考え、気づいて、工夫をしてやってみる

 テレビを観ていたら、「大学の食堂に一人で食べる“お一人様席”が登場した」と、キャスターが話していました。
最近は、誰にも気兼ねせずに一人で食べたいという意見が多いようで、「友達がいない人」に見られるという、人の目も気になるのでは?というコメントもありました。
私の学生時代には、食堂で友人ができたり、情報交換の場だったものですから、少々ビックリでした。
そうかと思えば、電車の中で人目を気にすることなく化粧をする、物を食べる人もいるとか。
番組では、友人など自分に近い人の目は凄く気になるが、それ以外の人に対しては全く人目が気にならなくなる傾向があるとの分析でした。
 ところで、人の目を気にして何かノビノビとできなかったり、窮屈な思いをしたり、心からリラックスできないことは、誰にでもあることです。
また、全く人の目が気にならずに周りがどうであろうと、自分のペースでしたいことをしてしまうというのもありますが、氣の観点から言うと、どちらもあまり望ましくない状態だと言えます。
前者の場合は、自分に自信がなく、いつもどうして良いのかがわからなく、他の人の評価によって、それを確認している場合です。
それは、「両親など他人から言われたとおりに行動すること」にすっかり慣れてしまい、「自分で考えて行動すること」があまりなくなってしまっている状態かもしれません。
でも心の中には、他人から「こんな風に見られたい」という理想の自分がいるために、つい人の目を気にしてしまうのです。
それは、いつも自分の意志が弱い状態、つまり魂のエネルギー(氣)が弱くなってしまうので、強いマイナスがあれば必ずと言っていいほど影響を受けてしまうことになります。
とても良い環境にいることができれば問題はないのですが、もしそうではない場合には、マイナスの氣の影響を受けてしまうので、とても生きづらくなってしまいます。
 だから、少しずつでもマイナスをプラスに変える練習を、若い時からできるようにしていくのが良い事なのです。
どんなことでも自分で考え、気づいて、工夫をしてやってみる。
これができるようになることが、より良く生きるためには、とても重要なことです。
うまくやろうとか、得をしようとか、何か自分にとってラッキーなことだけ考えていたのではマイナスの強いエネルギーに、やがては取り込まれてしまいます。
また、後者の全く人目が気にならない場合は、すでに強いマイナスの氣の影響を受けていると考えられます。
どちらの場合も、真氣光が後押しをするように作用して、出来ないことも少しずつ変わりますので、工夫して氣を受けてみることなのです。
(中川 雅仁)
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