失敗からも多くを学ぼう

 氣のことを知ると、いろいろなことに気づきやすくなり、それが学びになるものです。
真氣光のプラスの氣を受け、自分の氣が変わることによって、引き寄せることが良い方向に変わるので、良いこと、良い出合いが多くなり、そこから大きな学びに繋がることが増えるからです。
しかし、良いことだけが学びではなく、一見悪いこと、失敗なども悔いるだけでは、それを見逃してしまいます。
そこには大きな飛躍に繋がることが、たくさん隠れているのです。
 日本では、「失敗は恥」と見る傾向があったり、一度失敗したら成功できないなど失敗を許さない社会構造になっていると言われています。
何事に挑むにも、失敗しない覚悟を持ってあたることは良いでしょうが、だからといって必ず成功できるというものでもありません。
昔の武士は、失敗することによって腹を切らなければいけない事態に追い込まれることもあったでしょう。
逆に、潔く腹を切って、自ら全てを終わりにしようということもあったかもしれません。
しかし多くは、それで終わりにはならず、亡くなった後も後悔など苦しみを抱えた魂となってしまうのです。
また、そのような魂が、マイナスの氣となって、私たちに影響を与えていることがあるものです。
 失敗することの裏には、応援しているプラスの氣と、足を引っ張るように働く多種多様なマイナスの氣、双方の力のバランスがあるものです。
マイナスの氣は、ちょっとしたきっかけからオセロのコマを少しずつ黒にして、ある時一気に黒へと、形勢を失敗のほうに持っていくということになります。
そこで着目したいのは、少しずつ黒にされている…、つまりマイナスの氣が付け入る隙となる要因がいろいろあるということです。
ですから、失敗したときに、そこから学べることは一つではないということになります。
そして、たくさん気がつければつけるほど、次のチャンスは成功に近くなるというわけです。
 失敗したときに、マイナスの氣持ちが強いと、それに囚われ、後悔だけになってしまい、そこから学べなかったり、一つでも気がつくと安心して学びが少なくなってしまいます。
それは、強いマイナスの氣の影響を受けているということですから、真氣光を受け、多くを学ぼうという視点をもって次に備える、将来の成功を考えることなのです。
 そして自分にそれができると、他人の失敗にも寛大な心で受け止められるようになります。
カタチは違っても、自分にも失敗があって、そこから学んできているのですから、他の人も同じことです。
いかに自分も周りも魂が輝けるほうに向かって多くを学べるか、それをプラスの氣が応援してくれているのです。
(中川 雅仁)
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