私が真氣光を何回も中継してきて、分かったことがあります。霊的な反応が出てくるときは、必ずその反応が一時的に強くなって、ある時点でピークに達し、その後どんどん弱くなって消えていくということです。先代も良く言っていたことなのですが、先代の言葉に代えると「消えるために現れる」ということです。これは何か霊的な反応が出るときは、例外なく必ずそのようになります。たとえば痛みが出てきたとしましょう。その痛みが霊的な現象で、何か魂の心の痛みであれば、それは氣を受けるうちにどんどん増してきて、あるときピークに達します。すぐに違う別の痛みが出てくる場合もありますが、その後弱くなって必ず消えていくのです。また、体ではなく心に表れる反応の場合、たとえば悲しみを訴えている魂であれば、その悲しみがどんどん強くなりピークに達し、その後同じように消えていくのです。ですから不思議ですが真氣光を受けるうちにどんどん強くなってくるマイナス反応であれば、それは何かマイナスに傾いている魂の影響と考えるのが良いでしょう。
私が以前20代の青年に氣を送っていたときです。最初は静かだったのに「てめー、このやろう、殺してやる」と突然大きな声を張り上げ、両手を振り回して暴れ始めたことがありました。麻薬中毒で喧嘩をして殺されたらしいのです。普通なら、怖くなってしまうでしょうが、何食わぬ顔でせっせと氣を送り続けました。一時はたいへんな状態という感じでしたが、その後次第に静かになり最後には、ご本人が我にかえり「何があったのか?」とビックリしておられました。
このような事が、何故起こるのでしょう。私は、心がマイナスに傾いている魂が、潜んでいられなくなって出てくる反応だと考えています。ご本人とは別の魂にしてみたら、いつまでもその体を自分の体のように使いたいと考えるでしょう。その場合には、ご本人には知られないようにしているのが一番良いのです。何か発見されるきっかけを見せるということは、その魂にとってはとても不利なことです。しかし、真氣光のエネルギーを受けるうちに、どんどん浮いてきて、発見されることになるわけです。その時こちらが不安に思うと氣の中継量が減り、向こうの思うツボ、こちらの心の乱れはすぐに見破られます。
ですから私は、ハイゲンキでも音氣でも、真氣光を受けていて強く出てくる一見マイナスの反応があれば、それは「効果が出ている、良かった!」と思うようにしています。反応が出て一時はつらいですが、その後は必ず軽くなるのですから。