死んでいる知識と、それを生かすには

 今日から熱海での2泊3日の真氣光研修講座が始まります。
会場の都合で急遽、いつもの伊豆山神社横の研修会場から、熱海港にある熱海海浜公園そばのホテルに会場が移りました。
少し早い桜の花が堪能できて、こちらも素晴らしいです。
ここのところ東京センターでの開催やオンラインでの開催でしたから、今回のような地方での開催は、昨年10月京都での研修以来ということで、私も少々わくわく気味です。
今回の受講者は、初めての人や若い人、オンラインでの参加という方もいらっしゃいます。
かつて受講した経験のある方は、行持集を見るなど意識をこちらに合わせていただいて、一緒に氣を受けてみるとよいでしょう。
 ところで、私は研修講座で配布している行持集は、受講後も活用して欲しいと言っています。
何回も読んでいるうちに、その意味の深さに気がつくことが多いのです。
その中でも、きょうは「実行の誓い」についてお話ししたいと思います。
行持集から抜き出してみましょう。
 『実行の誓い___行ずることを抜きにした教えは、無きに等しいものであることを、知らせていただきました。
行を伴わない知識は、死んでいる知識であるという事にも、気づかせていただきました。
真実を把握する道は、知行合一であることを 自覚させていただきました。
ただ今からの私は、すべてのことを、意識的に行じさせていただきます。
良き教えは数多く教えられております。
実行してこそ教えが生き、自分の身にもつくのであると知りました。
今からの私は、良き教えの実行者になることを誓います』
 ただ聞いているだけでは身につかない、行動に移さないと何も分からない。
だから意識的に行動するということです。
研修講座では、この「知行合一」、知ることと実際に行うことの両方を大事にしています。
氣や真氣光は、目には見えない科学でも捉えられない、有るのか?無いのか?分からないようなものです。
これは体験を通してしか知ることはできません。
また、氣を受けようとハイゲンキのヘッドを当てても、深く信じている人が当てた場合と、疑いを持つ人が当てた場合とでは氣の吸収量が違うように、氣は意識するということが非常に大きな鍵となります。
ですから、実行の誓いでは「意識的に行じさせていただきます」とあります。
私は、氣や真氣光のことを皆さんに教えるという立場ですが、いざ自分にそれを当てはめ、この研修講座で教えていることを毎日の生活の中で行じると、行じることでさらに未熟な部分が見えて来て、まだまだだと感じます。
「良き教えの実行者」を追求すること、これには終わりがないのだと思うのです。