続けること

おめでたい話が新聞の一面を飾るのは久しぶりかもしれません。ノーベル物理学賞が、素粒子の権威、南部陽一郎さん、小林誠さん、益川敏英さんに、さらには化学賞に下村脩さんが決まりました。これで日本人の受賞者は16人目とのこと、日本の研究水準が改めて世界に認められたとの報道もありました。私は特に「日本人」にこだわることもないと思うのですが、日本人ということでいろいろな逸話が報道されることが勉強にもなり、さらにはすごく親近感がわいてくるというものです。
下村さんは、発光する生物から発光物質を取り出し、その仕組みを研究してきたということです。新聞記事の中で言っています。「僕は十何年かけて85万匹のオワンクラゲを採取した。100トンは超すでしょう。何十人もの人を雇いました。家族も手伝ってくれた。ノーベル賞はその副産物なんです。」どんな研究も相当な労力がいることだと思います。似たようなことを何回も、何回も気が遠くなるぐらい繰り返し、一歩一歩真実の解明に近づくのでしょう。途中で嫌になることもあるでしょうが放り出すことなく地道に淡々と続ける、なかなか出来ないことです。「子どもたちにはどんどん興味を持ったことをやらせてあげて。やり始めたら、やめたらダメですよ」とも言っておられます。「これだ」と感じるものがあり、それがすべての原動力になっているのだと思うのですが、ご自身の経験がお有りだから言える言葉だと思います。
研究ばかりではなく、輝かしい成功談には、いろいろな苦労話が付きものです。氣の観点から言えば、どんな人にも守護霊さんのようなプラスの氣の応援がある一方、マイナスの氣も働いていて、その人に対し一見邪魔をするように働くものです。辛いときに、心配やイライラ、不平や不満など、つい洗心の御法度の心に支配され、マイナスの氣を集めやすくなるのです。特にその人の魂が大きく輝こうとするときに、それを阻むかのように働くものです。しかし、ご先祖や守護霊さんのような存在が必ず一生懸命支えようとしているのです。私は、真氣光で病気が良くなった、自分や、さらには自分を取り巻く環境が変わったなど、いろいろな人の体験談を聞いて来ましたが、真氣光を続けるうえでも同じようなことが言えます。いろいろな一見マイナスの出来事が出てくるけれど、それに惑わされることなく、淡々と真氣光のエネルギーを魂に取り入れるということ、それによって、その人自身の魂の輝きが増し、宇宙からの応援も届きやすくなるのです。