私は日曜日の夜遅く、広島県は宮島での研修講座を終えて帰京しました。
宮島の自然溢れる景観から一転して高層ビルが建ち並ぶ東京の夜景を目にして、一瞬タイムトンネルにでも入ったような少々おかしな感覚になりました。
研修講座が開催された宮島は、先週号でも書きましたように、歴史ある土地です。
そして今回もご縁のある人が集まってくださいました。
源氏と平氏、さらには戦国時代の戦、あるいは太平洋戦争等、人類が繰り返してきた「戦い」というものに何らかの縁があった人、また先祖に直接関係が無くても何かの繋がりがあったのでしょう。
その中には未だ苦しみの中にいる魂もいて、それらが真氣光のエネルギーによって浮かび上がるのですが、その結果光が届き、辛さ苦しさが消えて光の方向に進めるようになるのです。
強い恨みを抱く魂、受けた仕打ちに対し許せない思いを強くしている魂も多いのです。
そして、そのような魂たちの存在が、生きている私たちを不幸に導くということがあるものです。
たとえば理不尽な事件や事故に遭遇したり、会社・親戚・友人という人間関係が悪くなるなど「許せない」「許さない」出来事によって、人の心を重くするのです。
「時が解決してくれる」という言葉がありますが、今回の研修で光になった魂の平安時代からの「許さない」という思いは、800年以上も続いていたのです。
ですから「解決してくれる」とは、何もしなくても放っておいて解決されるということではなく、解決の方向に気持ちを向け、いろいろと角度を変えて努力した結果そうなるということです。
そして、今回研修で教えられたことは、どんな時にも、ただ闇雲に時を過ごしてはいけないのだということです。
なぜなら、何も良い方向に意識を向けずに過ごしていては、結果は変わらないばかりか、少しずつ自分の気づかぬうちに悪い方向へと引っ張られることにもなるからです。
自分自身の今の人生は一度きりです。
だから何かをする前に、諦めたり、言い訳をして、ただ人生を何の努力もなく生きてはいけないし、人と比べて諦めてもいけないのです。
今これからやることは、常に新しいことであり、進化し未来に向かっているからです。
何も変わらないなんてことはなく、自分が動くことで見えないエネルギーは動くのです。
皆、この世の中で、それぞれに重要な役割を担っています。
誰一人として必要のない人などいません。
ただ生き方が少々分からないということがあるかもしれませんが、それもまた真氣光のエネルギーが応援してくれることで変わるのです。
(中川 雅仁)
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