白髪の話から

 6年程毎月通っていた床屋を変え、一大決心をして、知り合いの美容院に行って来ました。 私は、「男は床屋だ」との強いこだわりと、女性ばかりのところに入り難いという気恥ずかしさから、私にとっては少々高めのハードルでした。 「経験をすることで、いろいろな学びがあり、体験しないと分からないことがあるものだ」と、皆さんにはいつも言っていることですが、他の人にとっては何でもないことでも、当人にとっては難しい問題ということがあるものです。 美容院の体験そのものも貴重なものでしたが、その後、気づけることがありました。 私は、美容師さんとの話から、髪を染めてみることにしたのです。
 私の髪は、右側に特に白い部分があります。 私より上の中川家の人達を見ると、全員が白髪ですから、私も白くなって当然だと考えていました。 しかし、最も白い部分が右前の部分で、メッシュを入れているようになっていました。 会員の方からは、「そこだけ白くしてるのですか?」とか、逆に「素敵ですね」とか言っていただいていたのですが、右側前の部分は幼少の頃から、いつも気になるところだったのです。
 ところで、毎月発行している月刊ハイゲンキ誌では、巻頭対談のページがあります。 その時に撮る写真が、誌面を見開いた時にゲストの方と対談しているように写真をレイアウトする関係で、私は必ず右側からの顔写真と決まっているのです。 もう25年、このスタイルは変わっていません。 偶然のように右側です。 若い頃は、気がつきませんでしたが、近年、この白髪の部分が強調されるように見えてきて、年齢を感じさせるものですから、嫌な気がしておりました。
 美容師さんが「こんな感じになりました」と白髪だったところを見せてくれた時、3年前脳ドックで「右側頸動脈にプラークがありますが、小さいので来年また検査してください」と言われたことを思い出し、昔から、ずっとここにいたマイナスの氣と全てが繋がっていたと、妙に感じられたのです。
 私たちの体は、うまくできていて、マイナスの氣の影響を受けると、体には痛みや違和感など気がつけるような変化が現れるようになっています。 私の場合は、白髪だったようです。 脳ドックでプラークがあることが分かったので、それから私は毎年の検査と注意して氣を受けるようにしています。 
 マイナスの氣は、スキをみて少しずつ増えていきますから、早めにそれに気がついて、目に見える対策をしっかり施すとともに、真氣光を受ける時に氣をそこに集中させるようにして受けると良いのです。 私も白髪は染めましたが、頭の右側には今後も続けて氣を送るつもりです。