私が真氣光のエネルギー(氣)を送っていると、氣を受けている人の口を借りて、既に亡くなっている人が苦しみを訴えるようにして出てくることがあります。
氣を受けている人を通して届く光が、まず先祖など、その人に縁の深い魂たちの苦しみを消していき、そして、ある所まで光が入っていくと次第に、その家に恨みの気持ちを持った魂などにも光が届き始めます。
このような恨んでいる魂たちは、先祖も苦しめ、さらにはその子孫である私たちをも苦しめたいと思っているものです。
彼らが口を揃えて言うのは「なぜ裏切った」「卑怯なことをした」「自分達ばかりが良い思いをした」「俺たちの苦しみが分かるまい」…自分達が苦しいから恨んでいるわけですが、「俺たちの思いがわからないのか、思い知らせてやる」と私たちの体に痛みを与えたり、良くない事を起こすなど、無言の圧力をかけてくるのです。
「お前達が悪い」と一方的にマイナスの思いを向けてくる魂達ですが、魂の光を失っていると聞く耳を持てないものですから、私たちは真氣光を受け、光を届けることによって彼らの気持ちを変え、最終的には納得して光の世界に行っていただくということをしているわけです。
このような恨みを持っている魂達は、私たちの身の周りにも、彼らが苦しんでいる状況と同じようなことを作ります。
今の時代、誰かを呪ったり、誰かに恨みを持つようなことは滅多に起こりませんが、憎しみや怒りの気持ちが出てくること、そこまでの強いマイナスの気持ちではなくても、不平や不満、咎めの気持ちになることは良くあることでしょう。
特に、相手の気持ちを考えることなく一方的に咎めるということには注意が必要です。
「こんなことは常識だから分かるはずだけど、なぜわからないのか」と、自分が正しいという気持ちがあるから、相手を咎めていても悪いことをしているという気持ちにはなりません。
確かに非があるのは相手かもしれませんが、聞く耳を持たず一方的に相手が悪いと思う状態、これは恨みを持っている魂つまりマイナスの氣と同じ発想なのです。
自分自身の咎めの気持ちに気づいたら、マイナスの氣の影響があるかもしれないと意識して、氣を受けながら減らす努力をしてみましょう。
体が亡くなってしまうと、話すことはできませんが、生きている私たちは話をすること、自分の気持ちや思いを伝えることができます。
お互いに伝え合って、コミュニケーションを深めようと心掛け、お互いの間にあった壁を低くしていくことができるはずです。
真氣光を受けることも大事ですが、自分の気持ちを変えようと努力することが、早くマイナスの氣をプラスに変えるコツなのです。
(中川 雅仁)
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