(33)周りからの温かい心

先日の会長セッションで、私がAさんに氣を送っていると、彼女とは別の人が出てきました。Aさんと何かご縁のあった魂でしょう。Aさんではないと思ったのは、それまで静かに氣を受けていたA さんが、突然怯えるような表情で「もうしません」と繰り返し言い始めたからなのです。「良いと思ったことでも、もうしません。」と言うのです。話しを総合すると、何かの都合で亡くなった人なのですが、亡くなる前に良かれと思い何かをしたのだけれど皆の反感を買い、責められる恐怖と失意のうちに亡くなったようです。かなり周りからバッシングされたのでしょう。なかなかマイナスの心が消えません。しかし氣を受けるうちに少し楽になったようで、「良いことだと思ったのに」と繰り返し訴えるようになりました。「良いと思うことができなくなったら…、誰も良いことをしなくなったら…、この世はどうなるの」「恐い、みんなが私を非難する」その魂さんの心はすっかりマイナスの方向に行ってしまっているので、周りのマイナスの氣に同調し、常に非難されているような状態が続いているのでしょう。私は、一生懸命に氣を送りました。しばらくするとA さんの顔が穏やかになってきました。「光がわかるかな。なんとなく周りが明るいだろう?」そう言って声をかけると頷くので、私は話しを続けました。「光の方を見てごらん。あなたを待っている人がたくさんいるよ。あなたは良くやったよ。皆がそう言ってるよ。」しばらくわからないような表情をしていましたが、どんどん顔がほころび始めたので、「光の世界に行けるかな」と聞くと「行く」と言うので、見送りました。 こ の人の良いと思ったことは、この世では受け入れられなくても宇宙的には間違っていなかったから、あの世からたくさんの応援が集まり彼女は安らかになれたのでしょう。彼女の言うとおり、誰も良いことをしなくなったら…と考えると怖いことです。 先 日の新聞に、『社会経済生産性本部が今年の新入社員意識調査をした結果、「自分の良心に反しても会社の指示に従う」と答えた新入社員の割合が43.4 %、と初めて4 割を超え、「できる限り避ける」(40.8 %)を上回った。厳しい就職環境が、新入社員の意識の変化に影響しているようだ。』とありました。イラクでの人質問題でもそうでしたが、私には世間が『周りの温かさ』というものを感じさせないほど、余裕が無くなっているような氣がします。温かい心がプラスの氣の環境をつくります。宇宙からのエネルギー、真氣光もそれを応援していることでしょう。