月刊ハイゲンキ5月号の私との巻頭対談は、ビリギャルで有名な小林さやかさんでした。
さやかさんのことを書いた『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』という本が100万部以上売れ「ビリギャル」というタイトルで映画化され有名になった方です。
さやかさんの努力は並大抵なものではなかったことでしょう。
さやかさんは、本と映画がきっかけで、今ではあちらこちらで講演することになり、中学生や高校生の子は、「私にもできそうだからがんばる」と言ってくれるようになって、とても嬉しいと言っておられました。
私は、さやかさんの努力も、もちろんですが、それを支えた坪田先生とお母さんも、さやかさんの可能性を認め、それを信じていたということ、つまりプラスの氣を送りながら支えられたということが本当に素晴らしいと思うのです。
誰かに変わってほしいと思ったときは、どれだけ言っても、怒ってもダメなものです。
こちら側に、どんどん咎めの気持ちが出てきて、両方がマイナスの氣の影響を受ける結果になってしまいます。
本人に気づいてもらう、感じてもらうしかありません。
さやかさんのお話を聞いて、自らの行動を大きく変えられるときは、2つのポイントが重要だと思いました。
一つは「目標ができたとき」で、自分自身が心の底から「この学校に行きたい」「こんな人になりたい、こんな仕事を成し遂げたい」と思える目標を見つけられると変われるのでしょう。
もう一つは、「危機感を持ったとき」で、さやかさんも模試の成績で「このままではまずい!」と本気で思ったので、行動が変わったのだと思います。
話は変わりますが、私が氣を送っていると、その家を恨んでいるような強いマイナスの氣が、氣を受けている人から出てくることがあります。
たいへんな恨みを長い間つのらせているので「光などで、俺たちの気持ちがおさまるか」と言って、最初は私の言葉も聞き入れようとはしません。
しかし、彼らの苦労を知って、それを理解しようとしながら、真氣光を送ると少しずつ変わって行くものです。
「怒りがおさまらん、光など見えるモノか、光はいらん」と言っても、彼らも変われるということを信じて、「光は敵ではない、光を探してくれ、よく見てくれ」と一生懸命に氣を送るのです。
そして魂自身が「皆に光が必要だ、あちらの世界から救える」と目標がわかると、どんどん光が増えていき、どんなに強いマイナスの氣であっても変わっていかれるのです。
さやかさんの話は、私も体験していることだと類似性を感じながらお話を伺ったのでした。
(中川 雅仁)
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