お彼岸を過ぎてーー感謝を続けるということ

お彼岸には、仏壇に手を合わせたり、お墓参りに出かけたりして、ご先祖への感謝を新たにされた方も多いのではないでしょうか。
すでに亡くなったご家族に思いを向ける時期です。
私自身も、父母をはじめ先に旅立った家族のことを思い浮かべながら、氣を受けました。
亡くなった家族と心の中で向き合っていると、心が澄んでいくような感覚があります。
それは、亡くなった方を思う気持ちがプラスの氣持ちであり、そしてそれが良い氣を引き寄せるからだと思います。
仏壇に手を合わせる、お墓参りに行くーー形はさまざまですが、共通しているのは、亡くなった方を思う時間そのものが、私たちの心をプラスへと向けてくれるということです。

 こうしたことは、お彼岸に限ったことではありません。
真氣光研修講座に参加したときも、同じような感覚を持つ方が多いようです。
研修講座では、石井光先生が「していただいたこと」「して差し上げたこと」「迷惑をかけたこと」、過去のさまざまな出来事に思いを向けて振り返る内観法を教えてくれています。
そうして振り返っていくうちに、自然と感謝の気持ちが湧いてくるものです。
たくさんの氣を受けながら、洗心のための指標にあるプラスの氣を引き寄せる心の持ち方を、いつもより多く実践するからこそ、心が澄んでいくのです。
逆に言えば、感謝の気持ちを持つことばかりでなく、洗心のための指標にあるマイナスの氣を引き寄せやすい心ーー咎めや不満、苛立ちといったものーーを、日々少しずつ減らしていくことも同じくらい大切だということです。
プラスを増やすことと、マイナスを減らすこと、この両方が揃って初めて、澄んだ心が長続きするのだと思います。

 今の自分を良い方向に変えていくには、こうした心の持ち方を、続けられる小さな習慣にしていくことが近道です。
たとえば、朝起きたときに、すでに亡くなったご家族の写真や仏壇に向かって、心の中で「今日も一日、ありがとうございます」と語りかけてみる。
日中、誰かに咎める気持ちが湧いたときは、一呼吸おいて、その人の良いところを一つ思い出してみる。
夜、眠る前に、していただいたことや、今日あった良かったことを一つだけ振り返る。
どれも数十秒あれば十分にできることですが、毎日続けることで、確かな積み重ねになっていきます。
感謝を増やすこと、咎めを減らすこと等々、増やすことと減らすことの両輪を少しずつ続けていくこと。
お彼岸や研修講座といった節目をきっかけに、それを日常の中でも続けていくことが、澄んだ気持ちを保っていく力になるのです。