(67)対岸の火事

 第2回オンライン研修講座を5/4〜6の期間で開催しました。
今回も参加者の皆さんのご協力のもと、「大」盛会のうちに終えることができました。
ありがとうございました。
これまで、なかなか真氣光のエネルギーが浸透していかなかったところにも、オンラインという毎日の生活の中で受講できたことで、たくさんの真氣光が届いたようでした。

 ところで、対岸の火事ということわざがあります。
当事者には大変なことでも、自分には少しの影響も、関係もないことのたとえですが、大きな川を挟んだ向こう側で、どんなに大きな火事が起こっても、こちら側では気づくことすらないかもしれません。
今回の新型コロナウイルスも12月初めの時点では、中国それも武漢にある市場という遠いところの「お話」としか、私たちの頭にはなかったのではないでしょうか?その時、対岸の火事にすることなく、そこから多くを学べれば、もっと準備ができて被害も最小限にできていたかもしれません。

 氣の観点からみると、このことわざは興味深いもので、私は「意識する」ということが鍵だと思っています。
より自分のものとしてリアルに想像し意識できるかどうかであり、意識できればできる程、氣は届きやすくなるものです。
オンライン研修講座では皆さんが、私との距離、参加者同士の距離、ご先祖様との距離、生活の場、その土地という場をとても近くに意識できたことで氣が届きやすくなったのです。

 また、氣を考えるうえでは、対岸の火事・意識を向けない方が良い場合もあるものです。
それは自分とは縁の遠いマイナスの氣です。
小さなマイナスの氣でも、いつもそちらに意識を向けられていくと、どんどん大きなものに蓄積してしまいますし、さらには強い大きなマイナスの氣と縁ができてしまうと、一時的にたいへんになってしまいます。

 私たちが取り込む真氣光は、無尽蔵にある宇宙からの目には見えない光のエネルギーで、自分の中に入ってくるばかりか周りにも拡がっていきます。
しかし、これには優先する順番があります。
自分もしくは周りの人が大変な状況で、とても暗いマイナスの氣に光がどんどん吸収されていては、いつかは解決するのですが、それまでこちらの身が持ちません。
ですから、縁の遠いところは時期が来るまで意識を向けなくても良いでしょう。
つまり、自分がより幸せになっていくために、より現実的な毎日の生活の中で縁あるところをしっかりと重視して、真氣光を受け洗心のための指標を参考に、光を増やす努力をすることです。
それにより、順に関係しているマイナスの氣に光が届き応援団となって、大きなマイナスの氣にも光が浸透していくのです。