神戸に、たくさんの光が届きますように

私にとっては今年早々の一大イベント、新しい場所・つくばみらい市での真氣光研修講座が、受講生の皆さんのお蔭で16日感動のうちに終了することができました。皆さん、ありがとうございました。研修最後の日、いいとこ探しの時間に、大阪から来ていた受講生の一人が阪神大震災の話をしたのです。私は研修講座への連日の準備と初めての場所での研修に心が奪われていて、その時まで明日17日が12年前の震災の日だということをすっかり忘れていたのです。彼女の言葉にハッとさせられました。というのも、偶然にも研修講座が終了した翌17日は、月刊ハイゲンキの対談取材で芦屋にある甲南女子大学の奥田和子教授を訪ねる予定になっていたからなのです。17日朝、行きの新幹線で私は、音氣でたくさんの氣を受けました。最初、頭に浮かぶのは、突然の出来事で命を落とされた方々の悲しみや辛さです。12年の歳月が経過しましたが、まだまだ光の必要性を感じ、被災された皆さんに少しでも光が届くように祈りました。気のせいか京都に着いたあたりから私に伝わってくる感じが変わってきて、新大阪に着いた頃は、すっかり明るい感じになったのです。キャンパスは、遠くに神戸の街が見下ろせる高台にありました。不思議なご縁を感じながら、これからも震災という出来事を決して忘れてはいけないと思いながら、心の中で氣を送りました。大学は女子大ですので、足を踏み入れた経験の無い私は少々緊張しました。被っている帽子、履いている靴、通り過ぎる学生が、私の卒業した学校とは随分違います。私は小学生の頃、極度の緊張症で、特に女性の前では顔が真っ赤になって何も言えなくなるほどだったものですから、何処か緊張してしまうのです。しかし奥田先生はとっても親しみやすい方で、「宗教からみた食のあり方」についてリラックスしてお話を聞くことができました。私の氣の話にも興味を持っていただいて、対談の最後には「もう一ヶ月早かったら生徒に講義をしてもらえたのに」というお言葉をいただきました。お若く見えた先生も70歳とのこと、この3月で退官されるというのです。「こんな良い先生が居なくなるなんて、学生達も寂しくなるだろうな」と思いながら、私は女子学生の前で極度に緊張して講義をする自分自身の姿を想像して、「一ヶ月遅くて良かった」と胸を撫で下ろしたのでした。そのことを妻に言うと「あなたは少し自意識過剰。あなたのような叔父さんは、学生達にとってはその辺の壁ぐらいにしか思っていないわよ」とのお言葉。(笑)対談の模様は月刊ハイゲンキ3月号に掲載予定です。お楽しみに。