世界30ケ国で1000万部以上を売り上げたというベストセラーの映画化「ラブリーボーン」。
どこにもありそうな平凡で平和な家庭で幸せに育ち淡い恋心も芽生え始めた14歳の少女「スージー」が変質者に襲われ殺されてしまう。
そんな場面から始まるスクリーンなのですが・・・・。
突然天国へ召された「スージー」が家族へのメッセージも伝わらず、その不安と寂しさの感情は何とも言えない悲しみで胸をうたれます。
家族に自分を見て欲しい、恋もしたかった。
そんな思いの少女の天国での行動と地上での家族の犯人探しのサスペンスの同時進行が又ドキドキハラハラ。
現実世界では犯人は捕まらず少女の遺体も地中深く埋められ両親の元へは帰ることも出来ない酷なストーリーではあるのに映画は傷ついた家族の再生ドラマが描かれたり、好意を寄せてくれたボーイフレンドの新しい女友達の交流等。
又ヒロインの「スージー」が天国で犯人を恨み呪う事なく成長していく様が全編を通して暗さより希望を感じさせる位の感動を与え、なんとなく心が暖かくなるのも不思議です。
アカデミー賞の呼び声も高く必見です。
配給:パラマウントピクチャーズジャパン
(Sさん)
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