣光のエネルギーが届くよう「意識して」氣を送っています。
 この「意識する」ということ、つまり気持ちを向けるということですが、氣の観点から言えば「氣を合わせる・波長を合わせる」というようなことで、これができると自分と対象となっているものとの距離が縮まり、氣のエネルギーの通りが良くなります。
ですから意識することで、守護霊のように働くプラスの氣からの良い影響を受けやすくなるばかりか、邪魔するように働くマイナスの氣を、真氣光でプラスの氣に変えやすくなるのです。
 きょうは今講座初めての氣づきの時間(いいとこ探し)があり、「自分には辛かった時があったけれど随分良くなった」というような話から、この近くにある神社の話まで、いろいろな人が発表してくれました。
話している人は、ふと思いついて話しているのですが、話せることで、よりいっそう意識されることになります。
また発表を聞いている人も、ただ聞いているだけではなく、聞きながら自分の体験に重ね合わせることで、自分のことに意識が及ぶのです。
研修では、この他にも「話す・聞く」時間を多くしていますが、それによって真氣光のエネルギーが届きやすくなり、良い効果が得られやすくなっているのです。
 ですから、まずは、話したり聞いたりしていることの中で、そこにプラスの氣やマイナスの氣の存在を意識できると良いのです。
もしかしたら良いことにはプラスの氣の影響があったかもしれないし、悪いことにはマイナスの氣の影響があったかもしれないと、そのような見えない氣の影響を受けているかもしれないと思うことです。
そして、プラスの氣の影響が意識できれば「ありがたい」と感謝し、マイナスの氣であれば、それによる邪魔には負けまいと強い気持ちを持って努力するとともに、真氣光のエネルギーを取り入れながら、そちらに届くよう思うのです。
 来週末まで3泊4日の研修講座が2回続きますので、お家で、あるいは各地のセンターで氣を受ける時に集まる真氣光のエネルギーは、いつもより強まっていることでしょう。
これを利用して、意識することで、より良い効果を引き出していただきたいと思います。
(中川 雅仁)
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時間があるときにこそ考えよう

 今年のゴールデンウィーク(GW)について、20~59歳の男女千人を対象にした調査結果が発表されていました。
それによると、9連休という人もいるようですが、多くの人の最大連休日数は5連休、期間中の外出については、83%が「外出する」と答え、最も多かったのは、「日帰りレジャー」「近所のお出かけ」39.1%。
国内旅行(1泊以上)22%、帰省15.6%と続きます。
「外出しない」と答えた人の理由は、「混雑が苦手だから」63.9%、「疲れた体を休めたいから」48.6%、「節約が必要だから」25.7%ということでした。
 外出しないという人の理由にもありますが、体を休めたりストレスを解消するということでは、新入生・新入社員など新しい生活を始めた人にとってGWは、とても良い休日になります。
さらには、6月が一年の半分と考えると、折り返し地点の寸前で、一年全体を見通すことも大切なことと言えるでしょう。
そういう意味では、休日が多いこの時期の過ごし方が大事ですので、ちょっと考えてみましょう。
 体を休め、心を整えるために「何もしない」という時間を取るのは良いのですが、時間があるからと言って、ただダラダラと過ごしては マイナスの氣の影響を受けやすくなり、だんだんとやる気が失われ、罪悪感だけがつのります。
せっかくの休みだからと、ゆったり家でゴロゴロしたくなったり、明日が休みだと思うとテレビなどを見て夜更かししがちです。
しかし、時間に流されてしまうと、生活のリズムが崩れていくと同時に、体調や心も乱れることになってしまうのです。
氣の観点から考えると、あらかじめ時間をどう使うか、自分でしっかり考えることによってマイナスの氣の付け入る隙を作らない、つまり「自分の意思や意識が自分の体を使う」という状態をできるだけ作るようにしたいものです。
そして、体の疲れをとり、心で感じるストレスを軽減するには、真氣光の氣のエネルギーを受けることが効率的ですから、スケジュールの中に、少し多めに真氣光を受ける時間を入れてほしいと思います。
さらには毎日の生活の中で受けるストレスを、「どのようにすれば軽減できるのか」自分を変えるための対策や、「どんな自分になりたいか、どんな人生にしたいか」など希望や目標について考えてみて下さい。
時間のあるときだからこそ、自分の心に向き合う時間をとりたいものです。
 4/27~30、5/4~7には、愛知そして安曇野で真氣光研修講座が開催されます。
どちらの講座も、まだ男女5人ほどの余裕がありますので、ぜひ時間がとれそうな方は、お申し込み下さい。
また、最寄りのセンターを利用して、たっぷりと氣を充電することもお薦めします。
(中川 雅仁)
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どんなに強いマイナスの氣も変われる

 月刊ハイゲンキ5月号の私との巻頭対談は、ビリギャルで有名な小林さやかさんでした。
さやかさんのことを書いた『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』という本が100万部以上売れ「ビリギャル」というタイトルで映画化され有名になった方です。
さやかさんの努力は並大抵なものではなかったことでしょう。
さやかさんは、本と映画がきっかけで、今ではあちらこちらで講演することになり、中学生や高校生の子は、「私にもできそうだからがんばる」と言ってくれるようになって、とても嬉しいと言っておられました。
私は、さやかさんの努力も、もちろんですが、それを支えた坪田先生とお母さんも、さやかさんの可能性を認め、それを信じていたということ、つまりプラスの氣を送りながら支えられたということが本当に素晴らしいと思うのです。
 誰かに変わってほしいと思ったときは、どれだけ言っても、怒ってもダメなものです。
こちら側に、どんどん咎めの気持ちが出てきて、両方がマイナスの氣の影響を受ける結果になってしまいます。
本人に気づいてもらう、感じてもらうしかありません。
さやかさんのお話を聞いて、自らの行動を大きく変えられるときは、2つのポイントが重要だと思いました。
一つは「目標ができたとき」で、自分自身が心の底から「この学校に行きたい」「こんな人になりたい、こんな仕事を成し遂げたい」と思える目標を見つけられると変われるのでしょう。
もう一つは、「危機感を持ったとき」で、さやかさんも模試の成績で「このままではまずい!」と本気で思ったので、行動が変わったのだと思います。
 話は変わりますが、私が氣を送っていると、その家を恨んでいるような強いマイナスの氣が、氣を受けている人から出てくることがあります。
たいへんな恨みを長い間つのらせているので「光などで、俺たちの気持ちがおさまるか」と言って、最初は私の言葉も聞き入れようとはしません。
しかし、彼らの苦労を知って、それを理解しようとしながら、真氣光を送ると少しずつ変わって行くものです。
「怒りがおさまらん、光など見えるモノか、光はいらん」と言っても、彼らも変われるということを信じて、「光は敵ではない、光を探してくれ、よく見てくれ」と一生懸命に氣を送るのです。
そして魂自身が「皆に光が必要だ、あちらの世界から救える」と目標がわかると、どんどん光が増えていき、どんなに強いマイナスの氣であっても変わっていかれるのです。
さやかさんの話は、私も体験していることだと類似性を感じながらお話を伺ったのでした。
(中川 雅仁)
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「ありがとう」と言葉で伝えよう

 私の家の近所では、やっと桜が満開になり、大勢の人で賑わっています。
東京では、今日が入学式の学校が多いようです。
この季節は、卒業式に続いて入学式と学校行事が多いときです。
私の父、先代は、私の進学に合わせて小学校、中学校、高校とPTAの会長をやっていましたから、私にとって、春はちょっと複雑な気持ちになる時期でした。
卒業式や入学式さらには運動会など行事がある度に、父が生徒の前で挨拶をするのですが、あまり目立ちたくない性格だった私は、「中川の父さんだ」と、友達に言われるのが嫌だったのです。
小学生の頃、どんな話をするのかと父に聞いたところ、「前回は話そうと思ったことを校長先生が言ったので、前もって考えないことにした」と言うではありませんか。
私はそれから、何を言い始めるのかと、ドキドキしたものでした。
 今から考えると、父は、自分の仕事が忙しいはずなのに、私たち子どもに多くの時間を割いてくれていました。
当時は、気がつきませんでしたが、感謝したいことが山のようにあります。
しかし大人になっても、面と向かって「ありがとう」と言った記憶はありませんでした。
言わなくても分かってくれているだろうとか、少々照れくさいということもあって、父は急に亡くなりましたから、とうとう言わずじまいになってしまいました。
 感謝できること、さらにそれを言葉など行動にできることはプラスの氣を集め、自分自身の氣のエネルギーを高めるばかりか、それが周りにも届いて行くのです。
ですから「ありがとう」の言葉を、周りの人に伝える機会を多くしたいものです。
特に、毎日の生活の中で、少々難しいことかもしれませんが身近な人にも…私はできなかったのですがお父さんに、さらにはお母さん、奥さん、ご主人、お子さんに…いかがでしょうか?口に出して伝えるのが難しい人は、一文でも良いでしょう。
来月、再来月には母の日や父の日がありますから、良いチャンスです。
 私は、父の跡を継げて本当に良かったと思っています。
父のやりたかったことを、私ができることで、あちらの世界の父にも喜んでもらえていることでしょう。
私のように、ありがとうと言いたかったけれど言えなかった、身近な人が既に亡くなってしまっている人は、心の中で感謝の気持ちを持つことで、それをプラスの氣として伝えることができます。
さらには真氣光のエネルギーを受けながら、それができることで、より一層多くの光が届けられるのです。
(中川 雅仁)
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