(42)この子に分かって欲しかった

昔からどこかに調子が悪いところがあって身体が弱かったという30代のA さんが、真氣光を知ったのは1 年ほど前、知り合いの方から紹介されたのがきっかけでした。氣を受けると少し楽になったということでしたが、仕事がとても忙しいので、家では音氣で氣を受けていましたが、なかなかセンターを利用できなかったそうです。それがある日、身体がとても辛くなって久しぶりにセンターを訪れたとき、スタッフから会長セッションがあると聞いて参加してくれました。そ れ以来、月一回定期的に来てくれるようになったのですが、その会長セッションも3 回目ぐらいの時です。いつもは眠たくなって寝てしまうA さんが、突然苦しそうな表情になりました。「ウー、ウー」と低い呻き声を上げるのです。私は、何か苦しく辛い人が関係しているような気がして、手を頭のところに当てて氣を送りました。最初は苦しくて、ただ呻くだけだったのですが氣を受けるうちに涙が出て、激しく咳き込み始めたのです。私は、苦しかった魂さん達にたくさんの光が届くよう一生懸命に氣を送りました。そのうちに咳も止み楽になったようなので、私が「苦しかったね」と聞くと、彼女はお婆さんのような声で「苦しかった。何とかこの子にそれを分かって欲しくて、ずいぶん永いこと待ったんだ。やっと光が見えてきた」と言うのです。「A さんのご先祖の方ですか?」と聞くと、うなずきながら「まだまだ苦しんでいる者がいる」と私の手を握るのです。私が「あなたも光になって力を貸してください」と伝えると、A さんの身体からフッと力が抜け、その魂は光の世界に旅立ったのでした。気 がついたA さんは、「自分が話していたのは分かるのに、何故あんな事を話したのかが分からない」と言うので、「あなたが小さい頃から、何とか分かって欲しかったご先祖さんが居たのです」と説明しました。A さんの先祖は、たくさんの人から恨みをかってしまったようで、その真っ黒い固まりによってどんどん苦しさを増していたのです。A さんがなかなかセンターに来られなかったのも、そのせいだったようです。もう何百年も前から、何とか分かってくれる人は居ないかと待ち続けていたご先祖は、力を振り絞ってA さんをセンターに向かわせたのです。彼らは子供が生まれるたびに、「この子なら私達を救ってくれるのでは…」と思っていたかもしれません。ハイゲンキは家に光を送ります。それは使っていなくても、一定の光が徐々に持ち主を通してご先祖に光を届けるのです。そうやって代々家に続いて来た辛い歴史の繰り返しを取り除きます。先祖が苦しいからA さんも苦しいことが多くなり、子供が出来れば、その子も苦しむことになったかもしれません。私はA さんにハイゲンキをお勧めしたのでした。