東京では、そろそろ桜の花が散り始めているところです。
街中のあちらこちらで、研修生などの名札を付けて新社会人と思われる若い人たちと出会う機会が増えました。
また我が家のそばには大学があるので当分の間、新入生と思われる学生さんたちで駅前が大混雑しそうです。
この季節には、若い人たちばかりではなく私たちのような年代でも、人や場所、さらにはモノとの間に新しいご縁を作る機会が増えるのではないでしょうか?
ところでこの「縁」ですが、私は常々「ご縁を大切に」とお話ししていますが、実に不思議なものであり、氣の話抜きには語ることは出来ません。
今日は少し解説をしたいと思います。
どんな人も心や意識に合わせた見えない氣のエネルギーを発していますが、それが周りにあるプラスやマイナスの氣と同調して引き合います。
ですから、どんな人と縁を繋ぐかは自分が今何を考え、どういう心持ちでいるかで決まるものであり、さらにはどんな行動、生き方をしているかで縁は変わってくるのです。
ですから日頃からプラスの氣の応援が受けられるように真氣光をしっかり受けると共に、心をプラスの方向に、つまり良い氣を発せられるようにしたいものです。
しかし、ここで間違ってはいけないのは、自分の思い通りの縁を引き寄せられると思ってしまうことです。
例えば、誰かと縁を繋いだとすると、それはその人とだけではなく、その人に関わっているいろいろな見えないもの達とも縁を繋ぐということで、それはとても複雑なエネルギーの状態をしているのです。
だから少しでも、いや出来る限り良い心持ち、プラスの心、正しい心を持って、その人と接しなければ、その人の持つ複雑なエネルギーの中のマイナスのものと、縁を繋ぐことになってしまい、一度マイナスの方向で縁を繋いでしまうとなかなかプラスとは繋がらなくなってしまうのです。
どんな人にも、表と裏とも言えるようなプラスとマイナスの面があるものです。
私たちは、たとえマイナスの面がよく見えてしまう人がいたとしても、その人の表つまりプラスの面を見て縁を繋いでいく努力が必要で、それができれば、その人にもプラスのエネルギーが伝わり、やがてマイナスの部分が少しずつプラスに変わって行き、もっと良い関係を築くことができるのです。
しかし、それでも悪い面ばかりがどうしても気になり自分が苦しくなるときには、少し距離をおいたり時間をかけたりして、真氣光を受けることで自分のエネルギーを高める必要があるでしょう。
どんな場合にも、ご縁のあった人が良い・悪いではなく、すべては自分次第ということなのです。
(中川 雅仁)
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