氣力も真氣光が後押しする

 東京は、お花見の季節になりました。
あいにく今日は天気が悪いのですが、会社の近くの公園にも桜の木があり、綺麗な花をつけておりました。
今月の氣配り画像は、先日撮った桜の写真です。
進学、就職のシーズンですが、新しい生活に胸躍らせている人、家族が新生活を始める人も多いのではないでしょうか。
真新しいスーツに身を包んだ新入社員らしき若者が先輩と一緒にカバンを持って会社周りをしており、それを眺めながら私も、25年以上昔の新入社員時代を思い出しておりました。
 私は学生時代の成績から判断して優秀なタイプではなかったので、「体力で勝負」と自負する新入社員でした。
しかし配属先は忙しいところだったので残業、残業の毎日で、3年程そんな生活をしていたら、だんだん疲れが溜まってきたのか体力が低下し、さらに数年で気力も落ちてしまいました。
私の上司、当時はまだ課長でしたが、今思うと気力の人でした。
問題山積みのところを、どんどん突き進むというタイプで、随分いろいろな事を教えてもらいました。
今、氣のことを仕事にしているのですから、当時教わった気力も、必要なことだったのです。
 気力とは、辞書で調べると『困難や障害に負けずに物事をやり通す強い精神力。気持ちの張り、気合い。』とあります。
つまり心が持っている見えないエネルギーですから、氣の一種であり、氣力とも言えるでしょう。
 5月号の月刊ハイゲンキ誌の対談ページには、その氣力で突き進んでいるアートディレクター水谷孝次氏に登場いただきました。
北京オリンピックの開会式に、ご自分の笑顔の傘の企画を、中国政府がなかなか許可を出さないところ、氣力で実現させた経験をお持ちの方です。
 また、先代も氣力の人だったように思います。
どんなに逆境に陥っても持ち前の精神力で乗り越えて、真氣光の基礎を作りあげました。
 私は、自分の性格を分析すると、氣力で・・・と言うよりは、すぐ気弱になりがちです。
洗心の指標の「いつも心に持つべき感情」(強く、明るく、正しく、我を折り・・・・)一番目にある「強く」が、いつもテーマです。
 しかし、真氣光をやることで、“常に”というわけには行きませんが、どうしても必要な“ここぞ”という時には、何とか心を強く持つことができて、ピンチも切り抜けられているような気がします。
これから新生活を始められる方も、そうでない方も、人生にはいろいろな困難な事があるかと思います。
真氣光を利用して、ピンチに陥った時にも氣力で乗り切ってほしいと思います。
(中川 雅仁)
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