(16)先祖供養

 皆さんお盆には、親戚や家族で集まったり、お墓参りに出かけた方も多いのではないでしょうか。日本には、お盆やお彼岸などの仏事が数多くあり、家族揃ってお墓参りに出かけるなどという風習があります。既に亡くなってしまった先祖に手を合わせることによって、たくさんのプラスの氣(光)が送れる事を、昔の人は知っていたのでしょう。私も小さいころから知らぬ間に、「ご先祖様を大事にする」ことを、教えられたような氣がします。
 私が以前、真氣光を送っていたときに、ある女性から出てきた魂さんがいらっしゃいました。最初は、相当苦しい様子でうなり声を上げ、全身に力が入り、のけぞるようにしておりました。次第に顔の歪みもきつくなっていきましたが、何回か激しく咳き込むとともに、だんだん真氣光のエネルギーが浸透したのか、楽な表情に変わっていったのです。最後には「やっと楽になれた。みんなが苦しんでいる。この娘(こ)のおかげで私らにやっと光が来た。この娘(こ)のおかげじゃ。ありがとう。ありがとう。」と言うのです。最後には「皆が待っている。わしも力になれる。」と言われながら光の世界に行かれたのでした。
 その女性は、自分も家族も病気がちで、真氣光を知ったのでした。でも家族はみんな氣には興味がなく、彼女だけが一生懸命真氣光をやっていました。生駒での研修講座にも参加し、その時には財産相続を巡って親戚同士とても仲が悪い事を気にしていました。
 彼女は、真氣光を受けながら意識ははっきりしているのに、何故急に自分がそんな事を言い始めたのか分からず最初はびっくりしていましたが、どうも出てこられたのは曾祖母にあたる方のようで、ご先祖様に光が届いていることがわかって、より一層ハイゲンキをすることの意味を再確認したのでした。
 もう既に亡くなった見えない家族の中に、たくさん辛い方がいらっしゃるような場合、知らないうちにその影響を受けてしまい家族や親戚の間に不幸な事が多くなったり、仲が悪くなってしまったりするようです。あちらの世界からも本当に気づいて欲しくて、いろいろなサインを出しているのかもしれません。しかし誰か一人でもその事に気づき光を送ってあげられると、少しでも確実に一歩ずつ、事態は解決の方向に向かうのです。真氣光を受けるということは、生きている人を入口として、あちらの世界に光を送るということなのです。