ひとくち歳時記「ほおずき市」

 7月9日と10日は東京浅草寺の「四万六千日」の縁日にあたり、境内には「ほおずき市」が立ちます。
「ほおずき市」は東京入谷真源寺の「朝顔市」とともに東京の夏の風物詩になっています。
平安時代末期に阿弥陀信仰や観音信仰などの縁日が決められ、その日にお参りするようになりました。
観音信仰は7月9日か10日に参拝すると四万六千日お参りしたのと同じご利益があると言われたため信者が集まるようになり、やがて市が立つようになりました。
ほおずきは漢方では別名「灯籠草」とも呼ばれ、根を煎じて飲むと、咳止めや利尿に効果があります。
(本社 加藤)
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