良くなろうと努力すること

 私は月曜日に、熊本での真氣光研修講座を終え、今週末の大阪・岡山・広島に向けて準備をしているところです。
研修に参加していただいた 38名の皆さん、ありがとうございました。
私は、研修講座ばかりではなく会長セッションやセミナー等あちらこちらで、ストレスを受けてたいへんだという相談を受けることがあります。
氣の観点から言うと、たいていは自分が不幸だから、その人も同じように不幸にしたいというマイナスの氣が働いていて、その影響を受けて昔から身の周りに良くないことがいろいろと起こっているということなのです。
 例えば「仕事で上司から叱られて職場がイヤになっています」という相談の場合、確かに、その方には苦手なことがあり、そのことで強く叱られることが大きなストレスになっているのかもしれません。
しかし、その原因は、職場や上司にあるのではなくて、マイナスの氣が強いストレスを与え、その人が「自分を変えよう」という意志を持って、良い方向に努力して変わって行くということを邪魔しているのです。
 この世に完璧なものなど存在しません。
なぜなら全てのものは常に変化しているからです。
ましてや人などは、最も常に不完全であり、完璧などとは一番ほど遠い存在であるはずです。
それでも人は、知らず知らずのうちに完璧を求めてしまいます。
それはもちろん悪いことではないのです。
なぜなら、もっと成長しよう、良くなりたいという思いから、そうなっているからです。
 ここで問題なのは、それを自分、そして自分以外の人や物事に求め、そうならなかったからといって落胆し、悲しみ、他を咎めたり、イライラしたり、さらに努力しないことへの言い訳にしてしまったりすることです。
そうありたい、そうであってほしいという願望は、生きる上で必要なことです。
ならば限りなくそうなれるように努力することなのです。
努力することで、だんだんと「こうなりたい」という自分がより明確になっていき、やがては、その希望や目標は、もっと良いものへと変わっていくはずです。
希望通りにならなくても、それが努力をした結果なら、必ずや良い方へと向かっているはずなのです。
人は常に変化しています。
それならば、良い方へ変化できるように常に意識して生活することが重要です。
全ては学びなのです。
自分自身のために起こっていることと思えば、マイナスの感情などに付き合っている暇はないはずです。
自らの成長のために、全てに感謝し、前へ進むことが大切であり、真氣光のエネルギーもそのことを応援してくれるのです。
(中川 雅仁)
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