(43)光が弱いところ

3月も今日で終わりです。4月からは、新学期、新社会人と新しい生活を始める人も多いことでしょう。中には入学や就職で、親元を離れた人もいるのではないでしょうか。今日は、この時期に思い出される魂の話をします。2 年ほど前のことですが、A さんが久しぶりに会長セッションにいらっしゃいました。A さんには、就職して親元を離れた息子さんがいるのですが、最近体調が悪いので、母親として何かできることはないかと言うのです。私は遠隔真氣光の話をして、息子さんの名前を聞き、氣を送ってみましょうとお話してセッションを始めました。すると、すぐにA さんが苦しそうに唸り始めたのです。先ほどまでは苦しい様子はみせていなかったので、私はすぐに霊的なものの影響だとわかりました。何の関係だろうと思っていると、A さんとは別の魂が「こいつらは許せない。俺たちはひどい目に遭わせられたんだ。絶対に許さない。」とA さんの口を借りて話し始めました。話をまとめると、A さんの先祖が地位のある武将で、戦を指示して女・子供に至るまでたくさんの人たちを苦しみに陥れたので、その恨みを何代にも渡って晴らしてきたと言うのです。私は、彼の言うことをよく聞きながら、気持ちが変わってくれるよう、集中して真氣光の光を送り続けました。すると口調が少し柔らかくなってきたので、恨むと余計に苦しさが増すことを説明し、光が届いて少しずつ楽になることを告げました。最初はとても苦しそうに話していた魂も、ずいぶん苦痛が薄れてきたようなので、「A さんから光が来るから楽になる」ということを教えました。するとそれが感じられたらしく、「本当に申し訳ないことをした」と繰り返します。そして、「ここは(A さんの事)光が強くて狙えなかったから、光の弱い息子を苦しめた」と言うのです。私は「迷惑を掛けたなら、その分もこれからよろしくお願いします。」と言って光の世界へ見送ったのでした。セッションが終わって、びっくりしていたA さんですが、すべてが腑に落ちた様子です。氣のことをよく知らない息子さんにも少しずつ教えるつもりだと話して帰られました。誰 でも、肩や腰に疲れが出やすい等、ウィークポイントがあるもので、そのようなところは光が弱くなっている部分です。家族や親戚、職場・会社などというグループも同じように全体を包む光があり、その中に光の弱い部分があるものです。そこにマイナスの氣つまり影たちが同調して集まることがあるのです。ですから気がつける人によって、光を強める心配り・氣配りがとても大事なのです。