私は、全国あちらこちらに行っていますが、駅や空港など毎月一回は通るようなところばかりですので、道を間違えたり方向音痴などにはならない自信があったのです。ところが先日のこと、セッションが終わって次の目的地に向かうため、列車を利用して空港に向かおうとした時のことです。時間があまりなくてホームに駆け下り、咄嗟に来た電車に飛び乗ったのです。「良く乗れたなぁ」と思いながら、周りの風景に目を向けていると、何か変な感じです。しばらくして反対方向に向かう列車に乗ったことに気がつきました。次の駅で降りて乗り換えれば良いのですが、快速なのか、一駅が長く、全く止まりません。その間、私はどんどん心配と焦りの心が湧き上がってきたのでした。7時を少々回っていましたので、最終便の飛行機に乗れるかどうか・・・。それに乗れないと、明日のセッションには間に合いません。そう考えるとハラハラ、ドキドキして落ち着きません。しかしそのうちに、次の駅で列車が止まるまで私には何も打つ手がないのですから、諦めることにしたのでした。音氣を取り出して、運を天に任せることにしたのです。よく考えるとサラリーマン時代の私には、こういう考え方ができませんでした。考えてもどうしようも無いことを、あれこれ心配して、良い意味で「おまかせ」できなかったのです。結局その日は、15分後に次の駅で降りられ、反対側のホームに回るとすぐに列車が来て、飛行機にはギリギリで間に合い、事なきを得たのでした。その時、ある日の会長セッションでの出来事を思い出しました。私が氣を送っていると、氣を受けている人とは全く別な人(魂)が、その人の口を借りて出てきました。『最近、俺がどんなに苦しめても、こいつは「まぁいいっかー」って言っている。だから俺は、とことん痛くしてやったのに、こいつはトンと気にしない様子で「まぁいいっかー」っていう調子だ。心配なことを作ってやっても、どんなに辛い目に遭わせても「まぁいいっかー」、とうとう俺も根負けした。さらにはこいつ、最近とんでもない決心をしてしまった・・・。』と光の世界へ行ったのです。その方は、その日、ハイゲンキのバージョンアップを頼んだらしいのです。自分自身の心のマイナス部分に同調して、マイナスの氣が心配や不安な気持ちを起こさせます。彼らは、なんとかしてマイナス方向に引っ張ろうとするのです。しかし日頃真氣光を受けることで、考えて行動しなければいけないことと、「まぁいいっかー」と<おまかせ>しなければいけないこととの切り替えができるようになるのだと思います。皆さんはいかがでしょうか。