ひとくち歳時記「福茶」

立春から始まる新しい年に初めて汲んだ水を若水(わかみず)と言って、健康や豊作、幸せを招く水とされています。
まず神棚にお供えをし、それから食事の支度や洗顔に使います。
その若水で淹れたお茶が福茶です。
煎茶やほうじ茶に、結び昆布や小梅などを入れたものです。
現代の家庭では井戸水など自然の水を汲むことは珍しいことですので、水道水でも若水として福茶を淹れるのも一興です。
(本社 加藤)