真氣光を送っていると、氣を受けている人とは全く違った人格が出てきて、話し始める事があります。つまり、その人ではない、違う魂が話をしていると考えないと、どうにも説明がつかない現象です。そのような場合一番多いのは、痛い・苦しいなどの苦痛を訴える魂です。氣を受けている人が本当に苦しくなってくる場合もありますし、苦しがりながら冷静に自分を見られる場合もあります。後者の場合は、ちょっと不思議な感じがするかもしれません。痛い・苦しいと訴えながら、自分の心の中では「何でこんな事をしているんだろう」とか、声に出している言葉と反対に、何故か気持ちよい感じがするようなのです。
どちらの場合も、真氣光を受けていくうちに一時的にどんどん辛くなっていき、訴えもエスカレートしてきます。別人格の魂が浮いてきて、表面化してくるという段階です。その後、咳や涙、あくびやげっぷなどが出てくることがあります。このような症状がでてくると、だんだん苦しい感じは次第に薄れていきます。これは最初、外から入ってくる真氣光の波動と、そこにいる魂の波動があまりに違うために起こるのではないかと考えられます。
例えば、私たちも暗い部屋に居ながら突然すごく明るいライトで照らされると、眩しさと共に、これから何があるのかと不安で恐ろしく思えるでしょう。しかし、だんだんその明るさにも慣れ、自分がどのような状況にあるか認識し、次第に心地よく思えてくるのと似ています。魂にとっても同じような感じで、だんだん光のエネルギーが入っていくと自分自身が楽になると共に、同じように存在していた他の魂も急速にエネルギーを得て昇華していくのです。
その時に、身体の中からマイナスの氣を外に出す反応として、咳等が出るようです。そして、たいてい魂達は光が見えてきたと言います。痛みや苦しさが取れていき、周りがだんだんと明るくなるのです。軽く、暖かく、そして気持ちよい感じがしてくることもあるようです。そうなると、以前の苦しみから解放された歓びから、自然に有り難いという感謝の気持ちに変わります。自分が違う人の身体を一時的にも苦しめ、そして楽になれたことから、申し訳ないという感情が出てくることもあります。また、真氣光という光のエネルギーに対して、有り難いと思えたりするのです。さらには、自分がこんなに楽になったのだから、他の人にもこの歓びを伝えたいと思う魂もあります。つまり、真氣光のエネルギーにより、自分の苦痛という狭い部分しか見えなかった心が、より広い目で見られる心に変わるのです。