後に唱える誓いの言葉

 今日から神戸での11回目の真氣光研修講座が始まりました。
こちらの施設が「今月限りで取り壊し」ということで、これまで十数年の思い出も感じながらの開催となります。
今回は初めて受講される人も多いので、私は基本的なことも省かないで、お話ししようと思っています。
 ところで、基本と言えば講座で最初の講義は龍村先生が、呼吸など体の基本についてヨガの話をしてくれます。
呼吸無しでは生きてはいけないのに、普段は意識もしていないということで、初めて受講される方はけっこう目からウロコの話でしょう。
呼吸の話ばかりではなく、私もお恥ずかしい話ですが、年齢とともに体が以前より動かなくなって、何気なく動かしていた体にも意識が向くようになりました。
体は動かさないと筋力が落ちたり、硬くなったりします。
更には、体を動かすことにも癖があり、右ばかり使ったり、一部の筋肉ばかり使ったり、バランスが悪くなって痛みが出やすくなることもあります。
私の場合、一部の筋肉に負担がかかりコリが出やすくなる座り癖、どちらの足を先に出して体重を掛けるか等の立ち癖、無理・無駄のない姿勢…等を考えるようになり、左足ばかり使っていたこと、右腕側や背中に筋力はあるのに硬くなっていることに、ある時気がつき修正するように心掛けています。
若い時には適度に筋力もあり、体も柔らかかったので、無理もきいたということから意識もしていませんでしたが、永年の癖の蓄積で、将来痛みが出やすい、故障しやすい体にしてしまっていたと、反省した次第です。
 研修講座は、氣・体・心、三つの側面から、自分ばかりではなく周りをも幸せにできる人を養成するものです。
講座最終日、最後に唱える誓いの言葉に、「社会奉仕の誓い」というのがあります。
抜粋しますと「……今私は、自分の心身が整い、浄まり高まり、強まっていること、自分の生命(いのち)が喜んでいることを、実感しております。ただ今からの私は、『生活を即修業の場として、全てのご縁を師とし、最上の生き方の工夫と、努力をしながら』人間としての本当の生き方…を、一歩一歩実践し、自他共に、悦びのある道を歩み、広く社会に、寄与させていただくことを誓います」とあります。
特に私が気に入っているのは『』のところです。
真氣光のエネルギーを受けるとともに、いろいろな工夫点に気がつき努力していくこと、それが周りのマイナスの氣の環境をもプラスに変えていきます。
かつて研修を受講された方は思い出していただくとともに、今週末はお彼岸ですので、ご先祖との氣の距離が近くなりますから、そちらも意識していただければと思います。