(57)人間万事塞翁が馬

 今しがた宅配便でステレオのリモコンが届きましたので、今日はこの話にします。
私は、テレビを見るよりはステレオで音楽を聴いているほうが多いのですが、先日ステレオのアンプの電源が入らなくなりました。
「氣のせい」かと思い、数々の対策を試みましたがダメで、仕方なく宅配便でメーカーに修理に出したのです。
1週間程すると、アンプ本体のソフトをバージョンアップしたら正常になったということで、無料で戻って来ましたが、同梱したはずのリモコンが入っていません。
電話で確認すると、メーカーで紛失したということがわかり、最新型の機能アップしたリモコンが送られて来たというわけです。
結局、私は宅配便に出した僅かなお金で、新型リモコンが手に入ったわけで、すごく得をしたことになるのですが、人生は長いもの、「人間万事塞翁が馬」ということわざを思いだしたところです。
 このことわざを辞典で調べてみると「吉凶も禍福も予測は不能なので、災難も悲しむことはなく、幸運も喜ぶことではないということ。
中国・漢代の故事」とあります。
私たちは、ついつい短いスパンで、運がいいとか、悪いとかと物事を捉えてしまいます。
特に、悪いことが目の前に現れた時に、「どうして!」とマイナスの気持ちになってしまうのです。
しかし、それは良くなる前に起きることかもしれませんし、さらに長い目で見ると、何が幸か不幸かわかりません。
そんなことに一喜一憂することなく、私たちを生かしてくれている大いなる存在に対し、何事にもただ感謝する姿勢が大事なのでしょう。
 私たちの周りには、私たちを応援しようとするプラスの氣と、私たちの邪魔をするように働くマイナスの氣が存在していて、自分の気持ちに応じて、それらの影響を受けるのです。
プラスの氣ばかりではなく、マイナスの氣もあるのですから、良いことが起きて有頂天になっているとマイナスの氣に足をすくわれますし、悪い出来事が起きた時には、気持ちを切り替え良いことに意識が向かないと、プラスの氣の応援は受けにくくなってしまいます。
たいへんな時に、なかなかそれは難しいのですが、私たちには真氣光があるので、ヘッドや氣グッズを使って、まずはプラスの氣を取り入れて欲しいのです。
「いいとこ探し」をしようと努力を続けるうちに良いことが見えてきます。
 幸?不幸?…最終的に体を失った後、光のほうに行けるか、暗くて苦しいほうに行ってしまうか、なのだと思います。
それまでの間、少しでも自分と自分の周りの氣を明るくできるように日々を過ごすことだと、私自身も精進の日々です。
(中川 雅仁)
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