亡くなった母から教わった歌『早春賦』

中川貴恵先生による趣向を凝らした映像と共に送られて来る、エス・エー・エスの会員用サイトの中の“今月の歌”。
毎月とても楽しみにしています。
2月は『早春賦』でした。
私は小さい頃から明治生まれの母からいろいろな歌を教わりながら大きくなりました。
『早春賦』もそのひとつです。
「春は名のみの…」で、始まる詞とメロディーは、子供心に「難しいなぁ」と思っていた事を覚えています。
でも大好きな歌のひとつでした。
今回はアカペラで歌われていらして、純粋に歌だけを楽しめました。
母は30年ほど前に亡くなり、普段は思い出す事も少なくなりましたが、歌をきっかけに、懐かしく母を思い出し涙が溢れました。
そして歌を聴く事により沢山の光が母のもとに届いたに違いないと確信し、「放っておいてゴメンね」と心の中で謝りながら歌を聴いています。
これからも“今月の歌”を楽しみにしています。
(京都府 Yさん)