4月の研修講座に参加した後、ジョギングを始めました。
まだ、少ししか走れませんが、30年も前のことを思い出すことができました。
高校の体育のマラソンの時間のことです。
スタートに並んだ列の一番後ろに私はいました。
その隣に、普段話をしたことのない友達がやって来て、「一緒に走ろう」と声をかけてくれたのです。
運動部に入っている彼女の言葉の意味を、その時の私には理解できませんでした。
二人は並んでスタートしました。
でも途中私はいつもどおり、脇腹が痛み出し、歩き始めました。
並んで走っていた友達は、皆について走って行ってしまいました。
“『一緒に走ろう』って言ったのに、やっぱり私を置いて行ってしまったわ。”その時の私は、そんなことを考えていました。
でも、今思えば、私が彼女の立場だったらやっぱり皆と一緒に走って行っただろうと思います。
今、私は彼女に“一緒にスタートしてくれて、ありがとう”と言いたい。
そして、私も“『一緒に走ろう』と声をかけられる人になりたい”と思いました。
(Mさん)
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