4月26日付のこの紙面で、私はある新聞の特集記事「夫に言われて傷ついた一言」(1位は「君も太ったね」)について書きました。先日その新聞に今度は「妻に言われてムッとした一言」という記事が載っていました。どうも妻の言葉への夫の不満も取り上げてほしいという声が新聞社に多数寄せられたようです。結果は、1位「うちにはお金がない」「生活費が足りないわ」274人、2位「あなたはいつもそうなんだから」220人、3位「おなかが出てきたわね」203人…と、アンケート結果は15位まで続くのですが、我が家でも時々耳にする言葉が入っております。一方、妻に言われてうれしかった一言は、1位「ありがとう」411人、2位「いつもご苦労さま」「お疲れさま」300人、3位「いってらっしゃい」266人、4位「さすが!」183人、5位「早く帰ってきてね」180人…と、感謝や労いの何気ない一言が続きます。記事によりますと、短い一言は「長い言葉と違って、夫側が『本音は何だ?』など裏読みをせずに済むので素直に聞ける良さがある。妻が自分の味方であることが口調からも伝わり効果的」だそうです。男性も女性も嫌な言葉の中には、体型のことが入っていたり、「一生懸命やっているのに、これ以上どうすればいいんだ」という自分の気持ちをわかってもらえない事への不満が根底にあるようです。私は、妻の言う事に対して、つい「ごもっともです」と思ってしまう癖がついてしまったのか、滅多にムッとすることはないのですが、やはり疲れているときなどに聞くと嫌味の一言でも返してやろうかという気になるものです。マイナスの言葉にはマイナスの氣が集まり、プラスの言葉にはプラスの氣が集まります。言葉について、できるだけお互いに気をつけることが望ましいのですが、なかなか行動に移すのは難しいものです。私は、同じような事を相手から聞いても聞き流せるときと、やけに心に引っかかるときがあるということから、そのことを自分自身の状態に気づけるチャンスととらえるべきだとお話ししています。ムッとしたときには自分自身の波動を変えるよう、一呼吸置いたり、相手を思いやる気持ちを持てるよう努力することで、一つ魂のステップアップができるものです。もちろん、心に余裕を持つために少し多めに氣を受けることも忘れてはなりません。夫婦という身近な人との間で練習ができると、魂の成長も早くなるということでしょう。また、第三者に対してムッとしている相手を目の当たりにしたら、気づかぬうちにマイナスの氣をためてしまいますから、心に余裕を取り戻せるようお互いに注意し合えると最高ですね。