もうすぐ1歳になる息子ですが、元気があり過ぎのところがあって、私も日々奮闘する毎日です。 ある日の食事の際にも、息子は自分で食べたがるので少しずつ与えていたのですが、皿はひっくり返し、食べ物をテーブルの周りに撒き散らすものですから、私もその片づけに手が回らず、言葉が少なくなってしまうことがありました。 すると、息子は突然食べるのをやめ、宙を見つめたままフリーズするのです。 横から妻に「怖い顔をしているからだよ」と指摘され、「あれ、そんな顔してる?」と、私は自分の心の状態を客観的に見つめ直すきっかけとなりました。
「鏡の向こうの自分の顔は、自分が笑うから鏡の自分も笑っているものです」これは、私が'92年に受講した真氣光研修講座で学んだことです。 つまり、自分の心の状態が、そのまま周囲に伝わり、周りの状況を作り出しているということ、自分の出す氣に応じて、周りの氣は動くので、自分が楽しいからプラスの氣が集まり、それによって周りも楽しくなるわけです。 また、自分がプラスの氣を出せるから周りからプラスの氣が集まり、それが応援のように働いてくれるのです。 息子との出来事を通して、私はこのことを改めて実感しました。 自分が知らないうちにイライラしていたのを息子が知らせてくれたようです。 周りの状況から、自分の心の反省点を見つけられたというわけです。
さて、今日から始まる2泊3日の京都での研修講座、今回は初めてまたは久しぶりに受講される方が多いようです。 受講生にとっては研修講座の行持集が、いろいろな生活の場面で役に立つので、私は「受講後にもこれを見直してください」と、お話ししています。 この行持集には、様々な誓いの言葉が記されていますが、その中でも、今回の息子との出来事では、「心を中心とする誓い」が思い出されました。 この誓いをみると「・・・私たちはすべてのことを、心を磨き高めるものとして、学び行じさせていただきます」という言葉で締めくくられています。
私は、この誓い通りに、日々心を磨いていきたいと願っていますが、なかなかそう簡単にはいかないのが現実です。 特に、自分ではどうすることもできない、成長途中の我が子がいることで、私の心は日々揺れ動いています。 しかし、だからこそ、私はこの貴重な経験を通して、心を磨き高めることができるわけですよね。 また、家族を通して自分の心の奥底にあるマイナスやプラスの感情に気づき、それを受け入れられるのも、真氣光のエネルギーのおかげだと感じられるのです。