(9)魂達は自ら氣づく

 以前、「エネルギー的にマイナスに傾いて身体がなくなってしまった魂の場合、エネルギー不足で自分で行動するというわけにはいかず、磁石と釘が引合うよう知らないうちに、波長が合う人や物に引き寄せられてしまうようなのです。」とお話ししました。私はたくさんの方々に真氣光を中継させていただいていますが、氣を受けているご本人とは全く別人格の方(魂)が出てくることがあり、その体験からいろいろな気づきがありました。私がその時、どのようにして魂達と接するかについて、少しお話ししましょう。
 原則的に魂達と無駄な会話はしないようにしています。話す内容についても咳やあくびと同じように、あまり気に止めないようにしています。まずは彼らが光に向かえるようにして差し上げることが第一の目標ですから、「個人的に知りたい」など興味本位な事柄は必要有りません。例えば、最初は苦しい苦しいと言われて出てくるのですが、そのうちに少し楽になると「事故で死んで、・・・・こんなふうに悔いが残っている」と訴える方がいます。真氣光を知ったばかりの頃の私は、「何の事故だろう」「どこで起きたのか?」「いつ頃の話だろう」等いろいろ聞きたくなったものです。聞くと、それなりに話し始める方もいらっしゃるものですから、ついつい長話になったりしました。(笑)これは「その方の苦労をわかる」という面では良いのですが、深入りし過ぎたり、目的からそれると、意味がありません。
 また、訴えている内容が「こんなふうに悔いが残っている」と言われれば、「悔いが無くなるように、どうにかして差し上げなければいけないのでは?」と、いろいろできることを考えたりもしました。しかし、自分達には、どうにもならないものが殆どです。また、どうにかなる場合でも、話を聞くことにより、そちらに氣を取られます。私は、そちらに意識が向いてしまうより、まずたくさんの光を送るという事に集中するようにし、魂達にも、それを自然にわかってもらうようにしています。そうすると魂達の自立を促し、「悔いのあったこと」が真氣光のエネルギーを受けているうちに、自然に「悔いる必要は無かったのだ」と、気づくのです。諭したり、教えたりなど何も話していないのに、真氣光のエネルギーが魂に入り込み、魂の状態が高く引き上げられるのでしょう。不思議な話ですが、魂自身が自ら気づくのです。<つづく>