氣の世界、真氣光の世界

 私は電機会社でのサラリーマン時代、小さな機械(マイクロマシン)の研究をしていました。
大きなテープレコーダーが、ポケットに入るウォークマンになって大ヒットしたように、いろいろな物がサイズを小さくすることでその価値を上げるということ、それが当たり前になりつつある時代でした。
コンピュータの部品はどんどん小さくなり、その技術を応用してロボットのようなものが、どこまで小さくできるかという限界に挑戦していたのですが、力を作り出すためのモーターやエンジンなど人の作る物は小さくなると取り出せる力が極端に小さくなるのです。
ロボットを動かそうとするとモーターが必要になるのですが、あるところまで小さくしていくと、自分の重さも支えられない、自走もできないということになってしまうのです。
 当時定期的に大学などと研究会が行われて、参考のために細菌やゾウリムシ、昆虫などのビデオも観たものです。
小さい頃は、当たり前に思っていたようなものが、実はトンデモないほどすごいもの、科学技術を突き進めて行くと、とうてい人間の手には及ばないということが歴然となるのです。
そんなときに92年、体の不調から初めての真氣光研修講座受講となり、工学博士の故関英男先生の話から、この宇宙には自然界全体を統制する神のような存在がいるのかもしれないと思ったものでした。
以前の私は、「人間は死んだら終わりだ」とか「科学で証明出来ない物は存在しない」と考えていたのに、氣の世界=スピリチュアルなことに目覚めたわけです。
目には見えない氣の世界を知ると、住む世界が広がるのです。
氣の世界とは見えないエネルギーの世界、その範疇には神社仏閣など神や仏の世界から、霊・魂、風水や占いまでいろいろなものがあります。
そういうものが存在していることに納得できるようになったわけです。
しかし、それらのもの全てが必要かと言うとそうでもありません。
 私は、人が生きる目的とは自分の置かれた状況において魂を輝かせることで、そのために重要なことは、他人・家族・先祖と自分との繋がりの中で、何か一つに集中してエネルギーを取り入れることだと思います。
そうすることでその吸収力が上がり、毎日の生活の中で大いなる力に生かされていることが分かり、考えや行動が自然に変われるということです。
私は、たまたま縁のあった、真氣光を生活に取り入れてみて、たくさんの氣づきがありましたが、それらは他のいろいろなことをやっていたのでは得られなかっただろうと思います。
私は真氣光の世界しか知りませんが、自分の体験で得られた真氣光の良さを皆さんに伝えていこうと思うのです。
(中川 雅仁)
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