スピード時代を生きるために

今日は新幹線の中で、富士山を横目でやり過ごしながら、この記事を書いています。
「一日が短いなぁ」と感じているのは私ばかりではないでしょう。
今や、すべてのことが早くなっています。
この東海道は昔なら江戸から京都まで2週間ほど、それが今では2時間半です。
その間に新聞を読んで、コーヒーを飲んで、原稿を書いて・・・、それが当り前の時代ですから。
周りがそのようなテンポで進んでいると、自分までゆっくりとはできない状況になることもあるでしょう。
先日など、ファストフードのお店に入って、カタカナの品名ばかりでどれにしようか躊躇している間に列が出来、後ろの人に迷惑をかけてしまいました。
私も、急いでいるときには気が急いていますから、遅い人がいるとイライラしてしまいます。
氣を受けながら心に余裕が必要だと反省の毎日です。
この現代のスピード時代は、ストレス社会だと言われていますが、このような時代だからこそ先代の夢によって、真氣光のエネルギーがこの地球にもたらされたと私は考えています。
 以前、ある人に真氣光を送っていると、その人の口を借りて昔の修行僧のような人が出てきたことがあります。
「自分一人が山に籠もって修行をしても、どれだけの輝きを得られたのだろうか。苦しい修行と苦しい生活。しかし時として修行のほうが楽な場合がある・・・」その人は、体を失った後も、まだ苦しい修行を続けていたようでしたが、真氣光のエネルギーを受けて最後に「氣づくこととは、他から与えられるものではなく、自分の置かれた環境から感じていくことだ」と、言葉を遺して消えていきました。
私はこの時代で毎日生活をしていくことは、修行にも匹敵することだと思うのです。
昔とは全く違ったストレスの多い環境ですから、特定の人ばかりではなく、みんながそれぞれ苦しい状況に置かれている場面もあると言っても過言ではないでしょう。
そして、このような時に、生を受けて肉体を持って生きることになっているということは、誰もがそれに耐えうるべき、ある種の進化を遂げている魂とも考えられます。
ただ地球には、成長することを知らない魂が、暗い部分に閉じこもってしまい、生きている私たちに多くの影響を与えています。
真氣光の源は、「宇宙の法則から外れてしまっていることは、もったいない。一刻も早く宇宙の一員に戻って欲しい」とエネルギーを送ってくれているわけです。
スピード時代ですから、私たちはすぐに結果も求めがちです。
宇宙は「一生をかけて真氣光のエネルギーを貯めて欲しい」と伝えて来ます。
どんな時にも焦らず五分でも十分でも、じっくりとハイゲンキを利用して欲しいと思います。
(中川 雅仁)
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